出典:https://www.picsofcelebrities.com/
ガーリー・カルチャーの旗振り役として語る上で欠かせない映画監督ソフィア・コッポラ。『マリー・アントワネット』『ブリングリング』などの作品が知られています。彼女のバックグラウンドは映画一族とも言えるコッポラファミリーが存在しました。何が彼女の世界を作っているのか、紐解いていきます。
父親は映画監督!母親は映画セットデザイナー!生粋の映画人
出典:http://eiga.com/movie/
父親であり巨匠でもあるフランシス・フォード・コッポラ
ソフィア・コッポラはアメリカ出身の映画監督です。父親は『ゴッドファーザー』シリーズや『地獄の黙示録』など、映画界に輝かしいトラックレコードを持つ巨匠フランシス・フォード・コッポラ。また母親は映画セットのデザイナーで、幼い頃から映画に囲まれて育ちました。
親戚筋にも連なる大スターたち
出典:http://cureco.jp/view/265
従兄弟にあたるニコラス・ケイジ
両親だけでなく、兄のロマン・コッポラもソフィア同様長編映画監督。『CQ』で長編映画監督デビューしたのち、制作や第二班監督として活躍しています。さらに驚くことに、誰もが知る俳優ニコラス・ケイジやコメディ俳優のジェイソン・シュワルツマンは従兄弟にあたります。また最近人気が復活しているボクシング映画『ロッキー』のヒロイン、エイドリアンを演じたタリア・シャイアは叔母にあたる人物。コッポラ一族は、まさに映画ファミリーなのです!
監督だけじゃない?!ソフィアの意外なキャリア
出典:http://blog.livedoor.jp/
ナタリー・ポートマン、キーラ・ナイトレイ、ソフィア・コッポラ。どれが誰かわかる?
『ゴッドファーザー』では洗礼を受ける幼児役、同作の「PartⅢ」では主人公の娘を演じるなど、監督業の前に映画に出演した経験を持ちます。また『スターウォーズ エピソード1 ファントム・メナス』ではアミダラ女王の侍女として出演しています。ちなみに侍女には『パイレーツ・オブ・カリビアン』のヒロイン役で一躍有名になったキーラ・ナイトレイも。なんとも豪華な面々でしたが、このときソフィアは不名誉なことにゴールデンラズベリー賞の最低助演女優賞にノミネートされてしまいました。
ソフィア・コッポラの世界『マリー・アントワネット』
ガーリー・カルチャーの極みとも言えるこの映画。画面には色とりどりのお菓子やドレスが映し出されます。わずか14歳で、誰一人知り合いのいない異国へ嫁いだマリー・アントワネットの心情を、「一人の女性」として捉えた作品。派手な性描写や残虐描写はない分、マリーの心情や宮廷での生活がきらびやかに描かれています。
ハーマイオニーが強盗?!異色のガーリームービー『ブリングリング』
ある意味究極の青春映画とも言えるこの問題作。主演を『ハリーポッター』シリーズで有名になったエマ・ワトソンが演じたことで、さらに話題を呼びました。ハリウッドセレブの豪邸に少女窃盗団が忍び込み、ブランド品をかっさらいます。盗んだブランド品で着飾りSNSやクラブで人気者になる一方で、彼女たちには満たされない空虚な思いが渦巻きます。同年代の女性陣から高く評価されている、ガーリー映画の極致とも言える一本です。
いかがでしたか?ソフィア・コッポラのきらびやかな映画一族のバックグラウンド、そして彼女自身のセンスが絶妙にミックスされた映画の数々。ぜひ一度手にとって、魅せられてくださいね!