芳根京子の本気度に共演者一同、声を揃えて絶賛の嵐!悔し涙を流しながらの撮影に「すごくガッツがある!!」 映画『Arc アーク』完成報告会オフィシャルレポートが到着!

イベントレポート

6月25日(金)公開の映画『Arc アーク』より、本作の完成報告会が実施され、主演の芳根京子さん始め、寺島しのぶさん、岡田将生さん、清水くるみさん、小林薫さん、風吹ジュンさんら豪華キャスト陣と、本作のメガホンをとった石川慶監督らが登壇致しました!

★メイン写真_Arc アーク 完成報告会

芳根さん演じる主人公・リナと寺島さん演じるリナの人生の師・エマが劇中で披露する、故人を在りしままの姿で保存する技術<プラスティネーション>。まるで操り人形のように無数の糸のようなものを駆使して行う<プラスティネーション>をイメージし、ストリングスを張り巡らして劇中の雰囲気をそのままにスタイリッシュな装飾が施された会場に、6人の豪華キャストと本作のメガホンをとった石川監督が登場しました。また、本イベントは感染症対策から無観客・生配信でのとなりました。

Arc アーク 完成報告会_BBB4215

Arc アーク 完成報告会_BBB3738

Arc アーク完成報告会_BBB3773

人類で初めて永遠の命を得た主人公・リナの役柄を意識したレザーとチュールスカートが特徴的な美しい漆黒のドレスを身に纏った芳根さんが「本日は、観てくれているみなさん、ありがとうございます。今日を迎えられてとてもほっとしています!配信ですが、今日はよろしくお願いします」と配信カメラの向こうにいる観客に挨拶。寺島さんが「とても不思議な作品が出来上がりました。石川監督の緻密で崇高でとても美しい映像美、みなさんにどう届くのか凄く楽しみです、今日はよろしくお願いします」、岡田さんが「配信を見ているみなさんありがとうございます。石川慶監督とお仕事をしたいとずっと願っていたのでとても嬉しかったです。いろんなテーマを投げかける作品ですので早く観てほしいです!」と続きました。

芳根さんが演じたリナは、ストップエイジング技術によって人類で初めて永遠の命を得る女性です。30歳の姿のまま年齢の変化を表現するという難しい役どころについて、芳根さんは「1人では作れなかった役だなと思っています。撮影の前にいろいろ考えても想像がつかなくって、石川監督と沢山お話させてもらったんですけど、現場で感じたことを表現しようとなりました。石川監督とは、がっつり二人三脚で同じ歩幅でいろんな感情を共有しながらリナという女性を作っていきました」と石川監督との信頼関係で乗り越えられたこと明かしました。

また、「寺島さんの<プラスティネーション>をする姿がを観て、かっこ良すぎて!凄い焦りました」とプレッシャーがあったことも吐露。対して「私の見せ場はここしかないなと(笑)。だから必死でやりました。そして、リナに(”プラスティネーション”の技術を)引き継ぐわけだから、リナよりも絶対に上手くなきゃいけないと思ってたし、プレッシャーがありながらも頑張りました」と芳根さん演じる主人公の師を演じる身として寺島さんにも密に重圧があったことを明かしました。

そんな難役を演じ切った芳根さんの現場の様子を、寺島さんは「芳根さんは本当にガッツが凄くて!悔し涙を流しながら出来るまで頑張る子で、気づいたら深夜までなんてこともあって、私が止めなきゃと思うくらい(笑)。でも、芳根さんの魅力をもっと引き出そうとする石川監督と、それに答えようとする芳根さん2人の姿がとても素敵だったと思います」と芳根さんを称え「頑張ったね」と芳根さんに優しく声をかけました。それに続いて、天才科学者でリナの最愛の夫・天音を演じた岡田さんも「彼女の闘っている姿が、この小さな体のどこからこんなにパワーが湧いて来るのだろうと思って、その姿がすごく美しかった。芳根さんを支えたいという気持ちで現場にたので、リナと天音として映画で生きられたことは僕にとっても幸せな時間でしたし、芳根さんにとってもか幸せだったらいいなと思います」と暖かい言葉を贈ると芳根さんも「私も幸せでした!」と微笑み合う和やかな場面も。

また、岡田さんは「この映画のクランクインのシーンがキスシーンだったんですよね、、、緊張しました(笑)」と重要なシーンからの撮影だったことを告白しました。「2度目の共演で役者としての信頼関係はあったけれど、リナと天音としては初めましてだったので、監督と3人で1時間くらい段取りをする中で役柄としての関係を掴んでいきました」と撮影を振り返りました。芳根さんは岡田さんと久しぶりの共演について、「天音役が岡田さん”かも”と聞いたとき、”かも”なんて言わないで、岡田さんでお願いします!ってお願いしたんです。天音はリナにとってとても重要な役柄だし信頼している岡田さんでとても安心して撮影できました。癒しのマーさんです(笑)」というコメントに、岡田さんが照れる一幕も。

Arc アーク完成報告会_BBB3859

Arc アーク 完成報告会_BBB3902

長年ドラマや映画で夫婦を演じていている小林さんと風吹さんは、「現場で、風邪を引いちゃったんだけど、誰も助けてくれなくて(笑)。そんな時に、風吹さんがビタミン剤をくれて風吹さんの言う通りに飲んだら熱がさがった。本当に有り難かった」(小林さん)「隠れ妻のように支えました(笑)」(風吹)と撮影中まるで本物の夫婦のように支え合ったエピソードを披露しました。

世界的SF作家ケンリュウ氏の原作を映画化するにあたって、石川監督は「美術に凄いこだわりました。これだけの役者さんに集まってもらって演技は良いのに、SF だと、世界観が作り切れてなくて残念に思うことがある。だから、この作品ではそんなことがないように作りこみました」とこだわりを述べました。

続いて、本作の内容にちなんで【永遠の命を手に入れたとしたら、100 年後には何をしていると思う?】というテーマでフリップトークに。芳根さんは、【答え合わせをしたい】という回答で、「劇中のリナと同じくらいまで生きて、果たしてリナと同じことを思うのか、答え合わせをしたいです」とあっぱれな回答に共演者からは唸る声が!

Arc アーク 完成報告会_BBB4061

寺島さんは【そんなに生きなくて大丈夫】と回答し「もう十分かな、今を生き切ろうと思っているので」と話し、会場の笑いを誘いました。

Arc アーク 完成報告会_BBB4078

岡田さんは、【自分の島を作りたい】と答え「孤独になりたくなりたくて…。自分といて楽しい人だったり価値観の会う人を集めて『一緒にすみませんか』って仲間を探したいです」とさみしがり屋な一面みせ、「どうぶつの森みたい(笑)」という芳根さんのツッコミに「そうだよね、自分も話していて途中で思った(笑)」と息ぴったりの掛け合いが。清水さんからは、【宇宙語を覚えて宇宙人と話したい】と夢のある回答。「100 年後ならばきっと宇宙にも行けるだろうなと」希望を話しました。

イベントの最後に芳根さんは、「本日は、ありがとうございました。完成したこの作品を観た時に、新たなジャンルの映画ができたなと思いました。そんな作品に主演として参加できたこと嬉しく思っています。個人的には7年ぶりの主演作で気合いもすごくすごく入っています!大きな声で劇場に来てねと言えないことが悔しいですが、美術もヘアメイクも衣装も全て美しくて、劇場で見ていただけると嬉しいです。映画『Arc アーク』をどうぞよろしくお願いいたします!」と力強いメッセージを贈り、イベント締めくくりました。

映画『Arc アーク』は6月25日(金)より全国公開です。

『Arc アーク』公式サイト
<STORY>
舞台はそう遠くない未来。17歳で人生に自由を求め、生まれたばかりの息子と別れて放浪生活を送っていたリナは、19歳で師となるエマと出会い、彼女の下で<ボディワークス>を作るという仕事に就く。それは最愛の存在を亡くした人々のために、遺体を生きていた姿のまま保存できるように施術(プラスティネーション)する仕事であった。エマの弟・天音はこの技術を発展させ、遂にストップエイジングによる「不老不死」を完成させる。リナはその施術を受けた世界初の女性となり、30歳の身体のまま永遠の人生を生きていくことになるが・・・。

<作品概要>
キャスト:芳根京子、寺島しのぶ、岡田将生、清水くるみ、井之脇海、中川翼、中村ゆり/倍賞千恵子/風吹ジュン、小林薫  
原作:ケン・リュウ『円弧(アーク)』(ハヤカワ文庫刊 『もののあはれ ケン・リュウ短編傑作集2』より) 
脚本:石川慶 澤井香織 音楽:世武裕子
監督・編集:石川慶
製作:2021映画『Arc』製作委員会
製作プロダクション:バンダイナムコアーツ
配給:ワーナー・ブラザース映画
(c)2021映画『Arc』製作委員会
2021年/日本/127分/スコープサイズ/5.1ch  Twitter:@Arc_movie0625  #Arcアーク