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菅田くんと虹郎くんが“ざわざわ”?『ディストラクション・ベイビーズ』の真利子哲也監督インタビュー

柳楽優弥、菅田将暉、小松菜奈、村上虹郎の出演で話題の『ディストラクション・ベイビーズ』が5月21日(土)から公開されます。
本作が商業映画デビュー作となる新鋭・真利子哲也監督に、作品のことや出演者についてインタビューしてきました!
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Q:本作で商業映画デビューですが、お気持ちをお聞かせください。

真利子監督:
ほっとしたというか…、映画が完成して空っぽという感じですね。
撮影に集中していたので、終わった時には一気に気が抜けてしまいました。
今は、次はどうしようかかな?というところまで頭回っていないので、少しずつシフトしていけたらと思っています。

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Q:本作は四国が舞台ですが、選んだきっかけは?

真利子監督:
ミュージックビデオを作る仕事いただいていまして、その出演者が松山に住んでいる当時16歳の子だったんです。
松山も行ったことないし、大人になってからは16歳とも話したことなかったので、一回時間があるうちに、会わせてくれないかとお願いして松山を訪問したことがきっかけです。
松山に行った日の夜、若い頃に喧嘩していた人と知り合いになって。はじめは単純に話がおもしろくて聞いていたら、拳が嘘ついてなくて興味を持ちました。

僕自身、東京出身ですが、松山に行ったときに印象に残ることがあったんです。
四国の土地とか、風景にもいろいろあるけど、松山に住んでる人から人間味を感じて…。
一気に松山を好きになり、松山を舞台に映画を撮ろうと思いました。

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Q:キャストが豪華ですね。キャスティングはどのように進めましたか?

真利子監督:
主演の柳楽優弥くんに関しては、いつからかわからないくらい前から名前を挙げさせてもらっていました。彼の役者としてのポテンシャルを感じて、まだ泰良という役が確定していない時から一緒にやりたいと思っていました。
菅田将暉に関しては、菅田くんが出演していた『そこのみにて光輝く』を観て、主演をも凌駕するくらいの演技をする、実力も兼ね揃えた人なので、彼と一緒にやれたらなと思って、話をさせていただきました。
小松さんは、泰良という役を考えているときに、『渇き。』の予告編を観たんです。
最初に観たのは予告編だけだったんですけど、「女版泰良じゃないか」と思って(笑)。
その後本編も見せてもらって、目線の配り方に魅力のある小松さんに声をかけました。
虹郎は、たまたまなんですけど、2014年にこの『ディストラクション・ベイビーズ』の企画プレゼンでカンヌに出かけた際に、虹郎も『2つ目の窓』でカンヌに初めて行っていて。そこで上映前に挨拶をしました。
彼は、大人になるとなくしてしまう“危うさ”みたいなものを持ちつつ、役者としての意志も感じる魅力があったので、声をかけました。

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Q:現場ではどんな話をしましたか?

真利子監督:
泰良という役がうまくいかなかったら、この映画ダメだなって思ったので、ただただ柳楽くんにはそのことを伝え、煽っていたと思います(笑)。
具体的に何ということは言葉で言ってもどうしようもないことだったので、松山市街での1日目に喧嘩のシーンを撮影してみて、お互いこれだねって、言葉じゃなくて納得しあえたので、そこからはもう細かいところ気にせず突き進んでいきました。
ほかの役者さんに関しても、柳楽くんが本当に自信をもって演じてくれたので、それ見て「負けるか!」という気持ちでやってくれたと思います。

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Q:菅田くんに関しても、新しい魅力を引き出したのではないでしょうか。

真利子監督:
これだけ過激な役は珍しいと思うので、脚本を受け取った時点で、ある程度覚悟をしてくれているんだなと思っていました。
撮影に入る前から、虹郎が菅田くんとたまたま何かの仕事で会った時に、「今度一緒らしいっすね」ってみたいな話をして、“ざわざわ”してくれたみたいなので、そういうやりとりの中からも、菅田くんの中でこの役に照準を合わせて行ってくれたんじゃないかと思っています。
僕自身は、具体的に何かをやったわけではないんですけど、その“ざわざわ”している彼から、質問されたことには答えられるようにしようと思っていました。

衣装合わせのときが初対面だったんですけど、『そこのみにて光輝く』の話や、他の映画の話をしました。いろいろな役をやってきたと思うけど、今までの引き出しにないものを出してほしいというお願いしました。

Q:これからご覧になる方にメッセージを。

真利子監督:
観た人それぞれが、いろいろなことを考えるとは思うんですけど、観た人に伝えることを意識しながら言葉にできないものとキャストとスタッフ一緒になって真剣に向き合ったので、観たそのままの印象で感じてくれたらいいなと思っています。

『ディストラクション・ベイビーズ』作品詳細

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愛媛県松山市西部の小さな港町・三津浜。海沿いの造船所のプレハブ小屋に、ふたりきりで暮らす芦原泰良と弟の将太。日々、喧嘩に明け暮れていた泰良は、ある日を境に三津浜から姿を消す――。それからしばらく経ち、松山の中心街。強そうな相手を見つけては喧嘩を仕掛け、逆に打ちのめされても食い下がる泰良の姿があった。街の中で野獣のように生きる泰良に興味を持った高校生・北原裕也。彼は「あんた、すげえな!オレとおもしろいことしようや」と泰良に声をかける。こうしてふたりの危険な遊びが始まった。やがて車を強奪したふたりは、そこに乗りあわせていたキャバクラで働く少女・那奈をむりやり後部座席に押し込み、松山市外へ向かう。その頃、将太は、自分をおいて消えた兄を捜すため、松山市内へとやってきていた。泰良と裕也が起こした事件はインターネットで瞬く間に拡散し、警察も動き出している。果たして兄弟は再会できるのか、そして車を走らせた若者たちの凶行のゆくえはー。

2016年5月21日テアトル新宿ほか全国公開!
©2016「ディストラクション・ベイビーズ」製作委員会

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