読むと「こんな恋がしてみたいな~」と感じる、雰囲気がおしゃれで、シチュエーションに思わず憧れてしまうような恋愛小説を集めました。たまには、こんな小説を読んで、恋する気分を味わってみてはいかがでしょうか。
村山由佳の人気シリーズ!「おいしいコーヒーのいれ方」
村山由佳原作のおしゃれ恋愛小説です。いとこと同居することになった勝利は、年上のかれんに惹かれていきますが、2人の距離感は付かず離れずで、絶妙。読者はいつくっ付くのかと、あやふやな関係性にドキドキ、もどかしさが楽しめる小説です。かれんは透明感ある魅力を炸裂させ、無意識に年頃の男の子である勝利をほんろうします。そしてこの小説を読んでいると、おしゃれな喫茶店へ行って、マスターがじっくり入れてくれた美味しいコーヒーが飲みたくなってきます。
切なくて甘い恋!「百瀬、こっちを向いて。」
大人気作家乙一が別名義で描いた作品です。登場人物は地味な男子ノボル、スポーツマンの宮崎、お金持ちのお嬢様神林、明るい女子百瀬の4人。イケメンでモテる宮崎は、ノボルの先輩でそして、実は神林と百瀬の2人と付き合っている二股男です。しかしこのことを隠すために宮崎はノボルに協力を頼みます。ノボルは宮崎に利用される形で、自分が百瀬と付き合っているという嘘をつき、4人はダブルデートをすることになります。
映画化もされた人気作品!!
嘘で付き合っているうちにノボルは本当に百瀬に心を惹かれるようになり、二人はそれなりに仲良くなりますが、百瀬からの気持ちが分かりません。また、二股男宮崎は、神林と百瀬のどちらを選び、その将来はどうなっていくのか、展開がとても気になる小説なので、つい一気読みしてしまいます。切なくてもどかしくて、ちょっとややこしい三角関係のストーリー。4人のそれぞれの思いが見事に描かれていて、読み応えがありますよ。
挿絵も綺麗!ライトノベルだからさらりと読める「植物図鑑」
出典:http://webstagrammy.com/gun_takumi
作者はラブストーリーの名手有川浩で、この本は80万部以上を売り上げ、3代目JSBの岩田剛典で実写映画化も予定されている作品です。
雑誌「ダ・ヴィンチ」の有川浩特集で、好きなカップル2位に選ばれた二人!
さやかの家に転がりこんできた不思議な青年イツキとの、ハートフルなラブストーリーで、タイトルのとおり、植物関係の小ネタも満載です。イツキは手料理でふきのとうの天麩羅やツクシの煮物などをさやかにふるまうのですが、その道端野草レシピが、とっても美味しそうに思えてきて、素敵です。そして本を読み終わったら公園へ植物を探す散策に行きたくなりますよ。
最近はやりのシチュエーションが舞台!「ルームシェア・ストーリー」
日本ラブストーリー大賞を受賞した宇木聡史の作品です。恋人ではない2人の男女、我儘な美央と心やさしい陸がほのぼの楽しいルームシェア生活をするという、憧れのシチュエーション。友人以上、恋人未満の二人がなにげない毎日を送りながらも、知らず知らず惹かれあっていくのが読んでいて楽しい王道恋愛小説です。
なぞ解き風恋愛小説!「陽だまりの彼女」
松潤と上野樹理の売れっ子コンビで実写映画化された人気小説です。小説ならではの手法を上手に使い、伏線を張り巡らせその謎が回収されていくので、最後には読者をあっと言わせる読んで楽しい作品でした。浩介は昔なじみの真央に再開し、2人は付き合い始めるのですが、真央は、浩介には言えない秘密を持っていました。記憶障害を持っていたり、脱毛してしまったり激やせしていく真央が心配になり、その抱える秘密がなんなのか、とてもきになるなぞ解き風ラブストーリーでした。