撮影を通して―新たな発見と成長― 映画『ニート・ニート・ニート』安井謙太郎×山本涼介×森田美勇人 3ニートーク【終着編】

インタビュー

住所不定無職のレンチ(安井謙太郎)、なんとなく会社を辞めたタカシ(山本涼介)、引きこもりのキノブー(森田美勇人)の<3ニート>と、謎の家出少女・月子(灯敦生)が、北海道を舞台に逃避行を繰り広げる青春ドタバタロードムービー、『ニート・ニート・ニート』。

撮影を通して―新たな発見と成長― 映画『ニート・ニート・ニート』安井謙太郎×山本涼介×森田美勇人 3ニートーク【終着編】

CinemaGeneでは、本作で<3ニート>を演じた安井謙太郎さん、山本涼介さん、森田美勇人さんにインタビュー!“3ニートーク”と題し、逃避行にちなんで【出発編】、【道中編】、【終着編】の全3回でお届けします。
◆【出発編】山本涼介の“お味噌汁みたい”な温かさ
◆【道中編】山本は日本酒を堪能、一方安井は牛乳推し!?

いよいよ最終回となる【終着編】のトークテーマは、「新たな発見」と「自身の成長」。撮影を通じて3人にはどんな変化があったのでしょうか?

――3人にとって初挑戦となったロードムービー。約1か月の撮影を通して、新しい発見はありましたか?

安井:“極限状態”でのスタッフさんの底力のすごさですね。タイトな時間の中で撮影を進めていた今回の現場は、ある意味“極限状態”だったと思うんです。そんな状況でもスタッフの方々は、僕らのために、作品のためにと、常に細かいところまで気を配ってくださっていました。普段のライブなどの現場とはまた違った、スタッフさんのプロ魂を感じることができました。
それから過酷な状況が続いても、人間って結構頑張れるものだなと。少ない睡眠時間でも案外ずっと元気でいられましたし、もともと朝が苦手な僕ですが、ちゃんと起きられました!(笑)

――山本さんはいかがでしょう?

山本:自分にはこういう役もできるんだと、作品を撮り終えたときに思いました。今回のようなロードムービーは初挑戦だったので新鮮なことばかりでしたし、また新しい演じ方を発見できました。

――森田さんはいかがですか?

森田:お芝居と向き合うことが楽しいと感じました。明日撮影するシーンのために、今日はどう台本を読み込もうとか、毎日芝居のことを考えていて、気づけばその時間がすごく楽しみになっていたんです。演技に対する新たな自分の一面を発見することができました。

撮影を通して―新たな発見と成長― 映画『ニート・ニート・ニート』安井謙太郎×山本涼介×森田美勇人 3ニートーク【終着編】

――では最後に、本作を通してご自身が成長できたと思うことを教えてください。

安井:僕自身、主演の実感はなかったものの、こうして主演として一本の映画を撮りきったという事実は、自分の成長に繋がったと思います。

――安井さんは他のお仕事の都合で、週に一度は東京に戻っていたとお聞きしました。限られた時間の中で、一つ一つを確実にこなしていくのは大変だったのでは?

安井:正直に言うと本当にハードでした。約3300kmという大移動でしたし、北海道とはいえ真夏の撮影だったので暑さとの闘いもありました。でも僕らよりも、スタッフさんたちはもっと大変だったと思います。僕らがヘトヘトになっているときでも、スタッフの方々はいつも万全な状態でスタンバイしてくださっていましたから。みなさんの協力があったからこそ、ケガもなく無事に撮影を終えることができました。

――スタッフの方々への感謝がすごく伝わってきます。

安井:そういえば、僕が主演として頑張っていたことが一つだけありました!それは現場入りするときに、誰よりも大きな声で「おはようございます!」と挨拶すること。支えてくれるスタッフさんへの感謝も込めて、それだけは毎日心がけていました。小さいことかもしれませんが、最終日まで続けることができたのは、自分の中で成長できた部分だと思います。

撮影を通して―新たな発見と成長― 映画『ニート・ニート・ニート』安井謙太郎×山本涼介×森田美勇人 3ニートーク【終着編】