日常のふとした空き時間。何かをするには短いけれど、何もしないのはもったいないような、そんな時間にエッセイはいかがですか?さらっと読めるエッセイから、幸せのヒントやおしゃれの道しるべを見つけてみましょう。
日常と非日常を楽しめる「世界中で迷子になって」
「八日目の蝉」などで有名な、直木賞作家・角田光代のエッセイです。前半は旅に関するエッセイ、後半はお買い物に関するエッセイとなっています。世界中を旅した経験から生まれたエッセイは、思わず現地へと行ってみたくなる力があります。一転お買い物編では日常の何気ない金銭感覚について書かれており、共感間違いなし。旅という非日常とお買い物という日常を一冊でたのしめるお得なエッセイです。
幸せへのヒントがたくさん「小さな幸せ46こ」
小説家・エッセイストとして活躍する、よしもとばななの幸せにまつわるエッセイです。タイトルの通り、このエッセイにはとても小さな、忙しなく生きていれば見過ごしてしまいそうな幸せが詰まっています。サクッと読める素朴な幸せのエピソードは、日々を幸せに生きるヒントを教えてくれます。
ファッションから見える生き方とは「着ること、生きること」
20年以上ファッションに携わってきた著者の、ファッションとライフスタイルの関係を探るエッセイです。ミラノや東京で出会った世界中の人々、世界中のファッションから、本当に似合うファッションとは何かを教えてくれます。おしゃれに悩んでる方にお勧めの一冊です。
色あせない面白さ「もものかんづめ」
1991年に発行され、いまだ多くの人に愛され続けている、さくらももこのエッセイです。さくらももこと言えばちびまるこちゃんでおなじみ。「もものかんづめ」には、ちびまるこちゃんのもとになった作者の幼少期のエピソードをはじめ、何気ない日常のお話しが詰まっています。ささいな出来事もさくらももこにかかれば、どこか面白くくすっと笑えてしまいます。
読めばお腹がすいてくる!「くいいじ」
「働きマン」などの作品で知られる、漫画家・安野モヨコのエッセイです。自他ともに認める食いしん坊の筆者が綴る食べ物エッセイは、読むだけでお腹が空いてきてしまいます。漫画家であることもあり、挿絵でもおいしそうな食べ物が楽しめます。食べ物だけではなく、おいしく食べるためにダイエットにも挑戦してみる筆者の、食い意地にも注目です。
読書が苦手な方でも、エッセイだったら気軽に読めちゃいます。空き時間でサクッとワンランク上の大人女子を目指してみましょう!
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