一同、初日を迎えた喜びを語る!さらに時を超えて会いにいきたい人とは!?映画『未来のミライ』初日舞台挨拶

イベントレポート

星野源、一人っ子ならではのエピソードを披露!
それぞれが家族の愛を感じるときは?

――本作では主人公の愛に触れて、少しずつ成長していきますが、みなさんはどんな時に家族の愛を感じますか?

細田監督「5歳と2歳の子供がいるんですけど、2人から抱っこを求められると嬉しいなと思います。」

上白石「「行ってらっしゃい」ってときに愛を感じますね。今は二人暮らしですが、実家にいたときは、「行ってらっしゃい」って言われると、今日もよし頑張ろうと思えたので、何気ない言葉の中にすごく愛がこもっているなと思います。」

黒木「私は20歳のときに大阪から上京してきましたが、実家に帰るときには母から「今日は何食べたい?」と聞かれたり、そういう会話をするんです。普段は信頼して私のことを放っておいてくれている親の力強さも感じるし、帰る場所があるという安心感を与えてくれていることに、いつもありがとうと思っています。」

――何かお決まりのメニューなどありますか?

黒木「うちは家族でよく餃子を作ります!父と私が、タネを皮に包んで、母が焼く担当です。」

――星野さんはいかがですか?

星野「昔を思い返すと、僕は一人っ子だったので、家庭の中に“ワイワイしている”というイメージがなかったんです。でもこの間思い出したことがあって、学校から帰ってきて、しばらく一人で留守番をしなくちゃいけないときに、テーブルの上に紙が一枚置いてありました。「押し入れの中を見ろ!」って書いてあって、見てみたら今度は、「流しの下の棚を見ろ!」って(笑)いろいろと辿っていったら、最後はピアノに行きついて、中からお菓子の詰め合わせが出てきて…!その当時は”お菓子だ!”としか思っていませんでしたけど、今思うと自分を楽しませてくれて、一人でも退屈しないようにと親が考えてくれていたなと愛を感じましたね。」

――創作活動に活きている部分はありますか?

星野「愛を受けて育ったから、“音楽”という明るいものが好きだったりとか、“寂しい”“切ない”と感じる居心地の良さもあるんだと思います。大きな愛を感じたから、そういうものを作り出したいと感じる性格になったのではないかなと。」

――幸せがそばに一日でも多くありますように…

星野「以前からそうなんですけど、森(圭介)さんからのまなざしがガチすぎて…(笑)ファンとして本当にありがたいんですけど、ずっと目が濡れてるんですよ(笑)あとでたくさんお話しましょうね!(笑)」

――麻生さんは?

麻生「3年前くらいに舞台をやっていて、しばらく家を空けたことがあったんです。大千秋楽が終わって新幹線で東京へ帰ってきたときに、夫と娘が改札のところで待っていて…!娘は一輪の花を持っていたんですけど、私を見つけたとたんに泣き出してしまって、それがすごくかわいかったんです。そうしてくれた夫にも感謝していますし、忘れられないですね。」