池田エライザ、“人生こじらせ真っ最中”主人公に共感!映画『ルームロンダリング』女性限定トークイベント レポート

イベントレポート

「心の底に沈んでしまった素敵な部分をすくい上げてくれるような映画」

7月7日(土)より全国ロードショーとなる、池田エライザさん主演映画『ルームロンダリング』!本作の公開を記念し、6月26日(火)、新宿のTSUTAYA BOOK APARTMENTで主演の池田エライザさん登壇にて女性限定のトークイベントが行われました!

“24時間くつろげる本屋”というコンセプトのTSUTAYA BOOK APARTMENTにて、池田さんはリラックスした雰囲気の会場に、拍手で迎えられました。「TSUTAYA CREATORS‘ PROGRAM FILM2015」で、全474企画の中から準グランプリFilmarks賞を受賞した企画の映画化である本作。まず映画の脚本を読んだ時の感想を聞かれた池田さんは、「すごくハートフルで、いろんな角度から人をそっと支えてくれる作品だと感じました」と独特の言い回しで表現。また、劇中の“人間のほうが怖いもん、嘘つくし”という御子の台詞を挙げ、「きっと、みんなが心の奥底にしまっているような言葉だなと思った。御子ちゃんはそんなつもりじゃなくても、御子ちゃんの言葉によって、誰かが浄化されていくこともあるのかもなって」と語りました。

登場人物が着る衣装や、御子が住む部屋の小道具といった細部への作りこみも見どころの本作。メガホンを取った片桐監督自身が、大ヒット映画『アメリ』を意識したことを明かしています。衣装合わせでは、池田さん自身のイメージと寸分も違わない洋服が準備されていたといい、「衣装部の方が『アメリ』をイメージして、ワンピースやシャツを赤色や深緑色に染めてくれていたんです!その衣装を見た瞬間、「私も含めて現場全員の御子ちゃん像が固まりましたね」と振り返ります。また髪型についてもこだわったそうで、「御子ちゃんには自分で(髪の毛を)切っててほしいなって思ってて。クランクインまではわがままを言って黒髪にストレートにして、前髪もわざと不揃いなパッツンにしたんです!」と役作りについての秘話も明かしました。

人付き合いが苦手で“人生こじらせ真っ最中”の主人公・御子と自身の共通点に話が及ぶと、劇中の御子と同様に絵を描くことや読書が趣味であることを明かし、「自分と近い部分が多いんですよ。だから、今まで演じたどの役よりも御子ちゃんという役柄に寄り添うことができましたね」と語った池田さん。一人暮らしの自宅では、部屋の隅で読書をするため、家族が訪ねてきた際には、まず部屋のどこにいるか確認作業からはじまるという驚きのエピソードも披露!さらに小鳥を飼っており、時にゲージから出して部屋に放すそう。「文字に起こすとメルヘンな感じになるかもしれないけど、実際はもっと地味です。」と意外な私生活を明かし、会場を笑わせました。

最後に会場に集まった女性たちに、「置き去りにして、こじらせて、心の底に沈んでしまった素敵な部分をすくい上げてくれるような映画。どんな理由でもいいので、劇場で観て、自分を“浄化”してほしいなって思います」と主演作をアピールし、イベントは終了しました。

映画『ルームロンダリング』は7月7日(土)より新宿武蔵野館、渋谷HUMAXシネマ、シネ・リーブル池袋他全国ロードショー。

映画『ルームロンダリング』ストーリー

5歳で父親と死別し、その翌年には母親が失踪してしまった八雲御子(池田エライザ)。その後は祖母に引き取られたが、18歳になると祖母も亡くなり天涯孤独に。度重なる不幸で自分の殻に閉じこもってしまった御子のところへ、母親の弟である雷土悟郎(オダギリジョー)が現れ、住む場所とアルバイトを用意してくれることに。しかし、そのアルバイトとは、ワケあり物件に自分が住むことによって‟物件を浄化する“というルームロンダリングだった。ルームロンダリングを始めて以来、幽霊が見えるようになった御子。幽霊と奇妙な共同生活を送る中、御子は彼らのお悩み解決に奔走させられ…!?

『ルームロンダリング』公式サイト
7月7日(土)より新宿武蔵野館、渋谷HUMAXシネマ、シネ・リーブル池袋他全国ロードショー
出演:池田エライザ、渋川清彦、健太郎、光宗薫/オダギリジョー
監督:片桐健滋
脚本:片桐健滋・梅本竜矢
配給:ファントム・フィルム
©2018「ルームロンダリング」製作委員会

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