「時の輝き」など、直球ど真ん中の恋愛漫画が素敵。折原みと先生の世界

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折原みと先生といえば、少女漫画家でライトノベル作家としても有名です。
少女漫画らしい恋愛漫画を数多く生み出し、110万部を突破した「時の輝き」は映画化もされました。
今回は折原みと作品の世界を紹介します。

学園モノから異世界ファンタジーまで幅広く手がける少女漫画家折原みと

代表作に「時の輝き」(講談社)や「神様の言うとおり!」(実業之日本社)などを持つ、少女漫画家折原みと先生。ライトノベル作家としても活躍している折原みと先生は、学園モノから異世界ファンタジーまで、幅広いジャンルの少女漫画を生み出しています。
一途な性格の主人公が、悩みながらも成長していく過程を描いた作品や、前向きで明るい主人公たちが、目標に向かって団結する過程を描いた作品が特徴的で、その王道的なストーリー展開から、数多くの読者の支持を受けています。

110万部突破のベストセラー!映画化もされた代表作「時の輝き」


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1990年に講談社X文庫ティーンズハートから発行された「時の輝き」は、ライトノベル作品としては異例の110万部を突破した、小説家折原みと先生の代表作です。
看護師を目指す主人公神崎由花が、実習先の病院で中学校で片思いをしていた守谷俊一に再会する「時の輝き」と、その守谷俊一の妹で神崎由花に憧れる亜矢を主人公にした、「時の輝き・2」からなるシリーズで、実習先の病院を舞台に主人公たちの恋愛を描いた作品です。
後に漫画化され、1995年には高橋由美子主演で映画化されました。

モデルは実在のロックバンド「真夜中を駆けぬける」


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同じく映像化された作品に、講談社X文庫ティーンズハートから発行されている、ライトノベル「真夜中を駆けぬける」があります。
こちらは折原みと先生がファンだった、ロカビリーバンド「ヒルビリー・バップス」のボーカル宮城宗典をモデルに書かれた作品で、主人公の島本理沙と、理沙が好きなロックバンド「ONLY」のボーカル有瀬森也を知る人たちとの関わりが描かれています。
1993年に一部設定を変更して朝日放送系列でドラマ化され、葉月里緒菜などが出演しています。

異世界人とのハーフ少女と人間の恋愛を描いた出世作「るり色プリンセス」


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1987年に「おまじないコミック」(実業之日本社)で連載が始まった「るり色プリンセス」は、上記2作品とは異なり、異世界ファンタジー作品となっています。
異世界「プルシァンムーン」王家の血を引いていることを知らないまま育った主人公大林るりが、インディーズバンド「B-フラッシュ」のボーカルシンと出会ったことで、世界を救う戦いに挑むことになるこの作品は、全4巻と初の長期連載作品となり、折原みと先生の出世作と言われています。

女子高から共学に変わった学園が舞台の長期連載作品「神様の言うとおり!」


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1992年に「パル」(実業之日本社)で連載が始まった「神様の言うとおり!」は、女子高に通う男性恐怖症の主人公鈴女が、学校が共学になったことにより増えた男子や男の先生に戸惑いながらも、男性恐怖症を克服し、留学生ボウイ・レインと恋をする様子を描いた作品です。
主人公世界的女優と天才科学者の娘だったり、色々な男性からプロポーズを受けたりなど、女の子の夢満載の作品で、折原みと先生らしさが詰まった明るい話となっています。
折原みと作品の中では最も長く連載され、単行本11巻が刊行されています。