【シネマジーンの映画ノート】ボヘミアン・ラプソディ

レコメンド

こんばんわ。シネマジーンのレアキャラ チバです。
2018年のハイライトとして話題作「ボヘミアン・ラプソディ」について記します。

ボヘミアン・ラプソディとは?

ボヘミアン・ラプソディは伝説のロックバンド「QUEEN(クイーン)」とフロントマンを努めた 「フレディ・マーキュリー」を題材とした伝記映画です。

日本では11月17日に公開され現在も大きな話題となっており、実在のバンドをテーマとした作品としてこれほどの大ヒットは異例中の異例!2018年最大の話題作と言っても過言ではないでしょう!

タイトル「ボヘミアン・ラプソディ」はクイーンが1994年に発表したアルバム『オペラ座の夜』からシングル・カットされた曲のタイトル。

いわゆる商業音楽と一線を画すオペラ仕立ての作品ながらもロック要素を融合させた、現代に残る音楽史を築いた作品といえるかもしれませんね。

QUEEN(クイーン)について

1973年にデビューしたイギリス出身のフレディ・マーキュリー(Vo)、ブライアン・メイ(Gt)、ロジャー・テイラー(Dr)、ジョン・ディーコン(Ba)からなる4人組ロックバンド。
シングルとアルバムの売上は2億枚を越すと言われ、世界で最も売れたアーティストの一つとされています。

活動初期から日本での人気が高かったこともあり、メンバーも親日家としても知られています。活動がなかった1990年代後半~2000年代前半では『ウィ・ウィル・ロック・ユー』『ドント・ストップ・ミー・ナウ』『伝説のチャンピオン』などが立て続けにTVCMソングに起用され、2004年には木村拓哉主演の月9ドラマ「プライド」では「ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」が主題歌に起用され、BGMにも全面的にクイーンをフィーチャーしたサウンドが採用されるなどして再度人気に火が付き、第二次クイーンブームとなりました。

第二次クイーンブームを経て、ブライアン・メイとロジャー・テイラーによるQUEEN名義での活動が再開されており、近年でもサマーソニック等に出演するなど精力的に活動!まさに生きる伝説的なバンドです・・・!

そしてこの映画の異様な盛り上がりを経て第三次クイーンブームが今まさに到来中!乗るしかないでしょ、このビッグウェーブに・・・!

映画「ボヘミアン・ラプソディ」の見どころ

筆者が気になった見どころポイントを挙げていきます。

違和感ゼロのキャスティング

ラミ・マレック演じるフレディは、初見ではもうちょっと胸板とかガタイが欲しいな~と思っていたんですが、鑑賞後ではエンドロールに映るフレディの姿に違和感を感じる程に感情移入してしまいました。

フレディの歌声あってのものだとは思いますが、特にライヴ・エイドのシーンでは迫真の演技を見せ鳥肌必須。自然と目からしょっぱめの汁がしたたってきます。

キャストについてクイーンの四人は言うことなしなんですが、特にフレディの最後のパートナーとなった、アーロン・マカスカー演じるジム・ハットンにも注目です。これまたエンドロールでお姿を拝めるのですが、あれ・・・?さっき劇中出てなかったっけ・・・?とデジャヴを感じてしまいました。

ぜひIMAXかDolbyで聴きたい名曲の数々!できたら応援上映も!

筆者は普段あまり歌モノを聞かないんですが、人間の歌声ってこんなに素敵だったんだな・・・と感動するほど、”音楽”のパワーが詰め込まれた作品です。

おっさんなのでもちろんQUEENも一通りは聴いてきたんですが、ゆったりとした映画館で大迫力の音響設備で聴くQUEENの名曲の数々は圧巻!
すこしお高くなってしまいますが、ぜひIMAXかDolbyAtomosなどの音響に気合いの入った施設で鑑賞することをオススメします。

そして、もし応援上映などがあれば迷わず参加しましょう!
みんなでWe Will Rock YouやWe Are The Championsなどを合唱したり、エ~~~オエォエォエォエォエオ!!とかコール&レスポンスしたり最高に楽しいと思いますよ!

同性愛について

同性愛者(ゲイ)としても有名なフレディ。来日した際には新宿二丁目のゲイバーに通っていたという噂もあります。
最近でこそLGBTについて議論されたり、”おっさんずラブ”がヒットしたりとオープンに認識されてきたものの、フレディが活躍していた80年代~90年代はどうだったのでしょうか。
映画でも思い悩むフレディの心境が描かれています。
セクシャルなシーンはあまりないので(チューするくらい)ご家族で鑑賞しても安心です。

猫です。ボヘミアンラプソディ一番の見どころは猫です。

愛猫家としても知られるフレディ、自宅でたくさんの猫に囲まれ過ごしていたそうで、ツアー中も自宅の猫に電話していたんだとか!?

「愛しきデライラ」という曲はお気に入りの愛猫「デライラ」を想って作られた曲だそう。

映画でもところどころにフカフカの猫が何匹も登場し、リラックスしたお姿を拝見させてくれます。特にIMAXだと猫のゴロゴロ音まで鮮明に聞こえて、ふおぉぉぉぉ・・・!となります。一家に一台IMAXがある時代になってほしいですね。

次ページではQUEENの名曲の数々をライヴ・エイドで披露したものを中心に紹介。