ヴァンパイアや人狼など!魅力的な“異種族”男子が登場する映画

レコメンド

東京喰種 トーキョーグール

東京喰種
アニメ化もされた、石田スイによる人気同名コミックの実写化作品。舞台は、人間を喰らう「喰種(グール)」と呼ばれる怪人が潜む東京。大学生のカネキ(窪田正孝)は物語冒頭、喰種に襲われ重傷を負いますが奇跡的に難を逃れて病院に搬送され、臓器移植を受けて一命をとりとめます。しかしそれ以降、食事をとろうとするとひどい吐き気に襲われ、一切モノを食べられなくなるという身体の異変が起こります。食事が摂れない代わりに、カネキは”人”に対して食欲がわくようになっていたのです。それは移植された臓器が、彼を襲った喰種のものだったから…。人でありながら、人を喰わずには生きていけない半喰種になってしまった青年が苦悩し、生きるための葛藤を抱きながら戦いに身を投じていく様が描かれます。

『東京喰種 トーキョーグール』予告編

『東京喰種 トーキョーグール』特別予告映像

見どころ
人間と喰種の間で揺れるカネキを演じる窪田正孝の、苦しさや拠り所の無さが伝わってくる生々しい芝居は本当に見ていて辛くなるほどで素晴らしいです。空腹状態なのに体が食事を受け付けず悶え苦しむ様子や、人としての理性を失い本能的に攻撃したり人間を手にかけようとしたりする時の狂気に囚われてしまったような表情は痛々しく、強い悲劇性を感じます。そして本作の注目ポイントとして、クライマックスで繰り広げられるアクションシーンの熱さははずせません!

美女と野獣(2017)

美女と野獣
言わずと知れた、1991年に制作されたディズニーのアニメーション映画『美女と野獣』の実写リメイク作品。フランスのとある村に住むベル(エマ・ワトソン)は本を読むのが好きな、聡明で教養のある女性ですが、村人からは「変わり者」であるとみなされています。ある時パリへ出かけた父(ケヴィン・クライン)の荷車を引いていたはずの愛馬が、父を乗せずに村まで戻ってきたことで危機を察した彼女は、すぐに村を飛び出しました。そしてたどり着いた森の奥の城で、囚われた父を見つけ出します。その城には恐ろしい野獣(ダン・スティーヴンス)が住んでおり、ベルの父は野獣に捕まり投獄されていたのです。ベルは身代わりとして自分を差し出すことで父を逃がしました。失意に暮れるベルでしたが、城の家来として働く“生きている”家具や雑貨たちに励まされ、もてなされます。一方、ベルの父は村に帰り、ベルに求婚を繰り返す粗暴な男・ガストン(ルーク・エヴァンス)と共に彼女を救うため再び野獣の住む城へと向かうのですが―。

『美女と野獣』予告編

『美女と野獣』(2017)映画オリジナル予告編

見どころ
アニメーションの魔法と幻想の美しさがそのままに映し出される映像に思わずため息が漏れ、オリジナル作品では言及されなかった要素の映像化により新たな発見も楽しめます。心の醜さが原因で魔女の呪いにより恐ろしい野獣に変えられてしまった王子の姿に、最初こそ驚き怯えるベルですが、彼の横暴さに憤ったりわがままを叱ったりと、外見よりも内面の方をしっかりと見ているんだということが伝わってきます。外見に惑わされず内面を捉えてくれる女性と出会ったからこそ、人を外見でしか判断できなかった王子が本当に人を愛することを学んでいけたのでしょう。互いに心を開いて歩み寄ったふたりが初めてダンスするシーンはとてもロマンティック!王子の獣の毛におおわれた顔も長い角や爪も、彼の本来の優しさを纏って恐ろしさを感じさせないものになっていきます。異種族間ロマンスの鉄板作品!

ロード・オブ・ザ・リング

ロード・オブ・ザ・リング

J・R・R・トールキンの「指輪物語」を映画化した傑作ファンタジー。ホビット族の青年フロド・バギンズ(イライジャ・ウッド)は、旅へ出た養父のビルボ(イアン・ホルム)から彼が所持していた指輪を託されます。その指輪は遠い昔に闇の冥王サウロンが作り出したもので、世界を滅ぼす絶大な力を秘めていました。そして遥か昔に滅ぼされたと思われていたサウロンの魂が今再び世界の支配を目論見、指輪の在処を探していること、そして指輪を破壊するにはかつてサウロンが指輪を鍛えたモルドールの滅びの山の火口に投げ捨てるしかないということを魔法使いのガンダルフ(イアン・マッケラン)から知らされます。ガンダルフに促されたフロドは、親友のサム(ショーン・アスティン)と共に故郷の村を出ることに。旅の中で様々なトラブルに見舞われながら、仲間と出会い、フロドは宿命を果たすため滅びの山を目指します。

見どころ
小さな身体で牧歌的な暮らしを好む、愛嬌のあるホビットたち。神秘的で美しい姿に尖った耳を持つ、不老不死の種族エルフ。小柄ながら強い身体を持ち、鉱石の採掘と加工を得意とするドワーフ。様々な架空の種族が生きている世界観と、深く広大なストーリーが抜群に面白く、ぐいぐい惹き込まれる作品であることは言うまでもありません!そしてやはり登場人物たちがたまらなくカッコいい!繊細でありながらも使命を果たす強さを持ったフロドを演じるイライジャ・ウッドの瞳がすごく綺麗で吸い込まれそうになりますし、レゴラスのオーランド・ブルームは本当にエルフなんじゃないかというくらい美しいし、ヴィゴ・モーテンセン演じるアラゴルン(いわゆる異種族ではなく人間ですが)のワイルドな色気にはクラクラしちゃいます。フロドとサムのブロマンス的関係も素敵!