ヒース・レジャーにジャレット・レト！映画史における稀代の悪役“ジョーカー”を徹底比較！

映画の中の悪役…といえば、『スター・ウォーズ』のダース・ベイダー、『ハリー・ポッター』のヴォルデモート、『エルム街の悪夢』のフレディなど、ヒーローにも負けないほどインパクトが強く魅力的なキャラクターが目に浮かびます。
そんな中でもコミックでは1940年代から、映像では1960年代からおなじみの悪役が”ジョーカー”。この9月に公開の『スーサイド・スクワッド』にも登場するジョーカーについて紹介しましょう。

愛すべき悪役、ジョーカー。その特異な見た目の理由とは？

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今や映画で知る人も多い『バットマン』。その中に登場する悪役が、ジョーカーです。
元々は仮面にタキシードといういでたちの悪党でしたが、バットマンから逃走中に警官も交えての銃撃戦になり、化学薬品の中に落ちてしまいます。それが原因で傷を負った口は笑ったように引きつり、皮膚はまっ白に、髪は緑に変化したのです。
口が裂けた理由は『ダークナイト』で自ら話していますが、どれが真実かはわかっていません。
一命はとりとめたものの醜くなった姿に気がふれてしまい、ジョーカーと名乗るようになりました。

明るいイメージの初代ジョーカー、シーザー・ロメロ

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1966年にテレビドラマとして放送された「バットマン」に登場したジョーカーは、シーザー・ロメロが演じました。オールバックの髪にピエロのようなメイクで、後の映画版ジョーカーよりもずいぶんコミカルなイメージ。人を小ばかにしたような口ぶりとハイテンションは同じですが、不気味さはほとんどありません。

悪役オーラがすごい！2代目ジョーカー、『バットマン』のジャック・ニコルソン

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1989年の映画『バットマン』では、名優ジャック・ニコルソンがジョーカーを演じました。
ジャック・ニコルソンの代表作『シャイニング』を彷彿とさせる、狂気のジョーカー。まさに悪役！なのにジェントルマンな、そのパフォーマンスはさすがです。
「月夜に悪魔と踊ったことがあるか？」という名セリフには、ぞくぞくします。
ティム・バートン監督で映画化された本作は、バートン作品ならではの幻想的なシーンも多く、音楽もまたバートン作品でおなじみのダニー・エルフマンなどが担当しました。

3代目ジョーカーは『ダークナイト』での怪演が語り草となっているヒース・レジャー

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2008年、クリストファー・ノーラン監督がメガホンを取った『ダークナイト』で、ジョーカーを演じたのは、当時28歳のヒース・レジャー。のちに映画史に残る怪演として人々に語り継がれるヒースの役作りは壮絶極まりないものでした。
ジョーカーの狂気を身に付けるために、ホテルに1ヶ月以上ひとりで引きこもり、ひたすら自分を追い込んだというヒース。その過剰な役作りから強度の不眠症に悩まされるなど、精神を壊してしまいます。
まさに命を懸けたヒースのジョーカーは、アカデミー賞助演男優賞など数々の賞を受賞するなど世界的に評価されました。

『スーサイド・スクワッド』に登場の4代目ジョーカーはジャレッド・レトが熱演

2016年9月に劇場公開された『スーサイド・スクワッド』は、ウィル・スミス演じるデッドショットをはじめコミックの凶悪犯たちが、チームでミッションに挑むというアクション映画。
この作品でジョーカーを演じるのは、壮絶な役作りで有名な名優ジャレッド・レト。ジョーカーを演じるにあたり、自分なりのキャラクター作りが必要だと感じたジャレッドは、自ら精神病者や犯罪者など、施設に送られている人たちと面会をし、役作りのヒントを探したと語ります。
ジャレットはこれまでのジョーカーとは違い、スタイリッシュで猟奇的という新しいジョーカー像を見せてくれました。

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同じキャラクターを違う俳優が演じるのは、その人にしかできない雰囲気や演技で独特の像を作り出し、見ている方も楽しみですね。ジョーカーという突出した個性を持つキャラクターはなおさらです。悪役の代表ともいえるジョーカーが登場する作品を見比べてみるのもまた面白いです。そして、コミックの世界に浸ってみてください。

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