これぞ役者魂!映画の為に壮絶なる役作りをしたハリウッドスターたち

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block8-2_チャプター27出典:http://kawatsuku.jugem.jp/?eid=113

ハリウッドでは、”役作り”の為に、常人では考えられないような事を実行する俳優も多く、映画ファンを度々驚かせ、また感動させてくれます。ここでは、映画史に残るような役作りを行ってきた俳優たちとその作品を、厳選してご紹介していきます。

今や貪欲な役作りの代名詞となった俳優、ロバート・デ・ニーロ

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『レイジング・ブル』でボクサー役を演じるロバート・デ・ニーロ

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同じく『レイジング・ブル』で引退後のボクサーを演じる為20キロ以上増量したデニーロ

”デ・ニーロ・アプローチ”という言葉をご存じでしょうか?名優ロバート・デ・ニーロが、あまりにも壮絶な役作りをしていた事から、いつしか彼の役作りに関して”デ・ニーロ・アプローチ”という代名詞がつくようになりました。そして今では彼の事だけでなく、貪欲な役作りの総称としてこの言葉が使われています。
彼のエピソードは枚挙にいとまがありませんが、同一作品内で最も激しく変貌をとげたものと言えば『レイジング・ブル』でしょう。まずはプロボクサー役を演じる為に、肉体改造によりボクサー体型を造り上げます。そして引退後のボクサーが反動により太る人が多いことから、彼自身も激太りを実行、なんと25キロ以上増量し、引退後のボクサーを演じたのです。
体型を変えるという事以外でも、彼の役作りは徹底しており、彼の名を世に知らしめた『ゴッドファーザーPARTⅡ』では、まずイタリア語をマスターした上で、シチリア訛りを再現する為にシチリア島へ住み、ユダヤ人が主人公の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』ではユダヤ人家庭にホームステイ。重病患者役の『レナードの朝』では実際に数か月間入院生活をし、最近でも『Being Flynn』(2012年)でホームレス役を演じる為、変装してホームレス施設へ潜入するなど、70歳を超えた今でも、彼の役者魂は衰えをみせません。

名匠マーティン・スコセッシ監督とデ・ニーロの最強タッグ『タクシードライバー』

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『タクシードライバー』のロバート・デ・ニーロ

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出典:http://eiga.com/news/20151005/6/
ロバート・デ・ニーロ(左)とマーティン・スコセッシ監督(右)

ロバート・デ・ニーロの代表作と言えば、『タクシードライバー』を選ぶ方も多いでしょう。
この映画でも「デ・ニーロ・アプローチ」として約3週間、実際にニューヨークでタクシードライバーとして働いた事はよく知られています。
ベトナム戦争の帰還兵の青年トラヴィス(ロバート・デ・ニーロ)は、戦争のPTSDが原因で不眠症になり、どうせ眠れないならばとタクシードライバーとして働き始めます。仕事で街中を走る中で、社会の不浄さに怒りを覚えていくトラヴィス。自身の不安と孤独も相まって怒りは増幅する一方でした。そして闇ルートから銃を手に入れた彼は、ある計画を実行に移すことに…。
名匠マーティン・スコセッシ監督の出世作で、デ・ニーロとのタッグはこの作品が2作目ですが、以降も数々の名作を放ち、「黄金タッグ」とまで呼ばれるようになりました。2016年には再びこの2人で新作『Irishman』がクランクインし、なんとアル・パチーノも共演。公開が楽しみです。

大女優ジョディ―・フォスターが『タクシードライバー』に出演!?

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『タクシードライバー』で12歳の売春婦を演じたジョディ―・フォスター(当時13歳)

『タクシードライバー』で、12歳の売春婦を演じているのが、あのジョディ―・フォスターです。当時13歳の彼女が、12歳の売春婦を演じるという事で、賛否両論、物議を醸しました。この作品でアカデミー助演女優賞にノミネートされた彼女は、後に「人生の分岐点となった作品」と語るように、大女優への道を一歩踏み出したのです。