――長瀬さんとの共演はいかがでしたか?
木下「やっぱり優しいんですよね!常に周りの空気見て、現場の人たちを楽しくさせてから撮影に入って。終わって合間になるとずっとバイクの話ですけど(笑)」
長瀬「木下さんとはショッピングしているときとか、原宿で撮影しているときとかによく会うんですよ!」
木本「お前、長瀬くんがうろつく街をうろつくな!」
木下「ええやん!同じ二足歩行やもん!」
長瀬「本当によく会うんですよ!」
木下「そういう話もしながら、おかげさまで楽しい空気のまま撮影に臨めました。やっぱり芸人からすると、よそ者感があるんですけど、そんな感じもなく!」
――長瀬さん、木下さんの演技はどうでしたか?
長瀬「木下さんかどうかも分からないくらい、役作りが完璧でしたよ!素晴らしかったです。」
――存在感がありましたよね!木本さんはいかがですか?
木本「僕は運送会社の人です。大事な場面で出てきますんで!」
長瀬「僕が演じる赤松がいろいろ自分で調べ始めるんですけど、そのときに聞き込みに行くんです。」
木本「聞き込みに来られるところの運送会社の人っていう。」
長瀬「でもすごい真面目なんですよ…!いろいろなシーンがあったんですけど、最後が引きで撮るシーンだったんです。ただ歩いていればいいというお芝居だったんですけど、木本さんは歩き方が気に食わなかったみたいで、カットがかかった瞬間に気にして、「もう1回いいですか?」って聞こうとした瞬間に監督からは「OKです!」ってね(笑)でもそれくらい繊細なことも気にされていて!」
木本「さっき木下が褒めてたから僕はクレームを言わせてもらうと、長瀬くんは主役だし、なんせ“長瀬智也”でしょ?スターなんだからじっとしてたらいいのに、本当にみんなとしゃべるんですよ!ず~っと!みんなが知っている長瀬智也は、裏でもそのまま!僕はお芝居慣れてないし、標準語で話さなあかんから、頭の中で何回も反復してるのに、めっちゃしゃべってくるんですよ!(笑)ギリギリまでしゃべってるのに、「よーい、スタート」で急にスッと入るから、僕はちょっと大阪弁入ってしまうっていう(笑)」
長瀬「結構長いセリフもばっちり覚えてましたよね!」
木本「だってそれだけのシーンですから、せめてね!?(笑)長瀬さんにとってはいろんなシーンの中の一部ですけど!」
長瀬「でも僕からしたら、TKOが現場にいるからしゃべりたかったんですよ!(笑)」
――木本さんは池井戸さんの作品が大好きだそうですが、映画を観てみていかがでしたか?
木本「めちゃくちゃおもしろかったです!テンポもいいですし!最後のスカッとするところが本当に気持ちよくて。映画だから、その尺の中でのスピード感なんかもあって。」
長瀬「池井戸マジックですよね!」