映画で泣いて笑ってリフレッシュ!大人女子の休日におすすめの作品5本

レコメンド

ゆったりとした癒しのひと時『かもめ食堂』

かもめ食堂

北欧、フィンランドで食堂を営む女性のスローライフを描く、非常にゆったりとした時間が流れている作品です。サチエ(小林聡美)がヘルシンキで営む「かもめ食堂」という日本食の店には全くお客さんが来ません。そんな折、サチエは一風変わった理由でフィンランドを訪れた日本人旅行者たちと不思議な縁で知り合い、店を手伝ってもらうことに。やがて、かもめ食堂を遠巻きに見ていた近隣住民が興味を抱いて店にやってきて、徐々に席が埋まるようになっていきます。

知的だけど決して自分のスタイルとこだわりを崩さないサチエ、ひょんなことから「かもめ食堂」で働き始めるものの少々空回りしがちなミドリ(片桐はいり)、ロストバゲージに遭った荷物が見つかるまで食堂を手伝うことになるマイペースなマサコ(もたいまさこ)と、個性的なメンバーが繰り広げるやり取りが面白く、時にコントのような一面も感じます。トゲトゲした感情や刺激とは無縁の時間を過ごすことのできる本作、ぜひ美味しいコーヒーとシナモンロール片手に鑑賞するのをおすすめします。

悲しくも希望が芽生える結末『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』

ヘルプ 心がつなぐストーリー

重厚な人間ドラマと、じわりと残る感動を味わいたい人におすすめしたいのが『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』。黒人差別が色濃く残る1960年代のアメリカ、上流階級生まれでライター志望の女性スキーター(エマ・ストーン)が、大学を卒業して故郷へ戻ったところから物語は始まります。地元の友人や自身の家族たちの黒人メイドに対する差別的な態度について、自身もメイドに育てられたスキーターは嫌悪感を覚え、メイド達と雇い主の真実を記した本を出版するために動き出します。彼女は町のメイド達への取材を始めますが、世間の目を恐れるメイド達の協力を得るのは難しいことでした。

強い使命感を持って原稿を書くスキーター、息子を亡くしてから心を閉ざしてきたメイドのエイビリーン(ヴィオラ・デイヴィス)、エイビリーンの友人で直情的なミニー(オクタヴィア・スペンサー)らを中心に、勇気を持ち行動を起こした人々と彼女らから影響を受ける人々の群像劇。決してハッピーエンドとはいえず、悲しい展開も少なくない本作ですが、それでも希望が芽生える結末が待っており、心に染み入る感動が残る作品です。

いかがでしょうか?独断と偏見で5本の映画をご紹介いたしました。週末鑑賞する作品チョイスのヒントにしていただければと思います!

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