『黒崎くんの言いなりになんてならない』小松菜奈インタビュー

インタビュー

映画『黒崎くんの言いなりになんてならない』で、赤羽由宇を演じた小松菜奈さんにインタビューしてきました!
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Q:本作の出演が決まった時の感想を教えてください。

小松さん:
お話いただいたときに、はじめて拝見しました。
タイトルにインパクトがあり、見ていて恥ずかしくなってしまうくらいキュンキュンするマンガは初めて読んだので、すごく衝撃を受けました。
主人公のような、“翻弄される”という役は初めてだったので、本読みのときや、リハーサルのときに、この役をどう演じていけばいいのか、2人の男の子に翻弄されることを、赤羽由宇としてどう対応していけばいいのかなと考えていました。

Q:どのように役づくりをしましたか?

小松さん:
最初、2人ともにドキドキしていたんですけど、どっちも同じ対応だとメリハリがないし、違うような気がしていたんです。
監督からは、黒に対しては上から見るというか、小学生を相手しているような感覚で接して、白に対してはドキドキしている乙女の感じを出した方が、メリハリがつくし、見ていて面白いんじゃないかとアドバイスをいただきました。
それを聞いた時に、なんとなく「あ、こういうキャラなんだな」と想像がついて、どう演じればいいかが明確になりました。
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Q:1人の女の子として、赤羽さんの状況をどう思いましたか?

小松さん:
黒崎くんのいじわるな命令に嫌だなと思ってるけど、結局ちゃんとやるし、素直に聞くし、見ていないところでは反抗するけど、すごく素直で、ピュアな子なんだなって思いました。
私が本当に由宇の立場だったら、素直になんてなれないと思います(笑)。
たぶん、黒崎くんを無視しちゃうかも!(笑)
やるけど途中でやめるとか、反抗すると思います。そこまで従順じゃないかなぁ。

Q:現場の雰囲気は?

小松さん:
人見知りなところがあるので…、最初は緊張していました。
休憩中とか、みんなでいろいろな話をしていくうちに、緊張はほぐれました。
毎日撮影があったんですけど、行きたくないとか思ったことがなくて、むしろ早く現場に行きたいくらいの楽しい現場でした。

Q:撮影中、みんなの間で流行っていたことはありますか?

小松さん:
入れ替わって逆のキャラを演じてみたり、毎日ふざけて遊んでいました。
千葉さんに壁ドンしたり(笑)。
千葉さんが「意外とドキッとするね」って言ってました。
いつも自分がする側なので、わからなかったって。
それは盛り上がりましたね。
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Q:小松さんはドSとドMのどちらが好みですか?

小松さん:
う~ん(笑)、私の周りの意見は、半分半分に分かれているんですけど…。
黒みたいに「意地悪でドSな人だけど、ちゃんと優しさもある人がいい」という人もいますし、白みたいに「優しいけど、何考えているかわからないところがいい」という人もいますし。
でも、女の子は、やっぱり黒みたいな人が好きなんじゃないかなと思います。
私自身は、黒がいいです(笑)。
役だと、黒がすごい意地悪なんで、より白が天使に見えるんですけど、個人的には、黒の方が見ていてわかりやすくてかわいいなって思います。

Q:中島健人さんと千葉雄大さんの役柄について、どう思いましたか?

小松さん:
中島さんは、取材で一緒のときに、取材の方から、「黒のイメージがないから新鮮だね」って言われているのを聞いて、「へ~そうなんだ」って思ってました。
千葉さんは、劇中のシーンでもあるんですけど、笑顔とか、たまにちょっと黒そうだなってところもありました(笑)。
千葉さんは、ほわほわしているイメージで、静かな方かな?と、思っていたんですけど、現場入ると、無茶ぶりとかにも答えてくれて、面白い優しい方でした。
2人とも現場に入ってからイメージがかわりました。

Q:小松さんはどんなとき胸キュンしちゃう?

小松さん:
この人こういう顔するんだ!とか。クールなのに笑ったら可愛いなとか、ギャップがある人に、惹かれちゃいます。
この映画のバスケシーンでも、オフの日に千葉さんも中島さんも練習していたそうで…。
練習風景はみたことなかったんですけど、頑張っていると聞いていたので、本番で初めて見たとき、真剣な姿がとてもかっこよかったんです。
汗をかいてる姿がキラキラしてて、とってもかっこよくて。狙っていない自然な姿にキュンとしますね。
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Q:由宇みたいに変わりたいことはありますか?

小松さん:
由宇の7か条にもあった“下を向かない”とかは、私にも当てはまるかなぁ。
昔から前に出るのが苦手で、恥ずかしがりやで、わりとネガティブなところがあるんです。
小さい頃とか学園祭でも、舞台とかに出ることが苦手で…。今でも割と恥ずかしがりやなんですけど、人見知りを克服したいなって思います。

Q:もし由宇だったら、まずどこを変えたいと思う?

小松さん:
メイクをもっと研究すると思います。
私自身、雑誌見て流行っているメイクをしてみるとか、似合う色を自分で研究するのも好きです。
メイクして変身するのって、楽しいですよね。

Q:どんな高校生活を送ってましたか?

小松さん:
高校時代は2年生のときに、チアリーディングに入っていて、活発でした。
小学生みたいですけど(笑)。
大なわとびとか、外で鬼ごっこしたりとか、学生あるあるみたいなことしてました。
仕事も始めていたので、学校にいる時間も短かったんですけど、楽しかったです。
私の仕事を応援してくれる人もたくさんいたので、仕事との両立は大変で、卒業できるかって感じだったんですけど、どっちも味わえてよかったなと思います。
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Q:ラストシーンの思い出は?

小松さん:
最後のシーンが、台本読んだとき「え?この終わり方なんだ」って。
終わり方が新しいなって思ってびっくりしました。
監督に、最後のシーンでは台本に書いてある演技じゃなくて、自分たちが思うようにやってほしいと言われたので、中島さんと2人でテンパって「どうしよう!」って、なっちゃいました。
でも、「2人で相談しないでね」って言われていたので、自分で考えて演じました。
男の人が思っている演出と、女子が思っている演出が全然違って、「そうくるか!」って思いました。女子と男子の考え方の違いを感じられるいいシーンになったと思います。

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★キャストインタビュー
「黒崎くんとの共通点は…」中島健人さんインタビュー

「きっと恋がしたくなると思う」千葉雄大さんインタビュー

「恋と友情を選ぶなら…」高月彩良さんインタビュー

「健人くんの愛のあるいじり…」岸優太さんインタビュー
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(C)マキノ/講談社
(C)「黒崎くんの言いなりになんてならない」製作委員会