――山本さんはいかがでしたか?
山本「やっぱり北海道の景色がすごくきれいでしたし、北海道じゃなかったら、こういう作品やお芝居はできなかったんだろうなっていうのはすごく思いました。初めて観たのは撮り終わってから半年くらい?」
安井「1年くらい経ってたんじゃない?」
山本「1年経ってた(笑)撮ってからのスパンがすごく長かったので、懐かしい気持ちになりながら観てましたね。」
――森田さんはいかがでしたか?
森田「みんなで並んで観てたんですけど、僕が出てないレンチとタカシのシーンでめちゃめちゃ笑っちゃいました。最初にすごいハードル上げちゃったけど(笑)でも本当におもしろいんで、ぜひ!」
安井「隣にいる仲間が笑ってくれたのでホッとしました。“お!おもしろいのかな…?”って(笑)」
森田「おもしろかったよ!僕のお気に入りのシーンなので。」
安井「好きだね、俺たちのシーン(笑)」
森田「ほんっとに好き!もう今言いたい!観てから話せればもっとね、“あるある!そんなシーンあった!”ってなれるんだけどね。今はまだ言えないから。」
――そんな森田さんの素晴らしいシーンもありますよね?
森田「ほんっとに恰幅のいいシーンがあるので、そこはぜひ注目していただけたらと思います(笑)」
――灯さんはご覧になってみていかがでしたか?
灯「自分が出ていないシーンはまるっきり観るのが初めてだったので、“あ、こんなにクズなんだ…!”って思いましたし、さっき前室でも話していたんですけど、みんなクズだけど愛らしさがあるなと。ただのクズじゃなくて、すごく愛せるクズになっていて、素敵な映画だなって思いました。こんな自画自賛みたいでいいんですかね?(笑)」
安井「ただ、今の言葉だと褒められてるんだか、貶されてるんだか、よく分かんない(笑)」
山本「すごい短い時間の間で、クズって単語がいっぱい出てきたから(笑)」
安井「そう!なかなかこんな映画もないんじゃないかなと思いますけど(笑)映画の説明の中でクズって言葉を売りにしてるっていうのは(笑)」
灯「三者三様のクズっぷりですから(笑)」
安井「これはもう監督のチョイスですからね。」
宮野監督「(笑)」
安井「ちなみにね、俺知ってるんですよ!監督、今日めちゃくちゃ緊張してるから!(笑)いつも饒舌なのに!俺のほうしか向かないじゃないですか!(笑)」
(笑)
――監督が原作に惚れ込んで、映画化したと伺っております。撮影中キャストのみなさんはどうでしたか?
宮野監督「クズっぷりを発揮してくれていましたね(笑)でも編集をやっていたので、誰よりも彼らの演技を見てると思います。カットしたシーンも結構ありますけど。」
安井「できあがったのを観て、僕らは“こういうカメラアングルだったんだ…!”とか、気づいた発見はたくさんありました。」
宮野監督「これからご覧になっていただくから、俺はめちゃめちゃプレッシャーなのよ(笑)」
安井「でも監督、もう乗り込んだ船は降りられませんから!」
宮野監督「もうどうしようもないね(笑)」
安井「できあがってるんで!」