ファッションをメインテーマにした映画を6選まとめました。どれも超有名なブランドがいかにおしゃれを作り出しているのか、ファッション業界事情がよくわかる映画ばかりです。世界的なブランドを生み出した男イヴ・サンローランや、今も現役で活躍するアナ・ウィンターなどファッション業界の裏側に迫りましょう!
高級コスメブランドの生みの親『イヴ・サンローラン』
出典:http://eiga.com/movie/80320/
この映画は、20世紀のファッション業界をリードし、2004年に引退するまでトップデザイナーとして40年間、「モードの帝王」として活躍したイヴ・サンローランの生涯を描いた映画です。イヴ・サンローランの口紅やコスメは今でも多くの女性がほしがる人気ブランドで、YSLをかたどったイヴ・サンローランのロゴマークは、誰でも一度は目にしたことがあるはずです。デザイナーとして成功した彼ですが、一人の人間としてどのような恋愛を経験したのか、人気ブランドの創設者の人生を描いた映画です。
「VOGUE(ヴォーグ)」の裏側が見れる『ファッションが教えてくれること』
出典:http://ameblo.jp/mzmb/entry-11585766475.html
全世界で愛読されている人気ファッション誌「VOGUE」の編集長アナ・ウィンターの仕事ぶりを追った、ドキュメンタリー映画です。ファッション雑誌の編集者たちがどんな風に働いているのか、情熱大陸ばりのその密着取材からうかがい知れます。トップモデルたちのファッションは見事ですが、アナ・ウィンター自身のファッションも天下一品です。映画を見て、時代の最先端を行く新しいデザインを生み出す現場に、わくわくがとまらない!
映画を観終わった後にはこんな仕事をしてみたい!とファッション業界にあこがれること間違いなしです。
偉大な女性の伝記『ココ・シャネル』
出典:http://blogs.itmedia.co.jp/drmevolution/2009/10/post-df23.html
ココ・シャネルの生涯を描いた映画は、全部で4本もあるそうです。この映画は2008年に公開された、最新のシャネルの伝記物語です。歌手を目指していたシャネルは、ある男性と出会い自分の帽子店を開業します。その後運命の相手である青年実業家アーサー・カベルと出会い恋に落ち、新しい服の店もオープンさせます。今なお世界中の女性に愛されるシャネルのブランドは、一人の女性が作り上げたものでしたが、その道のりは平たんではなく、戦争や亡命、復帰、酷評を経て作り上げられました。
この映画を見てシャネルの人生をたどることで、より一層ブランドへの理解が深まりますよ。
ブランド品を生み出す人々の姿に感動!『ディオールと私』
出典:http://fragoline.exblog.jp/24249312
ラフ・シモンズがディオールのデザイナーに就任して初めて、オートクチュールコレクションに挑んだ8週間を描いたドキュメンタリー映画です。何十年ものあいだ、ディオールのオートクチュールドレスの製作にかかわってきた、大勢の職人たちの職人技が拝見できます。ラフ・シモンズはこれらの職人たちとうまく協力し合って、一つのコレクションを成功させなければいけません。ディオールのドレスを楽しみにしているお得意様を喜ばせるためにも、彼らは一致団結してドレスを作ります。
まるでファッション業界のスポコンのようなドラマでしたが、こういった職人さんによって美しいドレスが作られているという舞台裏がのぞける1本です。
ラガーフェルドのドキュメンタリー『ファッションを創る男』
出典:http://www.creators-station.jp/column/minicinema/19329
ラガーフェルドの仕事ぶりを追った、ドキュメンタリー映画です。ココ・シャネルがなくなってから業績不振が続いていたブランド「シャネル」を立て直したのは、孤高の天才カール・ラガーフェルドでした。白髪に黒いサングラスで決めたラガーフェルド。彼が、その天才的なデザインのアイディアを生み出し続けるために行っているのはどんなことなのでしょうか。本を読み、あらゆる言語で新聞を読み、手紙を書き、写真を撮り、絵を描くという日常をおくるラガーフェルド。天才デザイナーの素顔に迫る映画でした。
ストリートファッションを撮り続ける男『ビル・カンニガム&ニューヨーク』
出典:http://okaymac.com/2013/05/21/bill-cunningham-new-york/
「最高のファッションショーはストリートにある」という信念のもと、ストリートファッションの写真を50年撮り続けているビル・カンニガムを追った、ドキュメンタリー映画です。カンニガムはアナ・ウィンターも認める最高の写真家です。彼の撮るストリートファッションは、観る人々を感動させます。大女優であろうと名もない一般人であろうと、お構いなしでカメラを構えるカンニガムのファッションへの熱意は、並々ならぬものがあります。
この映画を撮るにあたって映画制作スタッフは、彼のOKを得るのに8年かかり、さらに映画の編集に2年かかったという、合計10年を費やした感動の大作なのです。
今なお現役バリバリのビル・カンニガム
出典:http://nyliberty.exblog.jp/15027200/
ニューヨークタイムズ紙に掲載される、ビル・カンニガムさんのファッションスナップコーナーは毎回大人気です。人々の自然な生き生きした表情がまぶしく、雑誌のモデルには出せない何かがその写真にはあります。この映画の中でカンニガムさんは「仕事をしているわけじゃない、ただ好きなことをしているだけ」などの明言をたくさん残しておられ、その仕事観や美意識が観る者を触発します。
毎日の仕事に忙殺されて生き方について何かヒントを得たいと思っている方に、ぜひ見ていただきたいおススメ映画です。