『MARS(マース)~ただ、君を愛してる~』窪田正孝インタビュー

インタビュー

惣領冬実が描く累計発行部数500万部を超える、伝説の少女コミック「MARS」が、藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)×窪田正孝のダブル主演でついに実写映画化されます。

今回は、桐島牧生役を演じる窪田正孝さんにインタビューしてきました!

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Q:牧生という役を、どう受け止めて演じられましたか?

窪田さん:
彼は色で言えば黒一色なので、逆に振りきって演じさせていただいたので楽しかったですね。
ドラマからの作品なので、今回の映画で各エピソードの点と点が線に、一本に繋がった感じがあります。

Q:振りきった感情にはどうやって持っていきましたか?

窪田さん:
もちろんお芝居の中なので、フィクションという意味で“嘘”を演じていますが、“嘘”の先にある“本当”を求めて演じたいと思っていました。
そこは今回牧生を演じるにあたり、すごく求めて考えていた部分ですね。

Q:牧生に共感できる部分はありますか?

窪田さん:
許せなくはないんですけど…。
弱いくせに強がってる部分は、共感できるかもしれないですね(笑)。
弱いんだったらその弱い部分を認めてもらって、生きていけばいいんじゃないかな?って思いますけど、まだ高校生なので気持ちが一途なんでしょうね。
その一途さが、残酷になってしまう原因になっていると思うので、もっと普通でいいんじゃないかなって思いました。

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Q:見どころは?

窪田さん:
個人的には飯豊まりえちゃんを見てほしいですね。
お芝居をまだ始めたばかりとお聞きしてたのですが、一番現場にいましたし、キラとしての葛藤を、一生懸命演じていたと思います。
彼女を見て懐かしい気持ちになりましたね。
ドラマスタート時は、すごく女の子の顔をしていたのが、3か月の間、撮影が進むにつれてひとりの女性の顔になっていったので、その変化には驚きました。
零と牧生の中で板挟みになっても頑張る彼女の姿は、女性を勇気づけるキャラクターだと思うので、是非そういうところにも注目して見ていただきたいと思います。

Q:飯豊さんとのシーンは、危険なシーンが多かったですが。

窪田さん:
「芝居ってどういう風にやるんですか?」と飯豊さんに聞かれたんですけど、「考えすぎるのではなく、現場でその時感じたことを表現することが大切なんじゃないかな」って伝えました。あんまり助言とかできないので…。
どれだけキラと零の裏の顔を引き出せるかが、牧生の役割でもあったので、対峙するシーンは激怒させるくらいの意識持って演じていました。
キラを突き落とすシーンは、安全第一で演じてはいましたけど、“本気”でやりきりました。

飯豊さんに関していうと、窓から体の半分以上飛び出ていたので、自分だったら怖いなぁと…。「ごめんなさい」という気持ちと“本気”の気持ちが交互に入れ替わっていました。

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Q:現場の雰囲気は?

窪田さん:
今まで、同世代の方と長い期間一緒に仕事をさせていただく機会が少なかったんです。
今回は、5人でいることが多く、同世代だから話せることもたくさんあり、いつも笑っていましたね。
みんな『MARS』の現場という学校に来て、仕事して帰るという感じでした。

Q:牧生の気持ちになりすぎて、暗くなったりしませんでしたか?

窪田さん:
牧生は裏の顔も表に出ちゃっているので、撮影現場では時折、表と裏がわからなくなることはありましたね。

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Q:牧生はどんな手を使ってでも凶暴な零を見たいと執着していましたが、窪田さん自身どんな手を使っても“執着”したいものはありますか?

窪田さん:
どんな手を使ってでも洗車したいですね…(笑)。
あまりモノに対しての執着はないですね。
ここ2、3年テレビやメディアのお仕事をたくさんさせていただいていますが、いい意味でイメージにとらわれ過ぎない役者になりたいと思います。
凝り固まらないというか、入り込みすぎないで、周りを見れるといいますか…そこは大事にしてますね。

Q:入りすぎないように気を付けていることは?

窪田さん:
仕事は仕事、プライベートはプライベートで完全に切り分けています。
独りの時間も、気の許せる友達との時間も重要なので。

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Q:現場で盛り上がった話題は?

窪田さん:
メイクルームでも演技の話で盛り上がることが多かったですね。
普段は僕自身は、あまり演技の話をしないので、みんなすごいなぁって思っていました。

Q:本作の零のような、一人の女性を守るといったような役はやってみたいですか?

窪田さん:
30歳までには一度はやってみたいなっていうのはあります。
今までも恋愛ものに出演したことがなかったわけではないですが、20代もあと2年ほどで終わるので、恋愛という苦手分野にチャレンジして、もがいて、その記憶を身体に染み込ませて30代を迎えたいという願望はありますね。
今回は、台本を初めて読んだ時に、零という役が太輔くんと聞いて「なるほどな」って思いました。僕を零と牧生のどちらに配役するか考えた場合、間違いなく牧生だろうなって思いました。
だって、「今日は帰さないぞ」とか…(笑)。言えないですよねぇ(笑)。

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『MARS(マース)~ただ、君を愛してる~』
海で奇跡的に出会った零(藤ヶ谷太輔)とキラ(飯豊まりえ)。過去に心の傷を抱えな
がら孤独に生きてきた2人は惹かれあい、恋に落ちる。そこへ、零の死んだ弟・聖と親友
だった牧生(窪田正孝)が現れる。零とキラのよき理解者であるように見えた牧生は、零
が持つ秘めた一面「「怒りに火がつくと抑えられない激しい凶暴性」に強い憧れを抱いて
いた。牧生は、零とキラの忌まわしい過去を突き止め、2人を引き裂こうとするが……。
今年最高にキュンとして泣ける、ピュアで残酷なラブストーリー。

出演:藤ヶ谷太輔(Kis-My- Ft2)、窪田正孝、飯豊まりえ、山崎紘菜、稲葉友ほか

© 劇場版「MARS~ただ、君を愛してる~」製作委員会
6月18日(土)全国ロードショー

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