三度のメシよりとにかくファッション! 映画『旅猫リポート』山本涼介インタビュー

インタビュー

やむにやまれぬ事情で飼い猫のナナ(声:高畑充希)を手放さなくてはならなくなった宮脇悟(福士蒼汰)は、ナナと一緒に新しい飼い主を探す旅へ。強い絆で結ばれた一人と一匹のおかしく、切なく、あたたかい物語を描いた映画『旅猫リポート』。本作で悟の小学校時代の親友・澤田幸介を演じた山本涼介さんにインタビューしてきました!

――最初に台本を読んだときの感想や、作品に対する印象を教えてください。

原作と台本を読んで、とにかく胸が苦しくなりましたし、読んでいたのが家でよかったと思うくらい泣きました。自分が出演する作品の台本を読んで泣いたのは初めてで、僕も猫を飼っていた経験があるので、悟を自分に置き換えて考えたらとても辛かったです。

――今回の役を演じるうえで意識したことは?

幸介は27歳の既婚者という役柄なのですが、僕はまだ結婚していませんし、これまでに演じた役も学生が多かったので、想像に頼るしかなく難しかったです。結婚している友達に話を聞いて参考にしながら、いつもより“大人”を演じることを意識しました。

――幸介と悟のシーンは小学生時代の話を中心に展開していきますが、山本さん自身はどんな小学生でしたか?

めちゃくちゃ活発でした!公園でサッカーや野球をして、毎日外で遊んでいましたね。学校では音楽会の指揮者や、運動会の応援団長など目立つポジションにいることが多かったです。

――思い出に残っている小学生時代の出来事は?

プチ家出事件!(笑)母親に怒られて、家の近くの公園にあるすべり台の中に2時間くらい隠れていました(笑)結局あっけなく見つかって、余計に怒られてしまいましたが…(笑)

――ちなみに何がきっかけでプチ家出を…?

母親が少し出かける間、煮込んでいるカレーの火加減を見ておくよう頼まれたのですが、僕はゲームに夢中で、すっかり忘れてしまって。気づいたらカレーが黒こげに…(笑)帰ってきた母親にものすごく怒られて、プチ家出しちゃいました(笑)

――小学生らしいかわいいエピソードですね(笑)悟とナナの旅は、悟の思い出深い場所を訪れるなど、人生を振り返ることにも繋がっていきますが、山本さんの人生を振り返るうえで欠かせないキーワードは何ですか?

「悩んだら行動する」。やらないで後悔することはあっても、やって後悔することはあまりないと思っているので。僕はファッションが大好きなのですが、買いものに行ったときも、迷ったらとりあえず買ってしまうんですよね。多少高かったとしても、たくさん着ればいいし、そのぶん仕事を頑張るモチベーションにも繋がりますから!

――男前ですね…!では、山本さんが忘れられない場所はありますか?

中学のときに修学旅行で行った沖縄です!僕は高校から芸能のお仕事を始めたので、高校生になってからは外での振る舞いにも気を遣っていて、学校行事も本当の意味で心の底から楽しむことはなかなかできなくなりました。でも中学生のときは思う存分楽しむことができましたし、きれいな海でバナナボートに乗ったり、シュノーケリングをしたりして、すごく楽しかったです!

――幸介と悟は小学生時代の親友ということで、山本さんの旧友とのエピソードを教えてください!

上京してから8年くらい経ちますが、今でも地元の友達とは仲が良いです。中には8年間ほぼ毎日連絡を取っているやつなんかもいて(笑)彼とは舞台の公演で大阪に行ったときや、お正月に帰省したときには必ず会っています。

――8年も連絡を取り続けているなんて、本当に仲良しですね!

実はもともと彼は友達の友達で、小学校も中学校も別々だったんですよ!いつの間にか、間に入ってくれた友達よりも彼とのほうが仲良くなっていました(笑)

――ちなみに芸能界で仲の良いお友達は?

磯村勇斗くん!

――やっぱり!山本さんのSNSによく登場しているのを見かけます!

そうですよね(笑)数少ない友達の一人なのですが、一緒にいてこんなに気を遣わなくていいのは磯村くんくらいです。お互いが暇なときはボイスチャットをしながら、オンラインゲームをしています(笑)磯村くんとは服の趣味も合うので、「この服どう思う?」みたいなやりとりをすることも多いです。

――お買いものとかもご一緒に?

行きます!最近も僕の稽古終わりに付き合ってもらって、一緒に買いものに行きました。なんとなく服を買いたいなと思って、「付き合ってよ~」って連絡したらすぐ出てきてくれました(笑)