「青空エール」という作品をご存知ですか？今年実写映画化予定の少女マンガです。この作者である河原和音さんは胸キュンマンガを描く天才。今回は河原和音さんの胸キュンマンガを5本ご紹介です。
夏の熱い戦いに恋を添えて。「青空エール」
夏といえば甲子園！その熱い戦いは日本全国から注目集まりますよね。そして甲子園のスタンドの花形といえばやっぱりブラスバンド。楽器を演奏するコンディションなんか物ともせず、またハーモニーより音量！といった熱演が花を添えます。そんな夏の風物詩を主題に高校生たちの淡い青春を描いた作品が「青空エール」。甲子園で応援するブラスバンドに憧れて名門に入学した、小野つばさと野球部員山田大介の淡い恋の行方にも注目です！
吹奏楽の甲子園？！「普門館」とは
吹奏楽部員なら誰でも憧れであった音楽ホール「普門館」。ここは日本でも最大級の収容人数を誇るホールで、長年吹奏楽夏のコンクール全国大会の会場でもありました。そのステージで演奏するためには、全国各地の地区・都道府県・地域大会をそれぞれ金賞を受賞し、さらにその中で選抜に選ばれなくてはいけない狭き門。甲子園同様、ここでも熱い戦いが繰り広げられています。残念ながら「普門館」は耐震強度の問題などから取り壊しが決定。すでにコンクール全国大会の会場ではありませんが、その思い出は今でも強く当時の吹奏楽部員に刻まれていることでしょう。
日本版美女と野獣？！「俺物語！！」
少女マンガといえば、タカラヅカばりのイケメンと美少女が主人公と相場が決まっています。情に厚い巨漢はだいたい引き立て役。しかしこの作品はその先入観をぶち壊し、主人公は巨漢のゴツい男子高校生。相方に超イケメンのエリートを主人公の親友として配置し、元来の役割を逆転させているところが魅力。正義感が強く同性からはモテるものの好きな女の子はみんな親友のイケメンに惚れてしまう運命を持った郷田猛男。しかし電車内で痴漢に遭っている女子高生を助けたことから状況が一変します。
不器用な恋の行方も気になる！
少女マンガといえば、なかなか片思いが成就しないことにやきもきさせられることも多いはず。やっと成就したと思ったらアッサリストーリーが終わるなんてことも。でも「俺物語！！」はそこも王道を外してきます。主役の二人が付き合い始めるのは結構早いタイミング。でもそこに、モテない設定だった猛男に片思いする女の子や幼馴染やが出てきて、不器用な二人の恋がゆらゆら揺れる様は見ていてキュンキュンしてしまいます。
主演・鈴木亮平の肉体改造が話題にもなった実写版『俺物語!!』は2015年に公開！
友情と恋心、果たして両立するのか？「友だちの話」
オンナ同士の友情は、時に恋心をも凌駕する？！正反対の性格ながら親友同士の主人公二人。果たして恋と友情は両立するのでしょうか。優柔不断で自分が悪くないのに謝ってしまうタイプの平凡な女子高生英子。クラスの誰もが振り返る美貌を持ちながら、思ったことはなんでもズバズバ言ってしまうもえ。性格的は正反対ですが、親友同士の二人。もえは告白してくる男子に「自分より英子を大切にする」ことを条件にしています。とうとうその条件を快諾してくれる男子が見つかりますが、果たして。というお話。全1巻と非常に短い作品ですが、さっくり読めて胸キュンできるオススメのマンガです。
先生×生徒！禁断の恋の行方は？！「先生！」
女性不信の高校教師に女子高生がモーレツアタック！禁断の恋のはずですが、肉食系女子と草食系男子の先駆けとも言えるマンガです。主人公の男性教諭のほか、美術部の女性教諭と弓道部の男子高校生の恋愛が描かれていたりと、なかなか好きな人には堪らないシチュエーションがちらほら。禁断の恋は閉鎖的な空間だからこそ燃え上がるもの。そんなことを思いつつ手に取ってみてくださいね。
デビュー、それは青春のほろ苦い扉「高校デビュー！」
出典：https://www.mangazenkan.com/
冴えない女子高生がモテ男にモテ指南？を受けるお話、それが「高校デビュー！」です。ハンドボールに打ち込む中学生時代を経て、高校に入ったらカレシを作って思いっきり遊ぶ！と決めた主人公長嶋晴菜。でもその方向性が定まらず、一向にカレシができる気配もありません。そこで街で出くわした「男ウケをわかる人」、小宮山ヨウに「ヨウをを好きにならない」ことを条件に、モテをコーチしてもらうことになるお話。部活一筋だった中学生時代から一転、華やかな女子高生としてデビューしたい！そんな全国の女子中学生に贈るデビュー・バイブル。
いかがでしたか？河原和音さんのマンガはどれも当時の高校生たちの恋愛をうまく切り取ってマンガ化しているためリアリティや感情移入がはかどります。ぜひ手に取って読んでみてくださいね！
