サントラはヘビロテ必至!映画『グレイテスト・ショーマン』珠玉のミュージカルナンバー特集

レコメンド

※本記事は映画『グレイテスト・ショーマン』のストーリーに触れる内容を含んでおります。

現在大ヒット公開中の映画『グレイテスト・ショーマン』。2月16日(金)より全国405スクリーンで公開され、『レ・ミゼラブル』のオープニング成績を大きく上回る大ヒットスタートを切り、2週目となった土日も驚異の前週比-6.7%と大好調。1週目と変わらない興収を維持しました。

リピーター続出とも報じられている本作。人々の心を掴んで離さない魅力のひとつとして挙げられるのは、なんといっても胸が躍るだけでは飽き足らず、文字通り踊り出したくなるくらい素晴らしいミュージカルナンバーの数々!2月25日(日)には、平昌オリンピックのフィギュアスケートエキシビションで本作の主題歌”This Is Me”が使用されたことも話題を呼びました。またサウンドトラックも大好評で、2月26日付、3月5日付のオリコン週間デジタルアルバムランキングで2週連続の1位を獲得しています。そんな珠玉のナンバー揃いのサウンドトラックの中から、今回は5曲に絞ってご紹介します!

サントラはヘビロテ必至!映画『グレイテスト・ショーマン』珠玉のミュージカルナンバー特集

Hugh Jackman stars in Twentieth Century Fox’s “The Greatest Showman.”

“The Greatest Show”

映画の始まりとともに、圧倒的なインパクトと思わずリズムを刻んでしまいそうになる高揚感を与えてくれるのがこの曲。ミュージカル映画の1曲目というだけあってこの曲こそが作品を象徴するとでもいうのか、バーナムの劇場で繰り広げられるダイナミックなダンスと力強い熱唱で一気に作品の世界に引き込まれてしまいます!「これからものすごいものが始まるんだぞ」という期待感が爆発する、まさに、この曲なしでは『グレイテスト・ショーマン』は始まらないと言える1曲です!そして鑑賞後、バーナムの夢が詰まった映画冒頭のこの曲のシーンが、ラストの彼が掴んだ幸せを象徴する”ステージ”と対になっていることに気付かされ、胸が熱くなるのです。

“Never Enough”

バーナムがヴィクトリア女王に拝謁する場で出会ったオペラ歌手、ジェニー・リンドのソロナンバー。リンドはバーナムの劇場で行われるショーと対比され、彼が望む「一流」の存在と位置付けられており、真っ白な美しいドレスに身を包んでステージに凛と立ち歌う姿からは歌姫の貫禄が漂います!リンドの圧倒的存在感に鳥肌が立つナンバーなのですが、どこか切なさを覚えるこの曲。トップに居ながらにして満足することなく高みを目指す強さと、トップに居ながら満たされることのない寂しさを秘めた心という、彼女を構成しているふたつの側面を感じさせられるからかもしれません。

サントラはヘビロテ必至!映画『グレイテスト・ショーマン』珠玉のミュージカルナンバー特集

Keale Settle, center, stars in Twentieth Century Fox’s “The Greatest Showman.”

“This Is Me”

第75回ゴールデングローブ賞主題歌賞を受賞し、第90回アカデミー賞主題歌賞にノミネートされている、もはや説明不要の1曲!差別や偏見の目に晒されてきた人々がバーナムの劇場に集められ、ショーの成功と供に自然体で生きる居場所と自信を手に入れますが、上流階級の社会では受け入れられない現実に直面した際、自身を奮い立たせるように歌うナンバーです。自分自身を受け入れる勇気を持つという、歌に込められた強いメッセージに胸が熱くなる名曲ですね。心が躍るようなリズミカルな曲調で、自然と口ずさみたくなります。レティを演じたキアラ・セトルは「映画が公開されてからずっと、数分で50件近くの“あなたの歌を聞いて希望をもらいました”っていうメッセージがインスタグラムに次々に届くの。」と世界中の人々がこの曲に共感し、励まされていることを象徴するエピソードを明かしています。

“Rewrite the Stars”

空中ブランコ乗りのアンと、上流階級出身の劇作家フィリップのデュエットナンバー。フィリップはアンに一目ぼれし、結ばれることを望みますが、身分違いの恋には障害も多くすれ違ってしまうことも。そんな中でフィリップはこの曲を歌い、アンに想いの丈をぶつけます。互いの切ない恋心をのせるロマンティックなメロディーと、空中ブランコで宙を飛び回るアクロバティックなダンスに魅了される、非常に印象的な1曲です。この曲のシーン、フィリップとアンを演じるエフロンとゼンデイヤがハーネスを付けずに空中ブランコのスタントに挑んでいるというのも驚きです。ゼンデイヤは空中ブランコのパフォーマンスのため、プロの協力を得て何か月もトレーニングを積んだのだとか…本作のスケールの大きさを感じずにはいられないですね。

サントラはヘビロテ必至!映画『グレイテスト・ショーマン』珠玉のミュージカルナンバー特集

Zendaya and Zac Efron star in Twentieth Century Fox’s “The Greatest Showman.”

『グレイテスト・ショーマン』映画本編映像

“From Now On”

映画のクライマックスに歌われるこちらのナンバー。光を求めてどん底に落ちたバーナムが、一度は自分から離れてしまった仲間たちに背中を押され、本当の輝きが手の中にあったことに気付き、取り戻しに走る曲です。酒場で飲んでいたバーナムが家族の元へ走り出す疾走感と幸せな結末の予感に、一気に盛り上がりが増していきます!そしてクライマックスにふさわしい希望が込められた歌詞に、思わず目頭が熱くなるのです。すべてを失ってしまったバーナムの未来が明るくあることを願わずにはいられません。また、鮮烈な印象を受ける”The Greatest Show”とは異なる、家族を想うバーナムの力強さを感じる曲です。

劇場での感動が蘇る本作の楽曲はご紹介した5曲以外も素晴らしい曲ばかり!どの曲も躍動感にあふれていて、聴けば気持ちもあがり、きっと背中を押してくれます。疲れている時にも前向きな気持ちにしてくれるので通勤・通学の際にサントラをヘビロテするのもいいかもしれません…!

サントラはヘビロテ必至!映画『グレイテスト・ショーマン』珠玉のミュージカルナンバー特集

『グレイテスト・ショーマン』ストーリー

19世紀半ばのアメリカ。幼なじみの妻チャリティ(ミシェル・ウィリアムズ)を幸せにすることを願い、挑戦と失敗を繰り返してきたP.T.バーナム(ヒュー・ジャックマン)は、オンリーワンの個性を持つ人々を集めたショーをヒットさせ、成功をつかむ。しかしバーナムの型破りなショーには根強い反対派もいた。裕福になっても社会に認めてもらえない状況に頭を悩ませるバーナムだったが、若き相棒フィリップ(ザック・エフロン)の協力により、イギリスのヴィクトリア女王に謁見するチャンスを手にする。レティ(キアラ・セトル)たちパフォーマーを連れて女王に謁見したバーナムは、そこで美貌のオペラ歌手ジェニー・リンド(レベッカ・ファーガソン)と出会う。彼女のアメリカ公演を成功させれば、一流のプロモーターとして世間から一目置かれる存在になれる。そう考えたバーナムは、ジェニーのアメリカ・ツアーに全精力を注ぎ込むと決め、フィリップに団長の座を譲る。そのフィリップは、一座の花形アン(ゼンデイヤ)との障害の多い恋に悩みながらも、ショーを成功させようと懸命に取り組んだ。しかし、彼らの行く手には、これまで築き上げてきたものすべてを失いかねない危険が待ち受けていた。

『グレイテスト・ショーマン』公式サイト
大ヒット公開中
監督:マイケル・グレイシー
音楽:ジャスティン・ポール&ベンジ・パセック『ラ・ラ・ランド』
出演:ヒュー・ジャックマン、ザック・エフロン、ミシェル・ウィリアムズ、レベッカ・ファーガソン、ゼンデイヤ、キアラ・セトル
(C)2017 Twentieth Century Fox Film Corporation
配給:20世紀フォックス映画

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