CinemaGene(シネマジーン)

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瑞々しい映像美が魅力。映画監督・岩井俊二の世界

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出典:http://when87.hatenablog.com/entry/2013/08/28/223449

コアなファンを持つフィルムメーカー岩井俊二。93年、テレビドラマ『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』で日本映画監督協会新人賞を受賞。95年『Love Letter』で長編映画デビューし、数々の映画賞を受賞しました。
独特の光のバランスで、淡く儚ない印象を覚える映像の美しさが人気です。また、思春期の不安定な心の動きや青春の残酷さの描き方にも定評があり、儚い映像美と相まって唯一無二の岩井ワールドを作り上げています。

本当に日本映画?と驚く世界観の『スワロウテイル』

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人生観が変わったと崇拝する人もいるほど

架空の都市「円都」(イェンタウン)を舞台に、母を殺された少女の目を通して人々の夢や野心を描いたドラマです。物語のヒロインにCHARAを迎え、三上博史、江口洋介、渡部篤郎など、数々の豪華メンバーが出演しています。日本の物語とは思えない街並や、そこに住む人々のエネルギーや悲哀を見事に表現し、独特の世界観で根強い人気を博しています。
イェンタウンたちの生き様や哲学に多大な影響を受け、バイブルと謳う人もいるほど。
劇中の音楽を担当した小林武史による主題歌、「Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜」も秀逸です。

少女マンガでは物足りなくなった人に最上級のときめきをくれる『Love Letter』

死んだ恋人に送った、届くはずのない手紙。一通の手紙から止まっていた動き始める…というストーリー。劇中に登場する「お元気ですか?」という台詞が韓国や香港で流行語になったほど、爆発的な人気を博したそうです。
甘酸っぱくて切ない初恋の記憶や、知らなかった婚約者の過去を知る事で、美しかったはずの思い出に一点の曇りが交わる瞬間。胸を締め付けられるような、かわいくてビターなトキメキがたくさん詰まった作品です。物語のラストシーンでは、生死を超えて、時を超えて届いたラブレターにきっとあなたも胸が熱くなる事でしょう。

2人の少女の揺れる恋心を描いた『花とアリス』

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WEB上で公開されたショートフィルムを、長編映画として再構築された作品です。あこがれの先輩を「記憶喪失」だと信じこませつき合い始める花と、彼女の親友アリス。3人の微妙な思いがもつれていくというストーリー。花とアリスのテンポの良い会話劇と、女子高生2人の送る日常をノスタルジックな風景で彩ります。
恋心故の突拍子もない嘘や親友が恋敵になるという人生初の試練に成長していく女の子の物語は、「不思議の国のアリス」や「泣いた赤鬼」など、身近なようで寓話のような世界観を作り上げています。
物語のクライマックス、蒼井優が踊るバレエのシーンの美しさは伝説級です。

大人になったからこそ今観たい『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』

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フジテレビのドラマ「ifもしも」のスペシャル版として制作された、打ち上げ花火を巡って繰り広げられる少年少女の夏の一日を、みずみずしくも郷愁あふれるタッチで描いた作品です。小学生最後の夏休み。淡い想いをよせる女の子との小さな冒険や男の子同士の友情など、大人になった人達こそ淡い郷愁に浸れる作品です。男の子達が好きな女の子の名前を叫ぶシーンには、30代なら必ず笑えるような時代を感じられるセリフも…
夜のプールで少年少女が戯れるシーンなど、ノスタルジーあふれる一作です。

ひりひりと痛む青春の記録『リリイ・シュシュのすべて』

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インターネット上で、一般のユーザーも巻き込みスタートさせた企画を発展させ出来上がった異色の青春映画。美しい田園風景の中、いじめや援助交際など、現代の少年少女たちにまつわるダークな問題を、これまでにないほど身近なものとして折り込み、彼らのリアルな心の声を繊細に描き上げた作品です。まだあどけない市原隼人や蒼井優のリアリティあふれる演技も話題となりました。
リリイ・シュシュという一人のカリスマ的人気を誇るアーティストの存在が、共通性を持ちながらも上手く関係を築けず、残酷に絡まっていく少年達のもどかしさや悲しさを引き立てています。
「どんな子供でも、光る時間を過ごすのだ」といった岩井監督のメッセージが痛切に伝わり、胸が締め付けられる作品です。

新作『リップヴァンウィンクルの花嫁』


3月26日公開

待望の新作『リップヴァンウィンクルの花嫁』が、3月に公開される岩井俊二監督。
すぐ身近にあるようで、絶対にありえないファンタジーを描く事で、観る人を魅了してやまない作品たち。その新たな世界観が楽しみです。

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出典:http://inthechikyu.blog1.fc2.com/blog-date-200412.html

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