ハリウッドの舞台は日本にも！日本が出てくるハリウッド映画

出典：http://sakurajadehouse.com/

ハリウッド映画を見るときの楽しみは、異国情緒あふれる背景にもあります。ですが、今回は日本を舞台にした映画をご紹介します。見慣れたいつもの風景も、ハリウッド映画を通してみると少し違って見えるんです。

日本を舞台にしたボンド映画『007は二度死ぬ』

アメリカとソ連が宇宙開発競争を繰り広げている最中、両国の宇宙船が謎の飛行物体に捉えられるという事態が発生。お互いを犯人として一触即発となる中、イギリスのMI6は、謎の飛行物体が日本周辺から飛び立っているという情報を掴みます。ジェームズ・ボンド（ショーン・コネリー）は情報を確かめるべく来日。公安調査庁のトップ・タイガー田中（丹波哲郎）や謎の女性アキ（若林映子）と接触します。

日本が舞台となったボンド映画です。1960年代の、まだ日本という国のなじみが薄かった時代の作品ですので、奇妙奇天烈な日本描写はご愛敬。丹波哲郎ら日本人キャストがかなり修正を加えていますが、ちょっと不思議な日本を垣間見ることができます。

ホームズと日本の関係とは？『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件』

名探偵として名を馳せたシャーロック・ホームズ（イアン・マッケラン）も、今は93歳。養蜂をしながら静かに暮らしていました。しかしホームズにはある心残りがあります。それは、ホームズが引退するきっかけとなったアン・ケルモット夫人の事件。助手のワトスンが書いた小説の結末は、実際とは違ったものだったのです。しかし年のせいか、ホームズは実際の結末を思い出すことが難しくなっていました。記憶を取り戻すため、ある物を求めてホームズは日本へやってきます。そこでホームズは梅崎（真田広之）と出会います。

真田広之が、ホームズとの因縁を持つミステリアスな男性を演じた作品です。実は、原作でもホームズは日本にゆかりのある人物。彼が使う武術「バリツ」は、日本式の格闘技だとされています。研究者の間では柔道のことだという解釈が一般的です。柔術、武術の誤記とする説や、柔術とステッキ術を合わせたバーティツの誤記とする説もありますが、いずれにせよホームズが日本式の格闘技を学んでいたことに間違いはありません。

壮絶な女殺し屋の復讐劇『キル・ビル』

世界トップの殺し屋として君臨していたザ・ブライドは、妊娠を機に裏家業から足を洗います。幸せいっぱいのザ・ブライドでしたが、結婚式のリハーサル中に所属していた暗殺組織の襲撃を受け、夫とお腹の子を殺されてしまいます。自身も激しいリンチを受け、昏睡状態に。5年後、奇跡的に目を覚ました彼女は、襲撃してきた殺し屋たちとかつての自分のボスに復讐するため動き始めます。

クエンティン・タランティーノがメガホンを取り、千葉真一が女優達にアクション指導をした作品です。脇を固めるキャストにはルーシー・リューや千葉真一、栗山千明など日本人キャストも多数出演しています。

日本発のゲームが原作の映画シリーズ『バイオハザードIV アフターライフ』

T-ウィルスと呼ばれるゾンビ化ウィルスにより、人類は滅亡の危機に瀕していました。T-ウィルスを作り感染を広めているアンブレラ社は、渋谷の地下に築いた巨大要塞でウィルスの研究と実験を繰り返しています。ウィルスによって超人的な能力を得たアリス（ミラ・ジョヴォヴィッチ）は、アンブレラ社と闘うため地下要塞を襲撃。しかし、襲撃を予期していたアルバート・ウェスカー（ショーン・ロバーツ）に血清をうたれ、アリスは超人的な能力を失ってしまいます。

日本発のゾンビアクションゲームの映画化作品です。日本は敵組織の研究所がある場所として登場します。中島美嘉が日本での第一感染者として登場。今年12月にはシリーズ最終章となる『バイオハザード：ザ・ファイナル』の公開が決定しています。

忠臣蔵を下敷きにした歴史ファンタジー『47RONIN』

赤穂の国に暮らす異邦人カイ（キアヌ・リーブス）は、行き倒れていたところを赤穂城主である浅野内匠頭（田中泯）に救われた過去を持っていました。世話になったことから、常々浅野親子に対して恩返しをしたいと考えていましたが、その容姿のせいで、大石内蔵助（真田広之）をはじめとする侍の集団からは、粗末な扱いを受けています。
そんな折、将軍綱吉が赤穂の国を訪れることになり、浅野たちは忙しく準備をしていました。しかし、隣国の吉良（浅野忠信）が豊かな赤穂の地を狙って、側室のミヅキ（菊地凛子）の妖術を使い一計を案じていたのでした。

日本でも有名な赤穂浪士討ち入りを題材に、キアヌ・リーブス演じる異邦人を加えた歴史ファンタジー作品です。海外映画でも活躍する日本人俳優が参加しています。

出典：http://cinemaisland.blog77.fc2.com/

日本を舞台にしたハリウッド映画をご紹介しました。いかがでしたか？ユーモアたっぷりに描かれる日本や、外国の感性を通してみる日本で、新たな日本の魅力を再発見してみては？