「深夜食堂」の作者、漫画家・安倍夜郎って知ってる?

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ドラマ化、映画化、その人気は日本ではなくアジアへと広がっている漫画「深夜食堂」。その作者・安倍夜郎さんをご存知ですか?心温まる世界観を生みだした安倍さんについてご紹介いたします。

漫画家・安倍夜郎さんの経歴


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1963年2月2日生まれ。高知県中村市(現:四万十市)出身。早稲田大学に在学中は漫画研究会に所属。大学卒業後は、20年近く広告代理店にCMディレクターとして勤務していました。2004年に「山本耳かき店」で、41歳の遅咲き漫画家デビューを果たします。漫画家に専念するため退職するも、約2年間作品の掲載はありませんでした。2006年から不定期で「深夜食堂」の連載がスタートします。同作はじわじわと人気を獲得していき、2009年にはドラマ化、2010年には第55回小学館漫画賞一般向け部門、第39回日本マンが協会賞大賞を受賞するほどのヒット作となりました。

映画化もされた大ヒット作「深夜食堂」


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ネオンきらめく歓楽街の片隅に、ひっそりと佇んでいる小さな店「深夜食堂」。営業時間が夜の12時から朝7時頃までのため、深夜の胃袋と心を満たしてくれることから、皆が勝手にそう呼んでいました。そのお店のメニューはわずかで、あとは食べたいものを勝手に注文すれば、作れるものはなんでも作ってくれるのでした。毎回、お店にやって来るお客様を迎え、時には常連客が中心となりストーリーが展開していく1話完結型の物語――。
ドラマ化、映画化もして、日本だけに留まらずアジア各国でも大ヒットとなっています。味のある絵が心温まるストーリーに合っていて、心がほっこりとする作品です。

深夜食堂ファンは必見!作者の背景がわかる作品


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故郷・高知県の食文化や自身の思い出、上京した時の出来事などを綴った自伝的エッセイ漫画「酒の友 めしの友」。安倍夜郎さんが描いている世界が、どこか懐かしい気持ちにさせてくれ、これらの背景があったからこそ、深夜食堂のという作品に繋がっていったのかなと思える作品です。高知県で育った作者の、生まれた時からを描いた自伝的漫画「生まれたときから下手くそ」。生まれた時から不器用で、下手くそな生き方しかできなかったマコト。その生き方は、父と同じでした…家族や故郷への愛が溢れており、心温まる「深夜食堂」が生み出された背景に思いを馳せる1冊です。

安倍夜郎の原点?デビュー作「山本耳かき店」


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「耳かき800円」「耳そうじ800円」売り物はその2つだけというお店「山本耳かき店」。そこで働いているのは割烹着を身に付けた美人の女性店主・志津枝さん。人に耳掃除をしてもらうという、そこはかとなく官能的な世界。耳かき店を訪れた老若男女が、様々な快楽に浸っていき…。
安倍夜郎のデビュー作にして、初の連作シリーズ作品。マニアックなところがありますが、じんわり癒される作品なので「深夜食堂」のファンの方も、そうでない方にもおすすめです。


なんだか疲れた時、一休みしたい時などに、安倍夜郎先生の作品はいかがでしょうか?心が休まり、ほっと一息ついた気持ちになれますよ。

『深夜食堂』
(C) 2015安倍夜郎・小学館/映画「深夜食堂」製作委員会