ボブ・ディランが楽曲提供!企業の中で戦い抜いた人々の心に響く「鎮魂歌」―映画『七つの会議』主題歌が流れる予告編解禁

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2019年2月1日(金)公開映画『七つの会議』の主題歌がボブ・ディランの「メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ」に決定!さらにこの楽曲が流れる予告編が解禁されました。

映画『七つの会議』は、企業の矛盾、そして働く人々の葛藤や絆など身近な視点を題材に、痛快でありながら、エンターテインメントとミステリーが絶妙に融合した小説を生み続ける池井戸潤原作によるもの。

「結果がすべて」そんな考え方が今なお続く会社が舞台の本作。きっかけは社内で起きたパワハラ騒動ですが、そこに隠されたある謎が、会社員たちの人生、そして会社の存在をも揺るがすことに……。「働く事」の正義とは?そして守るべき信念とは何かを問いかける物語です。

ボブ・ディランが歌う「嵐が来て、海が荒れても / 後悔だらけの道のりだったとしても / 変化の風は必ず吹く 強く、自由に / あなたはまだ知らないだけ 私みたいな人のことを」という詩。企業としての正解を信じ守る事で社会的に「正しい」事を置き去りにしてしまった企業戦士たち、企業の中で葛藤しながらも自らの信念を貫き通そうとする「正しい」者たち、そんな彼等が闘い疲れ自らを振り返った時に心に深く響いてくる歌が、「メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ」です。

疲れ果て不信に満ちた者たちに癒しと力を与えるこの歌は、ボブ・ディランが低迷していた90年代、転機を迎えた時に生まれた美しいメロディのバラードで、ビリー・ジョエルアデルエド・シーランらを始めとして数多くのアーティストがカヴァーしている名曲です。ノーベル賞受賞後初の来日公演となった2018年7月のフジロックでも、この曲を披露しました。そこでは曲が始まった途端、約4万人の観客から大喝采を浴びたという、日本のファンから特に愛されている曲でもあります。

この曲を選んだ伊與田プロデューサーは、若い頃からのディラン・ファンで歌の力を信じていたといいます。いつかディランの歌を使ってみたいという制作者としての思いはノーベル賞受賞後により強いものとなりました。『七つの会議』の制作に着手すると同時にディランの楽曲使用を打診しましたが、ノーベル賞受賞後は世界各国より同様の要望が多数舞い込み一筋縄ではいきませんでした。何度も楽曲使用の交渉が続く中で、夏にフジロックで来日したディランがこの曲を演奏したことで一層の力を得て、「正義」を問いそれが晴らされた印象的な場面、企業戦士が戦い終わった時の「鎮魂歌」として、疲れ切ったサラリーマンに癒しと希望を与えたいことを強調できると、さらに熱望。そして、およそ一年に渡る交渉の末、平成最後の企業エンターテインメント映画『七つの会議』を彩る主題歌となりました。

『七つの会議』予告編

映画『七つの会議』予告2

映画『七つの会議』は2019年2月1日(金)より東宝系にて公開。

『七つの会議』公式サイト
原作: 池井戸潤『七つの会議』(集英社文庫刊)
監督: 福澤克雄『私は貝になりたい』(08)『祈りの幕が下りる時』(18)
音楽: 服部隆之「陸王」「下町ロケット」「半沢直樹」(TBS)
脚本: 丑尾健太郎「ブラックペアン」(TBS) 李正美『祈りの幕が下りる時』(18)
出演者: 野村萬斎
香川照之 及川光博 片岡愛之助
音尾琢真 藤森慎吾 朝倉あき 岡田浩暉 木下ほうか 吉田羊
土屋太鳳 小泉孝太郎 溝端淳平 春風亭昇太 立川談春 勝村政信
世良公則 鹿賀丈史 橋爪功 北大路欣也
©2019映画「七つの会議」製作委員会
2019年2月1日(金)より東宝系にて公開