映画料金で本格舞台を楽しめちゃう!一度観たら新感線ワールドに陥落間違いなし!「ゲキ×シネ」の魅力とは?

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みなさん、こんにちは!CinemaGene編集部のNozomiです。突然ですがみなさん、「ゲキ×シネ」はご存知ですか?「髑髏城の七人」などで知られる劇団☆新感線の舞台作品であるエンゲキを、“新しい映像体験”として映画館であるシネマで楽しむことができるのが、この「ゲキ×シネ」なんです!詳しくはコチラ

舞台を映画館で体験するって一体どんな感覚?そんなあなたのために、この度、ゲキ×シネ『髑髏城の七人』(2011)を実際に鑑賞!その魅力を徹底解説しちゃいます!

映画料金で本格舞台を楽しめちゃう!一度観たら新感線ワールドに陥落間違いなし!「ゲキ×シネ」の魅力とは?

『髑髏城の七人』(2011)あらすじ

天正十八年。
織田信長亡き後、天下統一は豊臣秀吉によってなされようとしていた。
しかしそれに抗う一人の男が関東に存在した。
それは、漆黒の髑髏城に潜む武装集団≪関東髑髏党≫を束ね、自らを“天魔王”(森山未來)と名乗る、かつて信長に仕えた男であった。
血を流すことを厭わず、もはや狂人と化した天魔王率いる関東髑髏党に追われていた女を行きがかりから助けた捨之介(小栗旬)は、
女を匿ってくれるという色里で無界屋蘭兵衛(早乙女太一)に出会う。
奇妙な縁に操られ、関東に集まり始める者たち。
捨之介と蘭兵衛が共に抱える過去、そして天魔王とのつながりが明らかになる時、天魔王の悪しき野望も明らかになろうとしていた。
全てを覚悟した捨之介は天魔王を止めるため、たった七人で二万の兵で囲われた髑髏城を攻め落とすことを決意するのだった。

①臨場感MAXのヤバすぎる音響で心臓バックバク!

「ゲキ×シネ」の魅力の一つとしてまず挙げられるのが、“音”。「確かに映画館は音がいいもんな~」という感覚で挑んだのですが、甘かった… 想像以上だった…。とにかく迫力の嵐!もはや迫力でしかない!まるで生で見ているかのような臨場感と、激しすぎる音にとんでもなく心臓がバクバクするし、鳥肌もすごい。

殺陣のシーンで刀同士がぶつかる音が最高に気持ちいいし、炎の燃え盛る音もリアルで豪快。天魔王の鎧の音もなんとも重厚感があり、映像的なインパクトに音がプラスされることで、「強い」「こわい」という印象がより増幅する。

一方、繊細な音もまた魅力的。足音のひとつひとつ、布がかすれる音、微かな音まで逃しません…!しんとした場面で風になびく着物の音、私はたまらなく好きでした。こんなにも細かな音をじっくり聴いて浸れる機会ってなかなかないし、まさに音が“響く”という感覚を味わったというか。聴覚を存分に刺激されて、改めて音の持つ魅力を再確認しました。すごい。