映画料金で本格舞台を楽しめちゃう!一度観たら新感線ワールドに陥落間違いなし!「ゲキ×シネ」の魅力とは?

レコメンド

③美×麗!目を奪われる細部へのこだわりを大画面で堪能

こだわり抜かれた衣装とメイクは、それぞれのキャラクターを際立たせる重要な要素。デザインのディテールに至るまでこだわりを見せ、一人一人のキャラクターを体現しています。

天魔王しかり、関東髑髏党・天魔六部衆の、どう見たって強そうな真っ黒で重量感のある衣装。映像で寄って見ると、ここは素材が切り替わっているんだとか、実はうっすらと模様が入っているんだとか、同じ黒に見えても違いがたくさんあることに気づきます。

アイメイクの細かな仕掛けも見逃せないポイント!捨之介は“優しさ”を感じさせる、ナチュラルさの残る目元。一方、天魔王は毒々しい攻撃的なアイラインが特徴的。蘭兵衛は目頭にラインを入れることで切れ長の目を演出し、優雅さと妖艶さが醸し出されている。それぞれのキャラクター性がしっかりと表現されていてとても魅力的です。

こういう細かな部分のこだわりを見つけたときって、“私だけが気づいちゃったかもしれない”っていう爽快感があってたまらないんですよね。「ここを見つけた自分すごくない?」みたいな、ちょっとした優越感も覚えたり。発見って楽しいです。

そして私が最も印象的だった(というか落ちた)のは、蘭兵衛が満月の下で笛を吹くシーン。蘭畑に囲まれながら、柔らかで繊細な衣装に身を包んだその姿は、とにかく綺麗で、とにかく儚い… そして色気がえぐい…

夜風になびいて髪が顔にかかる様子だったり、そっと揺れる羽織の裾だったり、蘭兵衛の持つ麗しさをさらに際立たせている要素を、細かくはっきりと映像で味わうことができます。目線の使い方とか、刀を肩にかける手とか、いちいちセクシーで、映画館のスクリーンいっぱいに映し出される度に、ドキドキしてしまってどうしようかと思いました… こういうのを感じられるのも映画館で観る良さですよね。

 

鑑賞後の私は「うわぁ… 最高だ…」と言葉を失っていました。帰りの電車であれこれ思い出しながら余韻に浸って、作品を鑑賞するってこういう部分まで含めていいよなあ、なんて思ったり。友達と鑑賞して、「ここのあれがどうだった」とか延々と語り合うのも楽しそう。いや、絶対楽しいです。

こんな演劇の楽しみ方があったなんて…と驚かされ、なんで今まで知らなかったのだろうとも思いました。私は新感線の作品をまだ舞台で観たことがないので、ぜひ生でも観てみたくなりました…!映像と生での違いとかを感じて、また言葉を失うんだろうなあ。もはやそうなりたいのかもしれませんが(笑)

そしてなんと「ゲキ×シネ」では、映画料金で本格的な演劇を楽しむことができちゃうんです!お、お得すぎる…!こんながっつりとしたお芝居をこの値段で… これは通っちゃいますね…!映画館という親しみやすい場所ですし、料金もお得で、気軽に触れることができるので、演劇初心者にもオススメです。みなさんもぜひ「ゲキ×シネ」を体験して、視覚と聴覚、そして五感を刺激されてみてはいかがでしょうか?

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