“コの字型”ソファーに憧れ! 映画『うちの執事が言うことには』#4 清原翔インタビュー

インタビュー

上流階級の名家の御曹司・烏丸花穎(永瀬廉)は英国留学から帰国した翌日、父の引退と自分が当主になったことを突然知らされ、仏頂面の新米執事・衣更月蒼馬(清原翔)と不本意ながら主従関係を結ぶことに。思いが噛み合わず、一触即発状態の二人だったが、そんな中、烏丸家に降りかかる不可解な事件の数々。家を、そして使用人たちを守るため、二人が難事件に立ち向かっていく物語を描いたミステリー・エンターテインメント、映画『うちの執事が言うことには』。

CinemaGeneでは全5回にわたってキャストのインタビューをお届け!#4の今回は、感情をあまり表に出さない仏頂面の烏丸家の新執事・衣更月蒼馬を演じた清原翔さん。お芝居で苦労した点や、現場で思い出に残っている出来事など、撮影当時をたっぷりと振り返っていただきました。

◆#1 神尾楓珠 “当主”がくれたのはまさかのおにぎり!?
◆#2 優希美青 最後の最後まで映画を楽しんで!
◆#3 神宮寺勇太 覚悟と集中力で挑んだクライマックスシーン

――今回、清原さんは上流階級の当主に仕える執事役ということでしたが、役柄を聞いたときの印象はいかがでしたか?

作品の中でしか見たことのない存在なので、細かい作法とかがたくさんあって大変そうな職業なんだろうというイメージでした。

――まさに本作では執事を演じるにあたり、実際に所作指導を受けられたとか。特に大変だったことや、難しかったことは何でしょうか?

僕の筋力の問題もあるんですけど(笑)、ポットがのったおぼんをずっと持っているのが大変でした。自分のセリフがないときでも、その状態のまま花穎の後ろに立っていないといけなかったので。あと“動作中は話をしない”という執事のマナーがあって、それを忠実に守っていると、セリフを言うときに変な間が生まれてしまうんです。その間を調節するのが難しかったですね。動きに縛りがある役は初めてだったので、演じていて新鮮でした。

――なるほど…!ルールに従ったが故の苦労があったんですね。清原さんが衣更月を演じるうえで意識していたことはありますか?

執事として見栄えするように、姿勢や所作など、細かい部分にまで気を遣っていました。衣更月を演じてからは、以前よりも芝居での動作を丁寧に確認するようになりました。

――セットや衣装もかなり作り込まれていて、本作の世界観が存分に表現されているなと思いました!

僕も“セットってここまで豪華にできるんだ…!”と感動しました。スタッフさんが一から作ってくださったことを考えたら本当にすごいですよね。私生活では着ないようなスーツを着たり、華やかなセットに身を置くことで、衣更月が過ごしている空間を体験できて、気持ちが入りやすかったです。

――烏丸家の屋敷にはたくさんの部屋がありますが、清原さんのお気に入りの部屋は?

応接室かな。ソファーがコの字型に置いてあるんですけど、あれいいですよね…!自分の家もそうしたいですもん(笑)

――(笑)ほとんどの撮影はセットで行われたそうですが、ロケでの撮影で思い出に残っていることはありますか?

帰りのロケバスの中で、僕、廉、神宮寺(勇太)、前原滉の4人で、“今食べたいもの”しりとりをしたり、なぞなぞを検索して出し合ったりしていました。スタッフさんとか、みなさんお疲れのところ、騒がしくしてしまって申し訳なかったです…(笑)