4月23日(月)東京・有楽町にて映画『空飛ぶタイヤ』の完成披露試写会が行われ、長瀬智也さん、ディーン・フジオカさん、高橋一生さん、深田恭子さん、寺脇康文さん、小池栄子さん、阿部顕嵐(Love-tune/ジャニーズJr.)さん、中村蒼さん、浅利陽介さん、本木克英監督が登壇しました！
キャスト陣「闘う姿を見てほしい」「勇気をもらえる映画」
――まずは一言ずつご挨拶をいただければと思います。まずは主人公・赤松徳郎役、長瀬智也さんからお願いします。
長瀬「この『空飛ぶタイヤ』で赤松徳郎役を演じさせていただきました長瀬智也です。この作品は池井戸先生の作品ということで、非常にファンの方もたくさんいらっしゃると思います。僕は池井戸さんの作品には初めて出させていただきまして、なかなか慣れない社会派のドラマに挑戦したんですけれども、非常に作品に対するメッセージに共感しました。このメッセージをみなさんに届けるためだけに、今日まで頑張ってきたような気がします。撮影自体はちょうど1年前くらいですかね。そこから監督の作業とかいろいろ踏まえて、今日みなさんに観ていただけるということで本当に嬉しいです。社会の話ですけれども、僕らのいる社会にもすごく繋がることがあったり、みなさんが感じる社会の問題であったり、そういったことに触れられる作品になっているんじゃないかなと思います。なかなか思い通りにいかないストレスや苛立ちの中、爽快な逆転劇もありますので、観ていただいた後、気持ちよく映画館を出られる作品です。ぜひとも最後まで楽しんでいただいて、この映画で自分の中に入ってきたメッセージを大事にしていただきたいと思います。先輩方にも支えられ、素晴らしいキャストのみんなと頑張って作ってきたので、最後まで楽しんでいってください。」
ディーン「ディーン・フジオカです。沢田課長を演じさせていただきまして、僕は大企業で務めた経験がなかったのですが、やっぱり人間ってどんな立場でも何かしらの影響を受けるものなんじゃないかなというところを手がかりに、自分が個人として心の中で思うことと、社会的な立場としてそういなければならない姿と、そういうところに誰しも葛藤があるんじゃないかと思って、この役の役作りを始め、作品に向き合わせていただきました。先程、長瀬さんのお話にもあった通り、生きているといろんなことがありますけど、この作品は最後は大逆転でスカッとしますし、前に向かう勇気を、この作品を観ることで誰しもが得られるんじゃないかなと僕は思っています。ぜひ今日観ていただいて、雪だるま式に、ネズミ講式に（笑）一人でも多くの人にこの作品が届くといいなと思っています。この作品の良さをまずは感じていただいて、そしてそれを一人でも多くの方に伝えていただくお手伝いをしていただけたらいいなと思っています。」
高橋「こんばんは。今日はようこそ、おいでくださいました。銀行員の井崎をやらせていただきました高橋一生です。こうしてこの作品を観ていただく際に、これだけの方たちが集まってくださって、楽しみにしてくださっていたんだと思うととても嬉しいです。この現場に携わっていたみなさんも本当に質実合憲な方たちばかりで、職人さんのようなスタッフさんたちに支えられ、一つの作品をこのキャストのみなさんとともに、僕は一つのピースとして参加することができて幸せだなと、改めてこういう場所で感じることができます。一歩踏み出すとか、周りに流されてしまうとか、足が震えてしまうようなときもあるとは思いますが、その一歩を踏み出す勇気をこの映画からは感じ取っていただけるんじゃないかなと期待してます。もしそうみなさんが感じてくれたなら僕はとても幸せです。今日はよろしくお願いいたします。」
深田「みなさん、こんばんは。赤松さんの奥様をやらせていただきました。旦那さんが窮地に追い込まれてしまい、どんなふうに明るく励ますかっていうのは、本当に女性にはできない、この物語には男性たちだからこその闘いというか、立ち向かえる姿、熱い思い、それぞれの信念というものが描かれています。とにかくその部分が、男性の背中が素敵です。本日みなさんにご覧いただいて、たくさんの方に広めていただければと思います。短い時間ですが、今日は楽しんでいってください。」
阿部＆浅利は緊張で…！？
ファンには嬉しい先輩×後輩の絡みも♪
寺脇「こんばんは、寺脇康文です。いろいろと刑事役をやってた中で、今回もまた刑事役なんですけれども（笑）でも今までの刑事とはちょっと違って、わりとダークといいますか、無精ひげを生やしたような。しかもリーゼントなんですよ。ジョジョに負けないリーゼントっていうんですかね（笑）僕はみなさんと同じシーンがあまりなくて、長瀬くんと(岸部)一徳さんと主に一緒だったんですが、長瀬くんとは昔に、長瀬くんがデビューと言ってもいいくらいのときに一緒にドラマをやって。」
長瀬「20年近く前ですね。そのときも…」
寺脇「刑事だったね…！（笑）」
長瀬「不思議っすね～」
寺脇「だからこんな大人になった長瀬くんとね、あの頃は現場でバカなこと言って遊んだり、キャッチボールしたりね！あとメイクするとき、ロケバスで(長瀬くんが)寝てるんですよ！寝てるのをメイクさんが勝手にメイクしていくっていう（笑）そんな時代から比べると本当に大人になりましたね。でも本当に勇気の出る、元気の出る映画になったと思います。みなさん楽しんでいってください。」
小池「小池栄子です。今日はお忙しい中、お集まりいただきまして本当に感謝しております。高いところから失礼します（笑）もちろんちゃんとお芝居をやらなくてはいけないんですが、見ての通りこんなにかっこいいキャストの方に囲まれてっていうのだけを楽しみに撮影現場に行っていたという、監督には申し訳ないですけど、それだけが私のモチベーションではありました（笑）毎日楽しいなと思いながら数日間過ごさせていただきましたけれども、記者ということで、女性ならでは、プラス記者として男性とはまた違ったアプローチの仕方で真実を追い求めていくという。正義とは何かっていうものを求めて闘っていく男性陣、とても素晴らしくかっこいいと思います。最後までお付き合いください。」
阿部「みなさん、はじめまして。門田駿一役をやらさせていただきました阿部顕嵐です。僕自身、映画に出させてもらうことが初めてで、すごく今空を飛んでいる気持ちです、はい（笑）僕が演じた門田駿一役は外見は金髪で、だけど点検は人一倍やってるというデキる男なんですけど、若さとか関係なく、年齢問わず、何かに立ち向かっているというか、闘っている姿を共感していただけると僕は嬉しいですね。最後まで赤松社長についていく姿を見守ってくれて… 見守ってください！はい、今すごい緊張しております…」
長瀬「コメントも空を飛んでます（笑）」
阿部「まさしく空を飛んでます（笑）現場では長瀬くん筆頭に、たくさんの方に支えられて引っ張ってもらいました。今日はよろしくお願いします。」
中村「もうみなさんがおっしゃられた通り、明日を生きる力になる映画だと思います。これを観てまた明日頑張ろうと思ってもらえたら、本当に嬉しく思います。今日はよろしくお願いします。」
浅利「本日はお集まりいただきましてありがとうございます。ゆま、ゆぎま、柚木雅史役をやりました浅利陽介です！噛んじゃった… すみません、もう！僕は本当にこういう作品に、たずさわ、たずらわ、もうグダグダですね…（笑）この作品に出させていただいて本当に嬉しかったです。とってもメッセージ性があって、みなさんの心に引っかかるような作品だと思います。扉を開けて帰る、現実に戻るときに、何かを感じて思っていただけたらいいなと思います。楽しんでいってください。」
監督「この映画の監督をしました、本木と申します。みなさん本当にすごいキャストだと僕は思います。それから(今日お越しいただいた)みなさんラッキーです。今日は完成披露試写で、初めて一般の方にお披露目できる日です。これだけの実力もあるキャストの方たちが集まってくださったおかげで、それからスタッフ200人近くの熱意もありまして、僕が予想していたより10倍くらい良い映画になりました。最初は編集してたら3時間近くになって、どれも捨てがたかったんですけれども、それを凝縮して約2時間くらいになりまして。ますます良くなって、監督をかれこれ20年くらいやっているんですけれども、僕も社会派の作品をやりたいっていうのが夢だったので、実現できましたし、相当濃密な、まさしく今の社会にタイムリーな作品になったんじゃないかなと思います。今日は最後まで楽しんでいってください。」
このあとキャスト＆監督のみなさんは、“守りたいもの”についてトーク！その様子については後編で余すことなくお届け！ぜひお見逃しなく！
『空飛ぶタイヤ』ストーリー
ある日突然起きたトレーラーの脱輪事故。整備不良を疑われた運送会社社長・赤松徳郎（長瀬智也）は、車両の欠陥に気づき、製造元である大手自動車会社のホープ自動車カスタマー戦略課課長・沢田悠太（ディーン・フジオカ）に再調査を要求。同じ頃、ホープ銀行の本店営業本部・井崎一亮（高橋一生）は、グループ会社であるホープ自動車の経営計画に疑問を抱き、独自の調査を開始する。それぞれが突き止めた先にあった真実は大企業の“リコール隠し” だった。果たしてそれは事故なのか、事件なのか。男たちは大企業にどう立ち向かっていくのか。正義とはなにか、守るべきものはなにか。日本を代表するオールスターキャストによる世紀の大逆転エンタテインメント！
『空飛ぶタイヤ』公式サイト
長瀬智也
ディーン・フジオカ 高橋一生
深田恭子 岸辺一徳 笹野高史 寺脇康文 小池栄子 阿部顕嵐（Love-tune/ジャニーズJr.） ムロツヨシ 中村蒼
原作：池井戸潤「空飛ぶタイヤ」（講談社文庫、実業之日本社文庫）
監督：本木克英 脚本：林民夫 音楽：安川午朗
主題歌：サザンオールスターズ「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」（タイシタレーベル/スピードスターレコーズ）
企画・配給：松竹
2018年6月15日（金）反撃開始！
（ｃ）２０１８映画「空飛ぶタイヤ」製作委員会
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