『ポケモン・ザ・ムービーXY&Z 「ボルケニオンと機巧(からくり)のマギアナ」』中川翔子インタビュー

インタビュー

暑い夏がやってきました。夏と言えばポケモンですね!
今回は、7月16日(土)から公開される『ポケモン・ザ・ムービーXY&Z 「ボルケニオンと機巧(からくり)のマギアナ」』にゲスト声優として出演する中川翔子さんにお話を伺ってきました!

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Q:本作で10年連続出演ですが、今のお気持ちを聞かせてください。

中川さん:
10年も経ったなんて、夢なんじゃないかと思うくらい感無量で、胸がいっぱいです!
アフレコスタジオにも10年間も通ったんだなって思いました。
サトシが10歳なので、彼の人生分ポケモン映画に関われたんだと思うと、ビックリです。

Q:10年前の初めてのアフレコのこと、覚えていますか?

中川さん:
覚えています!
初めてアフレコをするとき、音響監督の三間さんから「どんな気持でこの子が生まれて、生きてきたのか。いろんな経験があった上で、命がけでこの言葉を言っているんだよ。だからすべてを踏まえて演じなきゃだめだ。」と言われ、その言葉をずっと胸に刻んで演じてきました。
三間さんの言葉は、ポケモンじゃない声優をするときも歌の仕事のときも、何をするときも、いつもこの言葉が心の中にありましたね。

Q:10年経って、中川さんの中で変わったことは?

中川さん:
ポケモンを好きという気持ちは、ポケモンと出会った時から変わらないままだし、遊び続けています。
声優に関しては、やっぱり10年も連続で演じさせていただいているので、その経験を生かした演技をしなければいけないと思っています。10年演じたのにへたれじゃいけないし、緊張している場合じゃないし(笑)。
プロとしての自覚は、10年の間に少しずつだけど身に着いたのではと思います。

Q:今回、『アゾット王国(おうこく)』の王子(おうじ)・ラケルを演じてみての感想は?

中川さん:
王子なので、気品だったり、落ち着きや余裕もある男の子でしたね。
サトシとは違うタイプの男の子ですよね。
カラクリの世界が大好きで、部屋に閉じこもって研究に没頭している姿はすごく共感できました。ポケモンの世界にもオタク少年っているんだなって (笑)。
ラケルはハートが熱くて、好きなことに対してがーっと集中しながらも、ちゃんと人を思いやれる心ももっている。こんな素敵な男の子は、大人になったら惚れちゃいそうです。

Q:今回ゲスト声優で参加された市川染五郎さんについて。

中川さん:
アフレコは別々で行いましたが、染五郎さんの声を聞いて「ボルケニオンすばらしい!」って大絶賛しちゃいました。
巻き舌の感じがとってもカッコよくて、ボルケニオンの熱さは染五郎さんにしか出せなかったと思います。
自分の事よりも、周りのために動けるその熱さ。ボルケニオンのひと言ひと言に、「くぅー!!」ってなっちゃいますね(笑)。
こういう男の人が現実にいるといいなぁって思いながら聞いていました。

Q:ラケルの姉・キミアを演じる松岡茉優さんはどうでした?

中川さん:
映画の中では、姉上って呼んでいますけど、私の方が年上でしたね(笑)。
お姫様だけどおとなしいだけじゃなく、落ち着きもあって、しっかりと自分をもっているので、将来は素敵な女王になりそうなだなぁと思っていました。
茉優ちゃんは、アフレコ取材の時も、緊張しているようには見えなくて…。カメラが多くても、ブレずに演じられるところは、キミアに通じるところがあるんじゃないかなって思いました。

Q:中川さんは緊張しちゃう方ですか?

中川さん:
はい、緊張しちゃうんです。ポケモンに関して話すなら、3日3晩水だけで語れるくらいの思いがあるので、それを伝えたくて気持ちが先走っちゃって緊張しちゃったり(笑)。

Q:ポケモンの素晴らしいと思うところはどこですか?

中川さん:
小さな子はポケモンから字を覚えたり、イマジネーションを膨らませたり、素晴らしいことばかりだと思います。義務教育の間に、ポケモンに触れておくべきですね。
この世界にある水・炎・電気などがモチーフになっているので、水には電気が効くとか科学の勉強にもなるし。
ポケモンが好きという気持ちさえあれば、海を越えて、世代を超えて、つながれます。
最近1人暮らしを始めたので、寂しい時にミラクル交換をやるんですけど、ボタン1つでイギスやフランスからいろんなポケモンが送られてくるので、改めてなんてすごい発明なんだろうって思いました。

Q:10年間に担当したキャラクターで一番難しかったのは?

中川さん:
間違いなく、今回演じたラケルですね。三間さんからも「一番難しい役だよ」って言われていました。
普通アフレコってやり直しは許されないですけど、今回はラケルの複雑な心の中を表現したくて、やり直しをさせていただきました。
収録が終わったあと、「10年で一番よかったよ。ハートにきたよ。」って言ってくださったのは宝物ですね。

Q:そのほか、難しかったキャラクターは?

中川さん:
ラケル以外では、それぞれ難しかったですけど…。ケルディオかなぁ。
1作目で演じたマキちゃんは、三間さんに鍛えられた思い出がありますし…、2作目のインフィもアンドロイドで、無機質に話すのは難しかったですし…。
ギザみみピチューも、ピチュー語で話すので、気持を表すのに苦労しました。
ケルディオは聖剣士になりたいという確固たる目標がある男の子のポケモンで、一生懸命にキュレムに立ち向かう姿に勇気をもらいましたね。
すごい勇気をもらって、ずっと逃亡していた歯医者に行ったのを覚えています(笑)。

Q:ご覧になるみなさんにメッセージを。

中川さん:
今年の映画は、今までで一番泣ける映画です。
ボルケニオンからは、周りのために自分の身を呈してでも動ける熱い心が学べるし、この作品の中で描かれているエピソードは、自分自身の周りの大切なことに置き換えて考えられる作品になっています。
愛があって、心があって、夢があって、地球を一つにしてくれるポケモンの素晴らしいところがぎっしり詰まっているので、ぜひ映画館で見てほしいです。

昔も今も、これからも、ポケモンが大好きな気持ちは変わらないので、孫とポケモンバトルする夢のために、まだまだ死ねないなって思います(笑)。

『ポケモン・ザ・ムービーXY&Z 「ボルケニオンと機巧(からくり)のマギアナ」』作品情報

『ポケモン・ザ・ムービーXY&Z「ボルケニオンと機巧(からくり)のマギアナ」』映画オリジナル予告編

ポケモンが教えてくれる「誰かのために、自分ができること―。」
ボルケニオンのマギアナを想う心が、今、ソウルハートを呼び覚ます!

旅をするサトシたちの前に、空から突然幻のポケモン・ボルケニオンが降ってきた!人里離れた「ネーベル高原」で、人間に傷つけられたポケモンたちと共に暮らすボルケニオンは、実は人間たちのことが大嫌い。サトシたちをよそに急いで立ち去ろうとするボルケニオンだが、なぜかサトシまで一緒に引っ張られてしまう。なんと二人は不思議な鎖で、いつのまにか繋がってしまっていたのだ!これでは離れたくても離れられない。仕方なくボルケニオンはサトシを引きずりながら「アゾット王国」を目指して走り始めた…。

2016年7月16日全国東宝系にてロードショー
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku
© Pokémon ©2016 ピカチュウプロジェクト

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