高杉真宙、ド緊張のそのワケは!?作品の印象や役についてもたっぷり語る!映画『世界でいちばん長い写真』完成披露上映会

イベントレポート

6月4日(月)東京・調布にて、映画『世界でいちばん長い写真』の完成披露上映会が行われ、高杉真宙さん、武田梨奈さん、松本穂香さん、水野勝(BOYS AND MAEN)さん、草野翔吾監督が登壇しました!

――まずはお一人ずつご挨拶をお願いいたします。

高杉「みなさん、こんにちは。高杉真宙です。ちょっとさらっと来ちゃって緊張してるんですけど…(笑)短い間ですが、頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。」

武田「やっとみなさんにお披露目ということで、すごく嬉しいです。みんなすごく緊張していて、裏でも「どうしよう、どうしよう」って言っていたんですけど、温かいお客さんがたくさんいるので、楽しみたいと思います。本日はよろしくお願いします。」

松本「三好役を演じさせていただきました、松本穂香です。本日はお越しいただきありがとうございます。最後までよろしくお願いします。」

水野「こんばんは、水野勝です。急遽(舞台挨拶に)参加できることになりまして、本当に嬉しいです。今日は初めてみなさんに観ていただけるということで、僕自身ドキドキワクワクしています。お願いします!」

草野監督「『世界でいちばん長い写真』監督の草野翔吾です。本日は本当にありがとうございます。東京で初めてみなさんにこの映画を観ていただけるということで、本当に嬉しく思っています。短い時間ですが、楽しんでいってくださると嬉しいです。よろしくお願いいたします。」

キャスト陣、作品の印象や役について語る!
武田が役のためにしたこととは!?

――東京では初上映となりますが、高杉さんは今どんなお気持ちでしょうか?

高杉「なんか、みなさん緊張しすぎて、さっきからずっと笑ってるんですよね(笑)」

草野監督「何でだろう?今日すごい緊張してるね!(笑)」

水野「真宙くんが今日一番緊張しているかもしれないです(笑)」

高杉「そんなことないですよ!(両隣を見ながら)みんな緊張してますよ!僕だけじゃない!(笑)」

草野監督「結構みんな仲が良くて、裏でもいつもきゃっきゃ話しているんですけど、今日は妙にね、ソワソワしちゃって(笑)」

高杉「でも、本当に観ていただいた方全員が好きになってくれる映画だと僕は思っていて、こうやって熱い夏を過ごした日々が公開されるんだなって思うと、早いな~って思うのと同時に、やっと来たかっていうのもあって。早くこの青春を届けたいなと思っております。」

――では監督、どんな作品か簡単にご紹介いただけますか?

草野監督「撮影をした愛知県の知多半島で実際にあった話をもとに、誉田哲也さんがインスピレーションを受けて書いた作品の映画化となります。タイトルの『世界でいちばん長い写真』というのは比喩とかではなく本当にその通りで、物理的に長い写真を撮るっていうお話なんですけど、それがどういう形で撮られて、どういう写真になるのかっていうところも含めて、楽しんでいただけたらな、期待していただけたらなと思います。」

――演じられた役柄についてそれぞれ教えてください。

高杉「僕は宏伸という役で、内気で言いたいことが言えなくて、同じ写真部の三好に怒られたりとか、何でもできるあっちゃんとの間で挟まれたりして、自分は何がしたいんだろう、どうしたいんだろうっていうのを考えながら、悶々として生きている少年です。でもカメラに出会って少しずつ成長していきます。」

武田「私は真宙くん演じる宏伸のいとこの役なんですけれども、ちょっと気弱で内気な宏伸のお尻をいつも叩いているような役どころですね。」

――わりと姐御肌で、かっこいい女性ですよね!

武田「そうですね。結構パンクな女性だと思います(笑)」

――松本さんはいかがですか?

松本「私は真宙くん演じるノロブーの入部している写真部の部長なんですけど、ノロブーとは正反対の性格で、思ったことをはっきり言ってしまうし、とにかくすごく真っ直ぐな子で、真っ直ぐすぎるがゆえに不器用だったり。本当は特別な気持ちを持っているのに、なかなかうまく表せない、そんなところがかわいらしいなって私は思っています。」

――考えてみると、女性が結構強いですね…!

松本「そうですよね!今話していて、そう思いました(笑)」

高杉「なかなか挟まれました(笑)」

――そして水野さんは?

水野「僕は物語を俯瞰で捉えるような、温子と非常に仲の良い小出智也という役です。僕は愛知県・名古屋でBOYS AND MENというグループで活動していて、普段使っている言葉を使いながら今回の役を演じました。いつも自分が話している言葉を通して役を演じるっていうのはすごく不思議な気持ちになりましたし、自分ともシンクロ率の高い役だったなと思います。」

――素敵なキャストを迎えての本作ですが、監督、見どころはどんなところですか?

草野監督「去年の夏、“もう夏休みを全部閉じ込めよう!”と思って撮影したので、そういう映画になったかなと。青春映画だけど、作り物っていう感じがしないというか、本当に去年の夏あの場所にいた人たちを撮ったような感覚なんです。強い女性とちょっと弱々しい男の子と、その他にも魅力的なキャラクターがいっぱいいて、映画の中に“自分”を見つけてくれると嬉しいなと思います。」

――最初に台本を読んだときの印象や、演じるうえで大切にしていたことを教えてください。まずは高杉さんお願いします。

高杉「最初に台本を読ませていただいたときに、なんていうんだろう… すごく大事件が起きるっていうわけではないんですが、宏伸っていう何にもない内気な男の子がカメラに出会って色づいていく青春感が本当にきれいで、目に浮かぶような光景もたくさんあって。その青春を自分は踏みしめたいなって、読んだときにすぐに思いましたね。これがどんなふうに映画として絵になって、自分は役として生きていけるかなって。」

――武田さんはいかがですか?

武田「原作を読ませていただいたときに、とにかく“あっちゃん”っていう存在がすごく大きくて、かなりインパクトのある役だったので、それに負けないような自分でいなきゃなとは思っていましたね。私自身、普段は人見知りで受け身なんですけど、今回の現場は年下の方も多かったので、真宙くんには初日入ったときに「今日からタメ語で、“りなっち”って呼べ!」って言って(笑)まつもっちゃんには、まだ全然しゃべったこともないのに、いきなり部屋に押しかけて「今からお祭り行こう!」って言って、すごいビックリされたりとか…(笑)でもそれくらい、今回はグイグイいって、“あっちゃん”ぽく生きようと思っていました。でも水野さんとか吉沢さんは年上のお兄さんなので、甘えさせていただきました。」

草野監督「お祭りはすごい楽しかったみたいですよ?楽しそうな写真が送られてきて!」

松本「楽しかったです!学生で太鼓を叩いている方たちがいたり!」

草野監督「実際に今回撮影した高校の和太鼓部が全国1位なんですよ!」

松本「素敵でした。」

――そして、松本さんはいかがでしたか?

松本「台本を最初に読んだときは、本当にみんな個性豊かで、愛しいキャラクターたちがいっぱいいるなって。普段他の脚本とかだと、自分が演じるんだと思ったらセリフとかを素直に読めなかったりするんですけど、今回は素直に「あ~、この子好きだな」って感じましたし、好きだなって思えるセリフもたくさんあったので、すごく(演じるのが)楽しみだなと思いましたね。三好は他の子たちと違って孤立しているところがあって、あとは自分の性格的にも最初はみんなとなかなか仲良くなれなくて、でも撮影が進んいくごとに、みんなが優しく話しかけてくれたこともあって、最後にはみんなで仲良くなれました。」

――なるほど…!水野さんは自分とのシンクロ率も高いとおっしゃっていましたが、どうですか?

水野「衣装合わせのときに監督と初めてお会いして、台本のセリフを名古屋弁とか自分の話している言葉に直してほしいと言われて、そういうのもあってめちゃくちゃ自分だなって思いましたね。こんなにもやりやすいというか、やりやすいと言ったら少し言い方が失礼かもしれないですけど、本当にこんなに自分に近い役があるんだって思うくらい素敵な役だなと思いましたね。」

草野監督「(水野くんの)最初のシーンを撮るとき、佇まいがあまりにもナチュラルすぎて、撮影の見学に来た人みたいな(笑)」

水野「ひまわり畑が出てくるんですけど、普通のお客さんとかもいて、「トイレどこですか?」とか聞かれたり(笑)」

草野監督「それくらいナチュラルでした(笑)」