疲れたときに観て!癒し系邦画5選

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疲れたときはボーっと何も考えずに、ほのぼのとした映画で癒されたいときはありませんか?そんな方に癒し系映画をご紹介します。

『しあわせのパン』で心を癒しませんか?

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東京から北海道洞爺湖に移り住み、パンカフェを営み暮らしている、りえさんと水縞くん。そこに様々な悩みを抱える人々が訪れ、春夏秋冬の季節ごとに物語が展開していきます。
りえさんは元祖透明感女優の原田知世、水縞くんは個性派俳優の大泉洋が演じています。
都会から北海道に勢いで来てしまったカオリと、地元から出られないトキオのラブストーリーで始まる夏。秋には、母親が出ていってしまった父と娘の、ぎこちなさが印象的なストーリー。冬には、病気の妻と心中しようとパンカフェを訪れる老夫婦のストーリー。そして最後は春。りえさんと水縞くんの物語。まだ、夫婦になっていない2人の間に変化が起こります。

幸せのパン
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そんな人々を、おいしいパンとコーヒーで幸せにしていくりえさんと水縞くん。そんな2人も出会う人々から幸せをもらっているんですね。本当にゆるやかに、そしてほのぼのなストーリーです。
大泉洋がとても優しく、頼もしい男性を演じているので少しくすぐったい感じがしますが、とても素敵な役です。原田知世は相変わらずのナチュラルな演技でこの作品の雰囲気にぴったりです。
田舎という穏やかな場所で、人との出会いを通してまだまだ成長できることってあるんだなと感じます。疲れた日は、ゆったりとした映画を観ながら、おいしいパンとコーヒーで幸せな気分に浸ってみては?

辞書作りに没頭した1人の青年の不器用ながらも、懸命に生きる姿に情熱を感じる『舟を編む』

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2012年に本屋賞大賞を受賞した、三浦しおんの作品を映画化。1995年、ある出版社が20数万語が収録された新辞書作りをするという、気の遠くなるストーリーの中、1人の青年馬締光也にスポットをあてた作品です。
ただ辞書を作っていくだけの話なのかと思いきや、きちんと考え深い恋愛のストーリーも盛り込まれています。主演の辞書作りに没頭する馬締光也には実力派俳優の松田龍平、その馬締が恋をする女性には宮崎あおいが出演しています。

船を編む
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その他、現代語に強い同僚にオダギリジョー、上司に小林薫、辞書の監修役に加藤剛、その他、黒木華や池脇ちづる、鶴見辰吾など演技派が勢揃いで辞書を作っていきます。辞書を作るというテーマでこれほど奥深い作品が出きるのかと観ていて感心するばかりです。かといってそこまで堅苦しくるしくなく、ユーモラスな作品に仕上げているのでとても見やすい映画です。
静かで言葉少ない主人公ですが、辞書作りの静かな情熱が伝わってきて、見終わったあとは、とてもすがすがしい気持ちになれます。辞書を1冊作り上げるのにどれほどの労力と時間がかかっているか…明日から辞書を枕にして眠れなくなりますね。

「お隣」の生活音が2人を結ぶ。心地よいテンポで進むラブストーリー『おと・な・り』

おと・な・り
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2009年に公開されたこの映画は、都会のアパートで暮らす男女が、顔も知らない隣の部屋の住人の生活音から惹かれあうラブストーリーです。
風景写真家を目指しているカメラマンの聡を演じるのは、ジャニーズでも1、2位を争う演技派、岡田准一。フラワーデザイナーを目指し、30代の女性ながら夢の実現に揺れ動く七緒役には麻生久美子。隣の人が立てる物音にはストレスを感じるだけだと思っていたのですが、そこに癒しを感じ、恋が芽生えるなんてとてもロマンティックです。
静かに流れるようなストーリーは隣から聞こえる鼻歌、フランス語、コーヒーを沸かす音などを、心地よい音色にしています。30代という年齢の中で、夢と現実などの葛藤もあり、等身大の男女の心情を描います。また、岡田准一の繊細な演技と、麻生久美子の透明感が、より一層映像を引き立てていてとても映像がきれいです。日本なのに日本ではない、どこかロマンティックな世界に引き込まれたような感覚になります。おとなりの物音に少し、耳を傾けてみませんか?素敵な運命の出会いがあるかも…。

互いに秘密を抱える夫婦の心の通い合いを描く『きいろいゾウ』

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2013年に西加奈子の人気小説を映画化した作品。清純派俳優の宮崎あおいと、人気俳優向井理が主演しています。互いのことを「ムコさん」、「ツマ」と呼び合う2人。ムコさんこと無辜歩(向井理)は背中に入れ墨があり、売れない作家です。ツマこと妻・利愛子(宮崎あおい)は天真爛漫で、周りの生き物の声が聞こえるという能力を持っています。互いに秘密を持ちながらも、ひと目会った瞬間に結婚を決めてしまった2人は、田舎に移り住み、ムコサンは老人ホームで働きながら作家活動をして穏やかに生活していました。
そんなある日、ムコサンに1通の手紙が届いいたことで、2人の関係がギクシャクしはじめました。そして、そのままムコサンは仕事だと告げ、東京へ向かいます。
天真爛漫な宮崎あおいはとても可愛らしくて愛おしいです。それを温かく見守っている向井理の表情も微笑ましくて素敵です。シビアなところにファンタジーの要素もあるので、ハラハラとするところもありますが、わりと落ち着いて観られる作品です。動物たちの声も聞き覚えのある声が出てくるので、これはあの人だ!とかそんな発見も楽しめる映画になっています。

年齢、環境、価値観を超えて心を通わせるハートフルコメディ『キツツキと雨』

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森でキコリとして働く中年男性と、初監督作品でその森に撮影にきた若者が、年齢差と環境、価値観を超え心を通わせ、絆を深くしていくまさにハートフルな作品です。
妻を亡くし、息子と2人で暮らしている中年男性、克彦には演技派大物俳優の役所広司、気が小さくプレッシャーをに耐えきれず,すぐに逃げ出そうとする新人監督役の幸一には人気俳優の小栗旬。この2人はこの作品が初共演ですがとても息のあった芝居を見せてくれています。

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ゾンビ役で急遽出演することになる克彦ですが、このお茶目な感覚的なものは、役所広司以外はあてはまらないのではと思うような見事な演技です。そこで出会った気の弱い新人監督になんとか頑張ってほしくて、甲斐がいしく応援やアドバイスをする克彦に、初めは疎ましく思っていた幸一ですが、徐々に心を通わせていく2人の姿が何とも微笑ましいです。その他、大物俳優役の山崎努や、伊武雅刀などベテラン俳優陣も出演しています。山崎努の痔を我慢する演技はまさに必見です。笑いながら、心を温かくして気持ち良く眠ることが出きる作品です。

いかがでしたか?疲れたときに観る邦画5選。何も考えずに癒される映画を観て、また明日も頑張りましょう!!

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