有名マンガ家たちが認める、天才漫画家の作品

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有名マンガ家たちが認める、天才漫画家の作品出典:http://ameblo.jp/umesakurasaku/entry-11747141230.html

今では第一線で活躍する女性マンガ家たちが、昔はどんなマンガに心弾ませ憧れていたか気になることってありますよね。今回は著名な女性マンガ家たちが憧れていたマンガ家と、その作品をご紹介致します。

「ガラスの仮面」で有名な漫画家・美内すずえ

ガラスの仮面 美内すずえ出典:http://www.amazon.co.jp/

「ガラスの仮面」で有名な漫画家・美内すずえは、手塚治虫の漫画が大好きだったそうです。
手塚治虫といえば言わずと知れた漫画の神様であり、たくさんの手塚治虫作品がありますが、今回おすすめするのは「リボンの騎士」です。
女の子に生まれるはずが、天使チンクのいたずらで男の子の心も飲んで生まれてしまったサファイヤ王女。お城に王子がいないため、サファイヤは男の服を着せられて王子として育てられる。王位をめぐる陰謀に振り回されながらも、サファイヤはリボンの騎士に変身して大活躍。それでも隣国の王子に恋をしたりと、本当の心は女の子。果たしてサファイヤが王女として平穏に暮らせる日はおとずれるのか…?
少女漫画の先駆けともいえるこの作品は、手塚先生が大好きだったという宝塚歌劇団の影響を受けています。当時女の子が戦うストーリーの漫画はなかったので、そういった点でも先駆けですね!

「鋼の錬金術師」で知られる漫画家・荒川弘

鋼の錬金術師 荒川弘出典:http://www.amazon.co.jp/

「鋼の錬金術師」で名を馳せた荒川弘は、田河水泡を尊敬していると言います。
昭和初期の子供漫画を代表する漫画家であり、代表作「のらくろ」は、ノラ(孤児)の黒犬・のらくろ(野良犬黒吉)が猛犬連隊という犬の軍隊へ入隊して活躍するという、お話しが進むにつれてどんどん出世していくサクセスストーリー。
キャラクター人気が大人社会にも波及し、さまざまなキャラクターグッズが作られるなど、社会現象となるほどの人気を獲得しました。その影響力は凄まじく、幼い頃の手塚治虫はのらくろを模写し、技術を磨いていたというほど。
アニメ化もされ、主人公ののらくろの声は大山のぶ代が演じました。

「ハチクロ」や「3月のライオン」で大人気の漫画家・羽海野チカ

ハチクロ 3月のライオン 羽海野チカ出典:http://www.amazon.co.jp/

「ハチクロ」や「3月のライオン」で有名な羽海野チカほ、心から敬愛する漫画家に、くらもちふさこを挙げています。
くらもちふさこ作品で特に人気が高い作品の一つが「天然コケッコー」です。
たった6人の生徒が通うド田舎の分校に、東京から転校してきたカッコイイ男の子・大沢くん。方言まるだしだけど純情可憐な美少女そよちゃんは、初めての同級生にドキドキで…。のんびりした田舎ライフの中で育まれていく二人の初恋。それを見守る、家族や友人、村の人々、島根の四季…。周囲の人々とのふれあいのあたたかさ、とてもゆっくりと流れてゆく季節の変化、そして忘れていたような懐かしい日本人と、日本の田園と海と山の豊かな情景に癒されます。

「聖☆おにいさん」でおなじみの中村光

聖☆おにいさん 中村光出典:http://www.amazon.co.jp/

「聖☆おにいさん」でバツグンのギャグセンスを光らせる漫画家・中村光は、かわぐちかいじの漫画に影響を受けたそうです。
そのかわぐちかいじの大ヒット作が、「ジパング」という漫画です。海上自衛隊の最新鋭イージス艦「みらい」が演習中に突如、第二次大戦下のミッドウェーにタイムスリップしてしまうという物語です。太平洋戦争を別の角度から見ることが出来るおもしろさもあり、太平洋戦争が背景であるという点で、日本が行ってきた戦争を考えるひとつの材料になるのではないでしょうか。