専用のプレイリストを作って役作りに臨む―映画『ビューティフル・ボーイ』ティモシー・シャラメが明かす役作り秘話

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4月12日(金)に公開となる、8年という長い歳月をかけてドラッグ依存を克服する青年と家族の物語を描いた映画『ビューティフル・ボーイ』。

本作で依存症と闘う息子 ニックを演じたのは、『君の名前で僕を呼んで』の繊細な芝居で人々を魅了したティモシー・シャラメ。その高い演技力を認められ、本作ではゴールデン・グローブ賞助演男優賞にノミネートされました。堕ちていく姿さえも繊細に美しく演じきったティモシーですが、観る者の心に迫るその演技はいかにして生まれたのでしょうか。難しい役どころに挑むにあたり、依存症への理解を深めるとともに9キロの減量を行ったというティモシー。「自分を100%捧げた」と言うように、心身ともにニックへの役作りを進めていきました。衣装デザイナーのエマ・ポッターによると、衣装合わせの際もティモシーは減量中で、撮影を通して彼の体重の増減にも対応する必要があったそうです。


また、本作だけでなく、役作りの一環としていつも彼が行っていることがプレイリストの作成。ティモシーにとって、音楽は役作りにおいて一番大切な部分であり、自分の気分を高めてくれるといいます。本作の撮影中は、ニルヴァーナやシガレッツ・アフター・セックスなどを聴いており、「この映画のサントラも、監督が素晴らしい曲を揃えてくれたと思うんだ」と彼は話しています。ニルヴァーナに関しては、バンドのフロントマン、カート・コバーンについてのドキュメンタリー映画『モンタージュ・オブ・ヘック』も観たそうで、「ニルヴァーナは疎外感や絶望を引き出すのに役立った。」と語っています。また、撮影に使用した大学キャンパス内で彼らの楽曲である「ハートシェイプト・ボックス」を大音量でかけながら歩いてセキュリティに怒鳴られそうになったというエピソードも!

ティモシーは、彼を一躍世界的スターダムに押し上げた『君の名前で僕を呼んで』の撮影時にも勿論専用プレイリストを作成していたそうで、「今、それを聴くと、気持ちはすぐにあの時に戻っていくよ」と回想します。

彗星のごとく現れ、映画界を牽引する今最もホットな俳優、ティモシー・シャラメ。最新作『ビューティフル・ボーイ』でも、徹底した役作りによって開拓された新境地をみせてくれることは間違いありません。

映画『ビューティフル・ボーイ』は2019年4月12日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他にて全国公開です。

『ビューティフル・ボーイ』予告

『ビューティフル・ボーイ』日本版オリジナル本予告

『ビューティフル・ボーイ』公式サイト
監督:フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン (『オーバー・ザ・ブルースカイ』アカデミー賞外国語映画賞ノミネート)
脚本:フェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン/ルーク・デイヴィス(『LION/ライオン ~25年目のただいま~』)
出演:スティーヴ・カレル、ティモシー・シャラメ
配給:ファントム・フィルム
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4月12日(金)より TOHOシネマズ シャンテ他にて全国公開