『シン・ゴジラ』で高橋一生が演じた巨災対の安田はカワイイ

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安田ってどんなキャラクター?

高橋一生さん演じる安田龍彦(※「龍彦」の「ひこ」の字は文に雁垂)は巨災対に集められた変わり者のひとり(オタク)であり文部科学省研究振興局基礎研究振興課長という肩書の人物。ゴジラの生態解析や、関係研究機関との折衝・調整などを担当します。やや力の抜けたような、時折人を食ったような話し方をするのが特徴的。ひねくれた言動や態度も見受けられますが、それが一周回ってカワイイ&かっこよく感じるキャラクターでもあるんです。
高橋さんのアドリブを採用しているものもあると明かされている安田の台詞やリアクションは、独特な言いましやオーバーな感情表現もあり、強い存在感を放っています。特に、後述の巨災対の尾頭(市川実日子)とのやりとりはインパクトがありますね!

安田の名台詞「ごめんなさい」

作品屈指の人気キャラクターでもある尾頭ヒロミとのやりとりで発せられた安田のこの台詞。この台詞までの流れは彼のキャラクターがすごく出ていて、安田ファンにとってはたまらないシーンでは?
巨災対において巨大なゴジラの生体活動を可能にしているエネルギー源について考察していた際、尾頭が核分裂の可能性を口にします。それを聞いた安田は「冗談ポイです尾頭さん。あり得ませんよ。」と笑って取り合いませんでした。しかしその後、ゴジラの移動ルートにおいて放射線量の上昇が認められ、尾頭の推測が当たっていたことが判明します。その時安田が尾頭に対して「ごめんなさい。」と謝罪するのです。一笑した相手に謝る素直さ、そして「ごめんなさい。」というシンプルかつ飾らない言葉選びと、「尾頭さんにもう頭が上がらないんじゃない?」という感じ、ファンは思わず「かわいいな…」という気持ちになってしまいますよね。

絶妙なゆる~い雰囲気と、それとは裏腹に海外の研究機関とコネクションを持ち、それを有効に使って立ち回る有能な人物像というギャップが魅力的な安田!ゴジラとの最終決戦となるヤシオリ作戦でも矢口と前線に参加しており、最後までその雄姿は見逃せません!

『シン・ゴジラ』予告編映像

『シン・ゴジラ』映画オリジナル予告編