住所不定無職のレンチ(安井謙太郎)、なんとなく会社を辞めたタカシ(山本涼介)、引きこもりのキノブー(森田美勇人)の<3ニート>と、謎の家出少女・月子(灯敦生)が、北海道を舞台に逃避行を繰り広げる青春ドタバタロードムービー、『ニート・ニート・ニート』。
CinemaGeneでは、本作で<3ニート>を演じた安井謙太郎さん、山本涼介さん、森田美勇人さんにインタビュー!“3ニートーク”と題し、逃避行にちなんで【出発編】、【道中編】、【終着編】の全3回でお届けします。
◆【出発編】 山本涼介の“お味噌汁みたい”な温かさ
【道中編】のトークテーマは、「撮影期間中、一番楽しかったこと&大変だったこと」。楽しかったことがありすぎて、話し出したら止まらない!3人の思い出話をたっぷりどうぞ!
――本作の撮影は夏の北海道で行われ、苫小牧、札幌、稚内、帯広など、総移動距離はなんと約3300kmに及んだそうですね!約1か月にわたる北海道ロケ中、一番楽しかったことと大変だったことを教えてください。では、まず楽しかったことから!
安井:僕は劇中シーンでみんなと車を押したのが楽しかったですね!車を押して、下り坂になったら車に飛び乗るというシーンだったんですけど、台本で見たときからいいなと思っていました。なんかアメリカの青春映画みたいじゃない?
森田:確かに・・・!
安井:だから僕の中で勝手に妄想が膨らんで、荷台に人が乗れるような大きいアメ車をイメージしちゃってたんです(笑)
森田:アハハ!
安井:いざ撮影になったら、まあ普通の乗用車だったよね。めちゃセダンだった(笑)
山本:めちゃセダン(笑)
安井:でも普段の生活の中で車を押す機会はなかなかないので、すごく楽しかったです! (小声で)ちなみに大きい声じゃ言えないけど、飛び乗るとき、俺ちょっとかっこつけた(笑)
一同:アハハ!
安井:レンチじゃなくて、アメリカの映画に出てくる人みたいにシュッって乗っちゃった(笑)
森田:でもなんとなくその感じもレンチっぽいけどね!
――山本さんはいかがですか?
山本:僕は日本酒を飲んだこと!
森田:何それ・・・?
安井:俺、全然覚えてない(笑)
山本:あれ?もしかして飲んでたの俺だけだった?(笑)みんなでごはんに行ったときに、刺身を食べながら日本酒を味わっていました。
――渋い・・・!日本酒お好きなんですか?
山本:好きです。“これ、旭川の日本酒だ~!”って、一人でテンション上がってました(笑)北海道は海鮮がおいしいから、日本酒がより一層おいしくて!そういえば、1日だけホテルで3人一緒の部屋だったこともあったよね。
安井:あ~!ていうか、あれ全然1日じゃないよ!
森田:もはや数時間とかじゃない?
安井:俺は朝撮影から帰ってきて、風呂入って、ごはん食べただけ。あ!朝ごはん楽しかったじゃん!
山本:ビュッフェだ!
森田:あ~、行った!めっちゃいいホテルだったんだよね。
安井:森の中にある温かい感じのホテルで。そこで温かみビュッフェを堪能しました(笑)牛乳が超うまかった!
森田:あとは藤本隆宏さん演じるゴジさん家のとうもろこしがすごくおいしかった!
安井:あのシーンで出てきたごはんは全部おいしかったよね。
森田:作ってくれたのは・・・技術さん?(笑)
安井:だね(笑)技術さんの腕のおかげ!
山本:茹で加減とかね?めちゃくちゃおいしかった!(笑)
一同:アハハ(笑)