三島監督チームが描く“共有”というテーマに込めた想い！ 映画『DIVOC-12』チーム別予告映像が解禁！

2021年10月1日(金)公開の映画『DIVOC-12』より、この度、“共有”というテーマで制作する三島有紀子監督チームの予告映像が解禁となりました！

「12人の監督が紡ぐ、12の物語」。完全オリジナルストーリーからなる12本の作品から三島監督チーム4作分の予告映像となっています。解禁となった映像は、三島監督の『よろこびのうた Ode to Joy』から始まります。

歩(藤原季節さん)から「いい仕事あんですけど、一緒にやりませんか?」と東北弁で優しく声をかけられる冬海(富司純子さん)。ベートーヴェンの交響曲第9番「喜びの歌」が高らかと響き渡る中で、2人の人生への不安、そしてよろこびを予感させる映像となっています。

続けて、山嵜晋平監督作品『YEN』。ポラロイドで写真を撮って遊ぶ高校生の夏希(蒔田彩珠さん)と冬美(中村守里さん)。「あの子たちほんっとうざい！-300万円！」と嫌いな人には低額をつけて仲良く笑い合う二人でしたが、ある日冬美から「帰って」という言葉が。女子高生のきらきらした若さと不安定さが感じられる映像です。

齋藤栄美監督作品の『海にそらごと』は、「恥ずかしくないの？家族捨てて、こんな生活して」と生まれてから一度も会ったことのない母親の真実(中村ゆりさん)に会いにいきましたが、その生活ぶりに戸惑いを隠せない海斗(髙田万作さん)のセリフが印象的です。「なんで嘘ついたの？」海斗のセリフから、二人の関係に秘密があることが感じられる予告となっています。

最後に加藤拓人監督作品『睡眠倶楽部のすすめ』は、「何かを忘れたまま私はここで暮らしている」と透子(前田敦子さん)が語り始めます。透子は、様々なストレスによって眠ることが出来なくなった人々が暮らす、“睡眠倶楽部”で生活しています。透子が忘れてしまった大切な何かとは？透子の行き着く先が気になる映像となっています。

更に各作品の場面カットも到着！

どこか不安げな表情の歩(藤原さん)と冬海(富司さん)の姿や、ポラロイドを川に流す夏希(蒔田さん)と冬美(中村さん)のカット。さらに、どこかぎこちない海斗(髙田さん)に愛おしそうに寄り添う、真実(中村さん)の姿や広い部屋の中でどこかを見上げる透子(前田さん)のカットなどそれぞれの不安や寂しさもありながらどこか温もりも感じられるカットばかりです。

三島監督は、“共有”というテーマについて「2020年から、世界中がこんなに同じことに苦しんだり、悲しんだり、少し喜んだり…同じ問題と気持ちを共有したことってないのではないか、と思いました。ある種、救いがないように思えるこの時期を共有したその先に、私たちは何を共有できるのか、できないのか、共有していきたいのか。ということをあらためて、俳優やスタッフを始めチームの監督達といろいろ話しながら作れたらいいな、と思ったことがテーマにした理由の1つです。チームでは作る時間を共有し、みなさまには作品を観る時間を共有していただければ幸いです。きっと、みなさまそれぞれに、〝共有〟が見つかると願っています」と語っています。

12人のクリエイターとともに、世界中で影響を与えている「COVID-19」をひっくり返したいというテーマで始まったプロジェクト。人との関わりが減った今、三島監督チームの彼らは一体どんな想いを“共有”してくれるのか、更なる期待が高まります。

映画『DIVOC-12』は2021年10月1日(金)全国公開です。