オールバックにサングラス、硬派な野村周平にファン歓喜!2年の時を経てついに完成!映画『純平、考え直せ』完成披露上映会レポート

イベントレポート

――そんな柳さんは、野村さんと共演してみていかがでしたか?

柳「もうめちゃくちゃですよ!(笑)でも純平に通ずるかっこよさというか、魅力がたくさん詰まった方なので、素敵な純平になっていると思います。」

――具体的にどんなところに魅力が詰まっていましたか?

柳「芯が通っていて、しっかり自分を持っているんですよ。それを貫き通すのって結構強さがいると思うんですよね。純平にもそういったところがありますし、すごく素敵だなと思います。」

野村「いやぁ、ありがたいですね。綺麗な方にこんなふうに言ってもらえて素直に嬉しいです。基本褒められないので(笑)」

――柳さんは加奈を演じてみて、ご自身との共通点などはありましたか?

柳「加奈は最初は夢とか目標を持っていない、人生に退屈しているような今どきの女の子で、ただなんとなく毎日を過ごしていたんですけど、純平と出会ってどんどん変わっていくんです。そこからの彼女の情熱的な行動にはすべて共感できました。」

――役には入りやすかったですか?

柳「入りやすかったというか、あまり何も考えずに演じていたと思います。いろいろと考えて現場には行きましたが、結果的にはその場で起きたことを感じて演じるということを大切にしていました。野村さんもすごく私の思い描く純平だったので、自然と加奈になれたような気がします。」

――野村さんは柳さんと共演してみていかがでしたか?

野村「始めて共演させていただいたんですけど、覚悟がすごいというか、きちんと芯を一本通して女優業をやられている方だなと思いました。」

「ゴローはピクシー」と語る佐野が役づくりについて明かす!
さらに、もはや事件!?なバイクシーンの裏話とは?

――佐野さん、今回はゲイの役ということですが、演じるうえで何か大切にしていたことはありますか?

佐野「ゴローはコインランドリーに住み着いているゲイのような、男の子のような役なんです。衣装も結構派手なのですが、衣装合わせで柄タイツを履いたら、いろんな方から似合うねと言われて、これはりゅうちぇるか僕じゃないか!?と少し調子にのりました(笑)今回はゲイのような役ということで、実際に二丁目で取材をさせてもらったりもしましたが、どこか自分の中で活かしきれていないような違和感を感じて。僕はこの役が作品の中のピクシーなんじゃないかなと思ったんです。あ、ピクシーってのは妖精さんです…!(笑)出演シーンもコインランドリーがほとんどで、そこはゴローにとってのピクシーエリアなんじゃないかなと。初めはコインランドリーから出るシーンがあったのですが、やっぱりそれではゴローじゃなくなる気がしたので演出を変えてもらったこともありましたね。」

――佐藤さんは野村さんの地元の先輩という役どころで、野村さんと柳さんとのシーンもありましたが、撮影の思い出などはありますか?

佐藤「思い出って言っても2年前だからな~(笑)でも僕は特に意識せず、そのまま先輩を演じました!撮影は一瞬でしたけど、僕は“ちゃちゃっと”せずに、真剣にやりました(笑)」

野村「いやぁ、素晴らしい人です(笑)」

佐藤「(笑)実は野村周平がデビューした頃に共演していて、あのときは本当に無知な少年だったのに、今はもうこんなにも喋れるのかと!(笑)人って変わるんだなと思った撮影期間でした(笑)僕は演じるというよりも、先輩としてそこにいるという感じでやりましたけど、すごくいい環境で、芝居も楽しかったです。」