――男前な意見が出ましたね！星野さんはいかがですか？
星野「自分がいなくなったあとの世界はすごく見てみたいです。何千年もあととか、もしかしたら文明が一回なくなって、新しい命がまた生まれてるかもしれないですし。その先の人間なのか人間じゃないのか、知能を持った生命体とかが、土の中からブルーレイディスクを掘り出したりして（笑）そこでもしかしたら自分の音楽とかを見つけたりするかもしれないじゃないですか！とにかく僕たちがまったくいなくなったあとを見てみたいですね。」
――横で発見したときのリアクションも見てみたいと？
星野「とてつもなくくだらないビデオとか見つけちゃってたら、それはぜひ見たいですよね（笑）あとは実写映画を何かの記録映像として捉えたりとか、そういう勘違いもおもしろそうだなと！もしかしたら僕たちが見ている壁に描かれている絵とかも、おっさんが適当に描いたやつかもしれないですし（笑）そういうのを確かめてみたいです！」
――麻生さんはいかがですか？
麻生「自分が関係していなければ未来を見てみたいですが、子供を産んでからすごく臆病になったというか。子供に何かあったらとか、自分がいなかったらとかを考えるようになってしまったので、車が空を飛んでいたり、テクノロジーが発達していたり、そういう部分であれば見てみたいですね！でも単純にこの質問に答えるなら、過去のうちの母に会いたいです。」
――理由は？
麻生「うちの母は子供の頃すごく苦労したそうなんです。そのときの様子も見たいですし、何を考えていたのかとか話を聞いてみたいなと思いますね。」
――もっとお話を聞いていきたいところですが、お時間となってしまいました。最後に上白石さんと細田監督からご挨拶をお願いいたします。
上白石「先ほども言いましたが、本当にこの日のためにキャストとスタッフ全員で作った作品です。監督の絵のタッチからぜひ愛を受け取っていただきたいですし、過去や未来、いろんな方向にベクトルが向いたどの方でも楽しんでいただける映画になっていると思いますので、また違うお友達や家族を連れて、何度でも劇場に足を運んでいただけたら嬉しいです。今日は本当にありがとうございました。」
細田監督「今日は本当にありがとうございます。初日にこうして集まってくださる方々というのは、映画と特別な関係を持った方々なんじゃないかなと思います。他の機会に比べて、とにかく初日というのは映画にとって大きな瞬間ですし、そういう瞬間をみなさんと共有できて、本当に励まされるような思いです。この映画でみなさんと良い関係を築くことができたら幸いです。どうぞこれからよろしくお願いします。」
最後にさらに夏らしく、うちわを持ってフォトセッションを行い、イベントは終了しました。
映画『未来のミライ』は全国公開中です！
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『未来のミライ』ストーリー
とある都会の片隅の、小さな庭に小さな木の生えた小さな家。
ある日、甘えん坊のくんちゃん（４歳）に生まれたばかりの妹がやってきます。
両親の愛情を奪われ、初めての経験の連続に戸惑うくんちゃん。
そんな時、くんちゃんはその庭で自分のことを“お兄ちゃん”と呼ぶ、
“未来からやってきた妹、ミライちゃん”と出会います。
ミライちゃんに導かれ、時をこえた家族の物語へと旅立つくんちゃん。
それは、小さなお兄ちゃんの大きな冒険の始まりでした。
待ち受けるみたこともない世界。
むかし王子だったと名乗る謎の男や幼い頃の母、
そして父親の面影を宿す青年との不思議な出会い。
そこで初めて知る様々な「家族の愛」の形。
果たして、くんちゃんが最後にたどり着いた場所とは？
ミライちゃんがやってきた本当の理由とは――
上白石萌歌 黒木華
星野源 麻生久美子 吉原光夫 宮崎美子
役所広司／福山雅治
監督・脚本・原作：細田守
オープニングテーマ・エンディングテーマ：山下達郎
企画・制作：スタジオ地図
７月２０日(金) 全国東宝系にてロードショー！
©2018スタジオ地図
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