『マスク』でおなじみ!ジム・キャリー出演のおすすめ映画5選

レコメンド

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まるでアニメのようにくるくると変わる豊かな表情が魅力的な俳優、ジム・キャリー。15歳からコメディ・クラブのステージに立っている彼は、1984年に映画デビューしました。その端正な顔立ちで、コメディだけではなく、シリアスな作品にも多く出演しています。今ではゴールデングローブ賞のプレゼンターという大役もこなす、ジム・キャリー出演のおすすめ映画を紹介します。

ジム・キャリーの出世作!緑の顔もメジャーになった『マスク』

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気が小さく冴えない毎日を過ごすスタンリー(ジム・キャリー)は、ある日海に浮かぶ不思議なマスクを手にします。持ち帰って何気なく顔につけた瞬間、それは自分の体の一部となり、彼はいつもとは真逆のお調子者に大変身。その力を借りて意中のティナ(キャメロン・ディアス)に接近し、ティナもそれがスタンリーとは知らず、だんだん心惹かれていくのですが…。

1995年に公開され、日本でもジム・キャリーの人気が急上昇した映画です。当時まだ駆け出しのキャメロン・ディアスが相手役で出演しているところにもご注目ください。
原作コミックをそのまま実写化した、緑の顔と黄色いスーツの派手な風貌。驚いた時には目玉が飛び出たりと、SFXを駆使したオーバーアクションが楽しいとにかく笑えるコメディ映画です。アカデミー賞視覚効果賞にノミネートされました。

すべてが虚構だと知った時、彼のとった行動は?『トゥルーマン・ショー』

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ごく普通の青年、トゥルーマン(ジム・キャリー)。実は彼は、生まれた時からすべてをテレビで番組として放送されており、作られた人生を送っていたのでした。彼の友人や妻までもがすべて演出されたもので、巨大なドームの中に作られた町で生活していたのです。亡くなったはずの父親を見かけたり、人々の不自然な行動で自分の置かれている立場に気づいた彼は、その世界からの脱出を試みるのですが…。

自分の人生がすべてセットと俳優たちによるショーでありながら自分はそのことを知らないという、ある意味恐ろしい物語ですが、テレビ番組ゆえに日常生活の芝居の中で何気なく行われる商品宣伝や不自然な行動がコミカル。ジム・キャリー主演だからこそできたコメディ映画です。
本作で、ゴールデングローブ賞男優賞を受賞しています。

170年以上愛されてきた小説が原作『Disney’s クリスマス・キャロル』

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お店を営む初老の男、スクルージ(ジム・キャリー)は、金だけを信じ生きている街の嫌われ者。あるクリスマスの夜、彼の前にかつての共同経営者で、今は亡きマーレイが亡霊となって現れます。マーレイは、スクルージの人生はまだやり直しがきくと説き、そしてスクルージはクリスマスの聖霊の導きで、現在、過去、未来の自分自身を見ることになります。彼は人間らしい感情と暮らしを取り戻すことができるのでしょうか。

1843年に発表されたチャールズ・ディケンズの小説を、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『フォレスト・ガンプ/一期一会』などの、ロバート・ゼメキス監督が映画化した作品。パフォーマンス・キャプチャーという撮影技術で、俳優たちの演技を3D映像化しています。この中でジムは、現在と過去、未来の4人のスクルージと、クリスマスの3人の亡霊、合計7役を演じています。クリスマスには必ず見たい、美しい映画です。

高校生になったキック・アスとヒット・ガールがまたまた大暴れ『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』

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2010年に公開され大ヒットした『キック・アス』の続編。前作から3年たち、キック・アスことデイヴ、そしてヒット・ガールことミンディは、普通の高校生活を送っていました。ヒーロー復活を目指したデイヴは、ストライプス大佐(ジム・キャリー)率いる街のヒーロー軍団”ジャスティス・フォーエバー”での活動をすることになります。しかし、レッド・ミスト(クリストファー・ミンツ=プラッセ)の攻撃を受けてストライプス大佐、そして父親までも殺されてしまいます。一方、ミンディはデイブの父親の葬儀で襲われたことをきっかけに、ヒット・ガールとして再始動するのでした。

かつてはマフィアの殺し屋、今は悪を憎む熱血ヒーローというストライプス大佐を、ジム・キャリーがエキセントリックに演じています。常にアイマスクをしているストライプス大佐は、殺される前にその素顔を出しています。
第1作目のファンであったジムは、自ら希望してこの作品に出演しました。しかし、公開前に起こった小学校での銃乱射事件を考慮し、宣伝活動には参加しなかったというエピソードがあります。

20年の時を超えて復活した2人『帰ってきたMr.ダマー バカMAX!』

『帰ってきたMr.ダマー バカMAX!』映画オリジナル予告編

失恋の痛手から、精神病院に入院していたロイド(ジム・キャリー)。20年もの入院生活は、実は相棒のハリー(ジェフ・ダニエルズ)を驚かすためのドッキリだったのです。ハリーが腎臓病を患っていることを知ったロイドは、実は精神病は嘘だったことを打ち明け2人は大笑い。そしておバカなふたりは、腎臓提供者となるかもしれないまだ見ぬハリーの娘を探す旅に出るのです。

『マスク』と同年に公開された第1作目『ジム・キャリーはMr.ダマー』。日本では『マスク』の知名度には及びませんが、こちらもジム・キャリーの代表コメディのひとつ。その続編が、この『帰ってきたMr.ダマー バカMAX!』です。50代、60代となった2人のおじさんの、ハイテンションっぷりが魅力の下ネタ満載コメディです。

ハリウッド映画には欠かせないコメディアンであり、俳優であるジム・キャリー。50歳を超えても、いまだそのパワフルな演技力は衰えを見せず、2015年にはアメリカのテレビドラマにも進出しています。笑える映画が見たくなったら、ぜひジム・キャリー作品を選んでみてください。

『帰ってきたMr.ダマー バカMAX!』
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