“役を生きた”キャスト陣の本気度に胸アツ!映画『走れ!T校バスケット部』プレミア試写会レポート

イベントレポート

西銘「志尊くん愛してます!」
監督も思わず感動な、胸アツエピソードとは!?

 

――みなさんはバスケは未経験ということでしたが、事前に3か月の特訓を受けて代役なしで演じられたそうですね…!試合のシーンで苦労したところはありますか?

佐藤「シュートするシーンだけじゃなくて、ドリブルして、パスして、シュートするっていう一連の流れで撮影していたので、一回シュートが外れてしまうと最初からその流れをすべてやり直さないといかなかったのが大変でしたね。みんな集中してやっていました。」

志尊「時間がない中で撮りきらなきゃいけないということで、そこはすごく団結できましたし、チームワークに繋がったと思います。」

――実際に合宿をしながらバスケが上達していったのでしょうか?

佐藤「撮影終わってからも、みんなで体育館でやりましたよね。」

阿見「めちゃめちゃ練習したもんね~!」

志尊「ちょっと待ってください、阿見さん練習しました?(笑)」

阿見「え?僕はみんなが練習してる中、コートの周りを走ってました(笑)」

鈴木「最初の課題が撮影までに走れるようになることっていう(笑)」

阿見「僕だけはじめは“T校マラソン部”でした(笑)」

――キャスト陣が代役なしで臨んだバスケシーンですが、監督がこだわった部分はありますか?

古澤監督「寛太が言ってくれたように、嘘のないプレーを撮りたかったんです。最初はみんなが未経験ということもあったので、シュートのシーンだけを切り取ってやろうとしていたら、みんなが(シュートのシーンの)前からできるからと頑張ってくれたり、試合のシーンでは時間がない中でも「僕らがプレーヤーとして納得できないからもう一回やりましょう」と言ってくれました。みんなは本当に大変だったと思うんですけど、“T校の部員”として頑張ってくれたので僕は監督として楽でした。ただ一つだけ大変だったのは、みんなどんどんうまくなっていく中で、佐野がいいプレーをしたときに佐野自身に戻っちゃうんですよ(笑)ニコッってこっち見て、“監督、できました!”みたいな顔をしてきて(笑)キャプテン役で自信満々なはずなんだから、もうちょっとどっしり構えてくれよっていう感じでしたね(笑)」

佐野「出ちゃいましたね~(笑)スリーポイントシュートをバンバン打つ役だったんですけど、やっぱり実際に決めるってすごく難しいんですよ。だから入ったときは佐野勇斗になっちゃいまして… 本当に喜んでしまって、何度か撮り直しさせていただいたところはあります(笑)シュートは一発で決まったのにリアクションで撮り直すという…(笑)」

西銘「はやてぃー、はやてぃー!それ、すごくいいことよ?だって監督が嘘の内プレーって言ってたじゃないですか。僕は2か月めちゃくちゃ練習して、バスケすごいうまくなったのに、初心者の役だから、撮影では嘘ばっかりの下手くそなレイアップシュートとかをしていて(笑)だから僕は2回苦労したんですよ!こんなうまくなって、下手くそなプレーをして、僕の2か月は何だったんだろうって…(笑)」

志尊「でも、駿は自分が(シュートを)決めるシーンがなくても、ずっと汗水垂らして練習しているのを、みんなが知っていたんです。大人組でごはんに行く機会も多かったんですけど、駿のシュートシーンを作ってほしいという話になって、生意気ながら監督に志願しに行きました。監督は「お前らが早く撮れるんであれば、その空いた時間で撮る」と言ってくださって、だったら僕らも頑張ろうという気持ちになりました。」

西銘「本当に志尊くん愛してます!ありがとうございます!なかったシーンを作ってくださって感謝しています。」

志尊「いやいや、そこは監督の寛大な心で…!」

古澤監督「でも逆にこっちが感動しました。みんなが“この現場はお仕事じゃなくてプレーヤーとして楽しむんだ”という気持ちで臨んでくれて、それはT校のテーマそのものだったし、役を演じたというよりも、役を生きてくれた感じがして、すごく嬉しかったです。」