キャスト&監督、作品に込めた“熱”を存分に語る!映画『春待つ僕ら』公開“Anniversary”舞台挨拶レポート

イベントレポート

――続いて、ここは力を入れた、あるいはこだわったシーンは?

平川監督「僕は若者たちの熱さというか。映画観たら熱かったでしょ?その熱気とやる気に負けないようにしようと思っていました(笑)」

稲葉「バスケットボールのシーンは見返しても全部思い出が蘇るなっていうくらい熱が入っていました。体のどこが痛かったとか思い出したり、ここは決めるの時間かかったな、逆にここは一発で決まって盛り上がったなとか。エキストラさんで来てくださった方やレギュラーチーム、相手チームのメンバーみんなの熱がちゃんと乗っかって、それを監督が全部収めてくれたので、注目していただきたいところだなと思います。」

杉野「最後の美月が作文読むところで、そのシーンに懸ける太鳳ちゃんの思いを聞いていたし、心に響くものがあったかなと思いました。」

磯村「僕はバスケの試合のシーンの撮影で、匠海は3ポイントを一発で決めるんですよ!持ってるものを生で感じて、その瞬間に俺たちもめちゃめちゃ盛り上がって。それがそのまま映像になっているので、現場で生まれた熱気とかチームワークの良さとかがバスケのシーンにはすごく出ているので、僕はそこがお気に入りですね。」

北村「(小声で)ありがとうございます。」

稲葉「もっと大きい声でいいんだよ!?(笑)」

北村「(再び小声で)ありがとうございます(笑)」

小関「美月が最後のほうに言う「頑張れ」が全国の頑張っている方に届いてほしいです。さらにその「頑張れ」のあとに一人ずつ顔が抜かれて、永久だけ、亜哉だけに言っているわけじゃなく、頑張っている人みんなに対しての「頑張れ」なので、本当に心臓を握られるというか、感動しました。たくさんの人に届いてほしいし、僕自身も好きなシーンです。」

北村「敵チームですが小関くんも含め本当に仲が良くて。良い雰囲気の現場だから必ずしも良いものが撮れるとは限らないし、くじけそうになったこともあったんですけど、稲葉くんが僕に言った「これを乗り越えられるのはキャスティングなんだと思う。僕らがここにいるのは乗り越えるために選ばれて集まったんじゃない?」っていう一言に本当に感動しました。このメンバーだからこそ作り上げることができた映画ですし、それが随所に現れているので、その“出ちゃう”仲の良さが僕は見ていて好きでした。」

土屋「私は作文を読むシーンで、監督と一緒に言葉を選ぶところから関わらせていただいたんです。監督も真正面から私にぶつかってくださったので、あのシーンは本当に集大成というか、自分が制服を着てきて感じたことを込めたので、卒業文集のような気持ちでとても印象に残っています。」

平川監督「実際に使われているのは本当に少ないですが、原稿5枚分くらいあって、裏に努力とかがあって。…ていうか、北村の目こわいんだけど!(笑)」

(笑)

北村「元からですよ!(笑)」

稲葉「舞台挨拶中に監督にそれ言わせるってすごいな(笑)」

平川監督「なんか俺悪いことしたかなって(笑)」

北村「いや、僕すごい言われるんですよ。目が死んでるって(笑)そもそも死んでるからしょうがない!もう魚がいると思ってください!(笑)今は寒ブリが時期ですからね!」

磯村「いやいや、旬の魚の話してないから!(笑)」