筧監督から北山へ感謝のサプライズプレゼント!映画『トラさん~僕が猫になったワケ~』トラ泣き!御礼舞台挨拶レポート

イベントレポート

――ご覧になったみなさまからも本当にたくさんのメッセージが届いておりまして、公式Twitterで“私のお気に入りのシーン”を募集いたしました!一番多かったのは、寿々男と奈津子が最後に笑い合うシーン!そのときの撮影の裏話をお聞きしてもいいですか?

北山「どっちが先に笑いだすかっていう駆け引きがちょっとあったんですよね。僕はすごい覚えているんですけど、多部さんから笑いだしてくれたんですよ。たぶん彼女は全然覚えていないと思うんですけど(笑)実はそういう駆け引きが僕の中にあって、それを我慢しながらやりました。」

多部「駆け引きはまったく感じてなかったんですけど、私から笑いだした記憶もちょっと… ございません(笑)」

北山「もうずっとこの調子(笑)」

多部「あのシーンは最初に台本を読んだときに、なんで笑うんだろうって思いました。」

筧監督「僕も一番初めに見たとき思いました。」

北山「監督も!?」

筧監督「脚本家さんはまた別にいるからね。完成品になる何ヶ月か前にあのシーンが出てきて、もっと違う表現があるのかもと思ったけど、それは置いておいて、それ以外の部分を作っていったときに、そのシーンがヒットしてきたという感じです。」

――あともう一つ!スーパーに向かうときに歌う“炙りサーモンの歌”っていう(笑)

北山「炙りサーモンね(笑)」

筧監督「あれは“炙りサーモンの歌を歌いながらスーパーに行く”っていうのしか書いてなくて、確か僕がラップを入れようと提案しました。前半部分は北山くんが現場で言ってくれたから、共作したんでしたっけ?」

北山「朝現場に行ったら、監督がリリックを考えてくださっていて、僕は作曲というか(笑)二人の共作です!」

――多部さんはそのシーンがファーストシーンだったそうですね。

多部「私は初めての撮影日だったので、初めて猫姿を目にした日でした。忘れもしません…!」

北山「忘れもしません!?どういう意味でしょうか?(笑)」

北山、監督からのサプライズに「それはずるい!」感謝が詰まったプレゼントとは!?

――さて、本日は御礼舞台挨拶ということで、こんなものをご用意しました!題して特製トラ猫ケーキです!

多部「(笑)」

北山「これ金時!?」

――思ったよりリアルな感じですね!(笑)

多部「このあたりがすごい滑らか!」

北山「俺は目が飛び出てるのが気になる(笑)」

多部「これ金時も食べられるんですか?」

北山「食べられるんじゃない?これ食べられる系だよ!」

――あとでみなさん食べていただいて!多部さん、今回映画初出演にして初主演だった北山さんですが、主演ぶりを振り返ってみていかがでしたか?

多部「本当に素晴らしかったと思います。あの… こういう… なんて言うんだろう(笑)主役としていなきゃ、という自覚はおありだったんですか?」

(笑)

北山「いや、あるでしょ!」

多部「すごく現場を盛り上げようとしてくださっていたし、他のキャストの感想は…わからないですけど(笑)、こっちゃんも私も楽しい現場でした!そういう現場の空気感をつくってくださったのは、間違いなく北山さんだなと私は思います。スタッフの方含め、和やかに、穏便に、撮影を終えることができ、こうして公開することができ、それも北山さんのおかげだなと…!」

北山「公開は決まってたよ!?」

多部「監督、私の言ってることわかりますよね!?(笑)」

筧監督「90%わかります!」

――北山さんが素晴らしいのは、映画のプロモーションとして受けられた取材や番組出演などメディアの数が100媒体を超えており、筧監督とは全国行脚ということで、5か所・全10回の舞台挨拶、2日間の総移動距離が2732kmと、初主演ながら撮影当日から本日まで本作の座長をしっかり務めてくださいました!そんな北山さんに、サプライズで筧監督からお手紙を書いてきていただきました…!

北山「えぇっ!嘘~!」

筧監督「手紙を書いてきました。夜なべして(笑)じゃあ、読みます。」

手紙には「『トラさん』の主演を担ってくれてありがとう」「最初から最後まで前向きに取り組んでくれたこと、本当に感謝しています。」「北山くんは自分の頭の中に演出家を持っている俳優さんです。良い俳優さんは皆、頭の中に小さい演出家を抱えています。つまり“リトルみっくん”です。その“リトルみっくん”をこれからも大切に育てていってください」といった言葉が並び、主演を務めた北山さんへの労いや、今後の俳優としての活躍に期待を込めたメッセージが贈られました。