CinemaGene(シネマジーン)

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おもちゃ箱をひっくり返したような、カラフルでポップな映画作品

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出典:http://www.foxmovies.jp/

映画を見て楽しい気持ちや悲しい気持ちになるのは、その映像から受ける印象も大きいです。黒っぽいシーンが続くのはサスペンスやホラーが多く、白や青なら爽やかな印象、オレンジや赤なら暖かな印象です。そして多くの色が混ざれば、おもちゃ箱やお菓子のようなワクワクした気分になれますよね。色使いが秀逸な、見ただけで元気いっぱいになれる映画を選んでみました。

スイーツのようなホテルが寂れていた頃のお話『グランド・ブダペスト・ホテル』

1968年のある日、ひとりの作家がグランド・ブタペスト・ホテルを訪れます。静養のために来た彼は、そこでホテルのオーナーであるゼロと知り合い昔話に興じます。
それは、かつてゼロがまだベルボーイだった1932年のこと。老年の女性客を満足させることで支持を得ていたコンシェルジュのグスタクは、ある日客のひとりであるマダムDの訃報を聞き、ゼロと共に彼女の家へ向かいます。そこでグスタクは、彼女の遺言により一枚の絵画を相続することになるのですが…。

大胆で美しい映像が特徴のウェス・アンダーソン監督作品。シーンひとつひとつがまるで絵画のような華やかさを持ち、鮮やかな色使いに心を奪われます。劇中に登場するモノレールや人の動きなどがトーキー映画を思わせるレトロな雰囲気もあり、おもちゃのようでファンタジックな映画です。

大好きなタイプで優勝も恋も手に入れる!『タイピスト!』

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出典:http://matome.naver.jp/

タイプライターを打つことが得意なローズは、ある会社の面接を受けそのタイピングの速さをかわれ採用されます。しかしそれ以外ではまるで役に立たない彼女に仕事を続ける条件として言い渡されたのは、人差し指のみでのタイピングではなくきちんとした指使いを練習してタイプライターの早打ち選手権で優勝すること。経営者・ルイの自宅へ住み込み、ローズの特訓が始まります。

カラフルでおしゃれなオープニングのアニメと音楽に、思わずニンマリしてしまうフランス映画です。
舞台となるのが1950年代後半であり、登場するタイプライターはアンティークでとってもおしゃれ。女性たちのファッションも色とりどりのふんわりワンピースにアップヘアと華やかで、車やインテリアも素敵です。どんどん綺麗になるローズと彼女の恋の行方、そしてタイピングを覚えるためのかわいいアイデアをお見逃しなく。

工場見学で最後まで残る良い子は誰?『チャーリーとチョコレート工場』

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出典:http://moviepilot.com/

世界で人気のチョコレートメーカー、ウィリー・ウォンカ。しかしその工場内は誰も見たことがありません。ある時、ウォンカのチョコレートに封入されている金色のチケットを手に入れた5人の子供は、工場見学ができるという宣伝に世界中が沸き立ちます。
貧しい家のチャーリーもまた、その幸運を引き当てたのでした。そして、子供とその同行者の大人ひとりが招待され、祖父と共に工場へ出かけるチャーリー。個性的な他の参加者たちと一緒に、ウォンカに導かれて工場内へと入っていきます。そこはウンパ・ルンパという人々がせっせと働きチョコレートを作っているまるで夢のような世界なのでした。

ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演です。チョコレート工場内の色とりどりの庭園やお菓子は、甘い香りまでもしそうなほど。実際のチョコで作られた庭のモニュメント、限りなくチョコに似せた川などが子供だけでなく大人も映画の世界に惹き込んでくれます。
実際に販売されているウォンカ・チョコレートは、新作フレーバーも登場して未だに人気です。ウォンカチョコを片手に映画を鑑賞すればより引き込まれますよ!

わがまま妹としっかり者の姉。可愛い姉妹の大奮闘『ヘイフラワーとキルトシュー』

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出典:http://lostmoviesarchive.com/

姉のヘイフラワーはもうすぐ小学生。5歳のおしゃまな妹キルトシューはそれが不満です。お姉ちゃんが学校に行ってしまったら、いったい誰が私の面倒を見てくれるの?家事が苦手な母親と、ジャガイモの研究に一生懸命な父親はそんな姉妹の悩みを真剣に聞いてくれません。ヘイフラワーの不安は募るばかり。キルトシューはとうとう「お隣さんの家に住む!」と言いだし、ヘイフラワーも一緒に隣のアリブッレン姉妹の家を訪れます。

児童文学を映画化したフィンランド映画。子供たちのファッションはもちろん、大人たちも日本やアメリカ映画では見ることができないような色や柄の組み合わせが、とってもかわいいです。そして、部屋がそれぞれとにかく素敵!オレンジのリビングやイエローのキッチン、ブルーの子供部屋。いつもおそろいの服を着ている隣の姉妹と花柄いっぱいの家も魅力的。72分という短い上映時間の中に、可愛らしくて一生懸命な毎日が詰まった映画です。

頭の中で起こった大事件!感情たちが大慌て!『インサイド・ヘッド』

11歳の少女ライリーの頭の中では、いつもヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、カナシミという感情たちが彼女を守るために奮闘しています。生まれた時からの思い出の玉を大切に管理しながら、ライリーの幸せを願っているのです。
ある時、ライリー一家は都会へと引っ越すことになります。新しい暮らしに馴染めないライリー、さらにカナシミが感情のボタンを押してしまい、ライリーのネガティブ感情はどんどん大きくなります。ヨロコビとカナシミが司令塔から記憶の倉庫へ飛ばされていしまい、友情、愛情というプラスの感情が次々と崩れ始めたライリーはとうとう家出を考え始めます。

『ファインディング・ドリー』が大ヒット中のピクサー作品です。黄色のヨロコビ、青のカナシミ、赤のイカリなど、感情たちの姿もキュートでカラフル!そしてヨロコビたちが迷い込んだ記憶の倉庫にはたくさんの色の記憶の玉が並びます。
家族や友達との絆にホロリとしてしまうシーンもあり、家族で楽しめる映画です。

あ!あのキャラが…ゲームの外での彼らも魅力的『シュガー・ラッシュ』

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出典:https://thesilverscreencritic.wordpress.com/

ゲームセンターのゲームの中のキャラクターたちは、人間の見えないところでは楽しく暮らしていました。”フィックス・イット・フェリックス”の悪役ラルフは、みんなと仲良くしたいのにいつも仲間に入れてもらえません。他のキャラクターたちはラルフがヒーローのメダルを手に入れることができたら仲間に入れると約束します。
そこでシューティングゲームに潜り込んでメダルを獲得したものの、お菓子の国のレースゲーム”シュガーラッシュ”の世界へ迷い込んでしまいます。ヴァネロペという小さな女の子にメダルを奪われてしまったラルフは怒りますが、欠陥キャラとして扱われていた彼女がどうしてもレースに出たいという望みを叶えるために協力するのでした。

ストリートファイターやパックマン、マリオなどお馴染みのゲームキャラ達の登場にはテンションが上がります。シュガーラッシュの世界はすべてお菓子でできていて、ヴァネロぺたちのレースカーもケーキやキャンディ、チョコが材料です。子供も女子も夢中になること間違いなし!のディズニーアニメーションです。

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出典:http://kaneyan1.blogspot.jp/

見ているだけで幸せな気持ちになってしまう、カラフルでポップな映画。スクリーンから受ける賑やかな印象だけで元気が出ちゃいます。ちょっと気分が落ちてる時のサプリメントムービーとしてもおすすめですよ!

『グランド・ブダペスト・ホテル』
© 2013 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.

『タイピスト!』
©2012-copyright: Les Productions du Tresor-France 3 Cinema-France 2 CinEma-Mars Films-Wild Bunch-Panache Productions-La Cie Cinematographique-RTBF(Television belge) ©Photos-Jair Sfez.

『チャーリーとチョコレート工場』
© 2005 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

『インサイド・ヘッド』
©2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

『シュガー・ラッシュ』
©Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

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