ページをめくる手が止まらない。謎解き重視のミステリー小説5選

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思わず引き込まれて、ページをめくる手がとまらない!
そんな謎解き重視のミステリー小説を5選を集めてみました。

ミステリーのスタンダード「オリエント急行殺人事件」


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数日がかりでヨーロッパを走り抜ける豪華寝台列車、オリエント急行。さまざまな国の客が乗り合わせたその日の列車は、雪の中で立ち往生してしまいます。しかも車内で殺人事件まで起こる始末。殺されたのは、金持ちのアメリカ人男性。たまたまこの列車に乗っていた名探偵ポアロは、事件を調査することに。犯人は乗客の誰かにまちがいない。ところが全員にアリバイがあるのでした。果たしてポアロの推理は…というストーリー。
ミステリーと言えば「オリエント急行殺人事件」ともいえる今作は、その後のたくさんの推理小説の中に今作のトリックが模倣されるなど、推理小説の教科書ともいえる作品です!

「すべてがFになる」


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ドラマ化もされた「すべてがFになる」。14歳のとき両親殺害の罪に問われ、外界との交流を拒んで孤島の研究施設に閉じこもった天才工学博士、真賀田四季。教え子とともに島を訪ねた大学助教授、犀川創平は、外部との交信を断っていた博士の部屋に入ろうとします。その瞬間、進み出てきたのはウェディングドレスを着た女の死体。そして、部屋に残されていたコンピュータのディスプレイに記されていたのは「すべてがFになる」という意味不明の言葉…。というストーリーです。
登場人物の感情の移り変わりというよりは、トリックや理論に特化した作風で、Fというワードにも思わずうなる展開です。

宮部みゆきの人気作「火車」

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休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことに。徹底的に足取りを消して、自らの意思で失踪した彰子は、なぜそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか。いったい彼女は何者なのか。山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作です。
トリックや謎解きにあっと驚かされるだけでなく、悲しい読後感を味わえる今作は、宮部みゆきの代表作とも言われているほど。

見事にだまされる「十角館の殺人」


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十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を訪れた大学ミステリ研の七人。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したといいます。やがて学生たちを襲う連続殺人は、ミステリ史上最大級の、驚愕の結末へと向かいます。87年の刊行以来、多くの読者に衝撃を与え続けた名作、ミステリー小説です。
だまされた!と世界がひっくり返るような文章の巧みさは、「十角館の殺人」ならではです。

「容疑者Xの献身」


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ガリレオシリーズで映画化もされた「容疑者Xの献身」。天才数学者でありながら不遇な日日を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていました。彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、二人を救うため完全犯罪を企てます。しかし、皮肉にも、その謎に挑む事になったのは、石神のかつての親友である、物理学者の湯川学だったというストーリーです。直木賞も受賞したこの作品は、完成度の高い凄まじいトリックと、純愛といった2つの要素が見事にからみあった作品です。石神の悲しいまでの献身に胸が熱くなるミステリー小説です。

思わず引き込まれてしまう、謎解き重視のミステリー小説いかがでしたか?
たくさんのミステリー小説に触れて、毎日にスパイスを感じてみて下さい!