【公開まであと1日!】“フェイクなし”チームのこだわりが絆に 映画『走れ!T校バスケット部』カウントダウンインタビュー 志尊淳

インタビュー

――様々な苦楽をともにして団結していったT校メンバーですが、このキャストで良かったなと思うことは?

まずはみんなが穏やかな人であったこと。それがT校の“色”にもなっていると思います。撮影の空き時間には男子校みたいなノリで、とにかくずっとくだらないことを話していましたけど、カメラが回った途端にみんなすごく熱くなって。そのオンオフが心地良かったです。

あとは“自分のために”というエゴがなく、人のために動けるメンバーだったこと。実は駿(西銘)が演じるコロのシュートシーンは、もともとはなかったんです。でもみんな駿が一生懸命練習する姿を見ていたし、T校にとって大切なことは勝つことでも個々が目立つことでもなく、チーム一丸となって目標に向かうことだと考えたときに、やっぱり駿のシーンも必要だと思ったんですよね。みんなでごはんを食べているときに何気なく話したら、僕だけじゃなくみんなも同じことを思っていたので、駿のシュートシーンを作ってもらえるよう監督に直談判しに行きました。

――その結果、西銘さんのシュートシーンが生まれたというわけですね。

脚本にないシーンを作ってくださいとお願いするなんて、とても失礼なことなのですが、監督は「時間がないから、みんなのシーンが早く撮れたらいいよ」と言ってくださいました。それで、みんなで協力して撮影が早く終わり、無事に駿のシーンを撮ってもらうことができました。本編にも使っていただいて、本当に嬉しかったです。

――そんな仲良しなT校メンバーで打ち上げ旅行に行くとしたら、どこに行って何をしたいですか?

う~ん、どこだろう?でも、T校メンバーならきっとどこにいっても楽しめると思うんですよね。僕らが撮影していた場所は、タクシーが走っていないようなところで、ごはんを食べに行くのにも結構歩かなければならなかったんですけど、それでもちょっと遠くに温泉を見つけたら、みんなで歩いて行ったりして楽しんでいました。だからその土地を存分に感じられるところに行ってみたいかな。四国とかいいかも!

――竹内涼真さん演じる大学バスケット界のスター選手・準からアドバイスをもらうシーンは、陽一にとって自信を持つきっかけになりますが、志尊さんはどんな言葉をかけられると嬉しいですか?

自分を少しでも肯定してくれる言葉は嬉しいです。表現者としてどれが正しいか、間違っているか、やっぱりなかなか分からないじゃないですか。だからこそ、自分を肯定してもらえたときは、すごく嬉しいですね。

――陽一の一番の理解者である父・正道とのシーンも、胸にグッとくるものがありました。志尊さん自身にとって一番の理解者は?

母ですね。話さないことはないというくらい、母には何でも話します。たぶん僕のこと何でも知ってると思いますよ(笑)

――素敵な関係性ですね!

でもやっぱり思春期は、今のように何でも話すことはできなかったと思います。一人暮らしを始めてから、だんだんとそうなっていったのかな。母も僕の仕事の話を楽しみにしてくれていますし、僕としても仕事のことだけじゃなく、プライベートのことも理解してくれる一番の存在は母なので。僕の性格や人間性を知っているから、やっぱり話しやすいんですよね。

――他のキャストへのインタビューでは、“もし~なら”というテーマでそれぞれお話を伺ったのですが、志尊さんがもし青春時代に戻れるならしてみたいことは何でしょう?

恋!(笑)僕は男子校で、そもそも出会いがなかったので、今学生に戻れるなら恋がしたいです。中学生のときは野球部だったのですが、好きな子や彼女がいたら、間違いなく部活を頑張るエネルギーになっていたと思います(笑)彼女が試合を見に来てくれるなんて、きっとすごい原動力ですよ!

――佐藤寛太さん演じるゾノが「シュートが決まったら付き合って」と告白するように、志尊さんもホームラン打ったら告白、なんてことも?

いやぁ、僕はそういうのできないですね(笑)好きだったら好きと、思ったままに伝えてしまいたいタイプなので!

――最後に映画をご覧になるCinemaGene読者にメッセージをお願いします!

この映画は友達や家族のことで、いろいろな困難があっても、同じ方向を見据えながら、前に向かって進んでいくT校バスケ部の姿が描かれています。スポーツに限らず、日常生活においても共感できる部分があると思うので、どうしたらいいか分からず悩んでいる人の背中を、少しでも押せたらいいなと思います。そして何より青春を思い出すことができる作品になっているので、年代問わず多くの方に観ていただけたら嬉しいです。

練習期間を含め、本作に全力で挑んだことで生まれたT校バスケ部の強くて深い絆。志尊さんの熱い思いが詰まったエピソードをたくさん聞くことができました。全員が“フェイクなし”にこだわったという渾身のバスケシーンを、ぜひ劇場の大きなスクリーンで確かめてくださいね!映画『走れ!T校バスケット部』は11月3日(土)公開です。

★インタビュー裏話はコチラ

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