映画『万引き家族』場面写真一挙解禁!是枝監督が明かすキャスティングについてのコメントも!

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生計を立てるために家族ぐるみで軽犯罪を重ねる一家の絆を描く是枝裕和監督の待望の最新作、『万引き家族』の場面写真が公開となりました!

映画『万引き家族』場面写真

今回解禁された場面写真では、足りない生活費を万引きで稼ごうとスーパーに出向く治(リリー・フランキーさん)と祥太(城桧吏さん)や、ある冬の日に近隣の団地の廊下で震えていたことから家に連れて帰ったじゅり(佐々木みゆさん)を抱きしめる信代(安藤サクラさん)、亜紀(松岡茉優さん)と初枝(樹木希林さん)の姿、治と信代とじゅりが仲睦まじく川の字に寝そべる様子などが映し出されています。

是枝監督が明かすキャスティングの理由

是枝監督は本作でのリリー・フランキーさんの起用について、『そして父になる』でリリーさんが扮した電気店を営む父親役のイメージが大きかったと言い、「あんなリリーさんをもう一回撮ってみたいと思いました。人間の中にあるちょっとした悪い部分、駄目な部分を表現するのが、リリーさんはすごく上手なんですよね」と語っています。
母の信代に扮した安藤サクラさんの起用については、「想像をはるかに超えて素晴らしかったので、どんな理由で彼女にオファーしたのか、もはや思い出せないんです。彼女でなければどうなっていたんだろうと思うくらい、本当に素晴らしかった」と大絶賛!

また、安藤さんと同じく是枝作品には初の参加で信代の妹・亜紀に扮している松岡茉優さんについては、これまでその出演作を観てきて、彼女の力を高く評価していた是枝監督が、当初想定していたキャラクターの設定も含め、松岡さんに合わせて脚本を書き直していったのだそう。
あて書きについては、6作目の是枝作品となる樹木希林さんが演じた祖母・初枝も同じだといい、「初めから樹木さんを想定して脚本を書いているので、樹木さん以外にはできない役柄」と断言しています。

オーディションによって選ばれた、息子の祥太を演じる城桧吏さん、治に拾われてきたじゅりを演じる佐々木みゆさんについては、是枝監督の演出方法として知られる、子どもたちには台本を渡さず、口立てで演出するという手法が今作でも行われたといいます。しかし、いつも通りとはいかなかったようで「どんなやり方がフィットするのか、演出の仕方はひとりひとり異なります。だから子どもへの演出はメソッドとして確立できないんですよね」と明かしています。

人と人との関係が希薄な今の時代に、真の “つながり”とは何かを問う、心揺さぶる衝撃の感動作、『万引き家族』は6月8日(金)公開です!

映画『万引き家族』ストーリー

高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。足りない生活費は、万引きで稼いでいた。社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。
冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に連れ帰る。体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく──。

『万引き家族』特報

映画『万引き家族』公式サイト
6月8日(金) TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
原案・監督・脚本・編集:是枝裕和
音楽:細野晴臣(ビクターエンタテインメント)
出演:リリー・フランキー 安藤サクラ
松岡茉優 池松壮亮 城桧吏 佐々木みゆ
緒形直人 森口瑤子 山田裕貴 片山萌美 / 柄本明
高良健吾 池脇千鶴 / 樹木希林
配給:ギャガ
(C)2018『万引き家族』 製作委員会

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