「夜」が舞台の、静かな気持ちになる映画を集めてみました

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「夜」が舞台の、静かな気持ちになる映画を集めてみました。一つの夜空の下、たくさんの人たちが各々の人生を歩み、想いをめぐらせています。その”夜”という世界観を巧みに演出し、キャラクターの心情や気持ち、ストーリーの奥深さや物語に彩りを添えている5作品を紹介します。

等身大の高校生の姿を、正面から描いた『夜のピクニック』

24時間をかけて80キロを歩くという高校の学校行事を通し、そこで巻き起こる友情や葛藤を描いた作品です。多部未華子と石田卓也演じる2人は、クラスメートでありながら、異母兄弟であるという微妙な関係性。2人に対して、告白を促す同級生たち。ただ、歩き続けるというシンプルなストーリーですが、そこには葛藤や悩みが尽きない10代のリアルさがあり、前に進みながら「答え」を探し求めようというポジティブなメッセージを内包しているかのようです。美しい夜の風景とともに楽しめる、青春物語です。

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多部未華子の切ない表情と演技に注目

誰もが知っている宮沢賢治の代表作をアニメ化『銀河鉄道の夜』

宮沢賢治の同名小説を、ますむらひろしがマンガ化し、それが映画化されたのが本作品です。1985年に公開された作品で、いまだにファンが多い隠れた名作です。登場するキャラがすべてネコという、不思議で幻想的な世界観が話題となりました。また、主人公ジョバンニの声を担当したのは人気声優の田中真弓(ドラゴンボールのクリリン、ワンピースのルフィ役として有名)。声優陣がとにかく豪華で、物語に引き込まれます。

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星祭りの夜に、突然現れた銀河鉄道。ネコたちは、銀河鉄道に乗って旅に出ます。

ウォン・カーウァイの映像美が光る、男同士の『ブエノスアイレス』

映画『ブエノスアイレス恋愛事情』予告編

ゲイの恋愛を残酷なまでにリアルに描き出した香港映画。舞台は南米のアルゼンチン。愛しあいながらも、傷つけあい、別れを繰り返してしまう2人。ブエノスアイレスの町並み、アパートの部屋、タンゴバーで踊るカップル。夜を通じて彩られる風景は、どれも美しく、そして狂おしいほどに切なく映ります。鬼才ウォン・カーウァイ監督が表現する映像美と、斬新な演出は一度見たら忘れられません。

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出典:http://tetsu-eiga.at.webry.info/201310/article_3.html
香港の大スター、トニー・レオンとレスリー・チャンのW主演が話題に

1920年のパリにタイムスリップ!?ウディ・アレンの『ミッドナイト・イン・パリ』

映画『ミッドナイト・イン・パリ』予告編

2011年に公開された、ウディ・アレン監督作。1920年代のパリを愛する作家志望の脚本家が、ひょんなことからタイムスリップし、憧れの作家ヘミングウェイや画家のピカソ、ダリらと出会います。夕暮れや静かな夜のパリの風景を、思う存分楽しめるところも本作のみどころの1つ。ロマンス溢れるストーリーとともに、美しいパリの夜景に心酔することでしょう。

ブルーベリーパイを食べたあの夜が、私を変えた。『マイ・ブルーベリー・ナイツ』

マイ・ブルーベリー・ナイツ(予告編)

ウォン・カーウァイ監督の手腕が光る一作で、夜のカフェのシーンが魅力的です。失恋して失意のどん底にいたエリザベスは、とあるカフェで食べたブルーベリーパイによって癒されます。そして元カレへの思いを断ち切るため、一人旅に出たエリザベスはさまざまな場所で人と出会い、成長していきます。ブリーベリーパイを薦めるカフェオーナー役にジュード・ロウ、その他ナタリー・ポートマン、レイチェル・ワイズら豪華キャストが勢ぞろいした話題作。