就寝前のひと時を、本の世界に浸って1日の疲れを癒しませんか？今回は男性作家の中から、恋や冒険など様々なジャンルの癒し小説をご紹介します。
直木賞受賞の冒険ファンタジー「遠い海からきたCOO」著：景山民夫
6000万年以上も昔に絶滅した恐竜・プレシオザウルスの子供を見つけた少年・洋介と、その家族や仲間の冒険を描いたファンタジー作品です。
洋介とプレシオザウルスの子供COOの友情、そして彼らの冒険は私たちをワクワクさせ童心に帰らせてくれます。疲れた心にじんわりと染み渡る作品です。1993年にはアニメーション作品として映画化もされました。
実在する喫茶店をモチーフにした物語「虹の岬の喫茶店」著：森沢明夫
おばあさんが切り盛りする喫茶店が、舞台の小説です。おばあさんは喫茶店に集う人に、その時々にあった音楽をかけて、彼らの心を癒していきます。作中に出てくる音楽を聴きながら海辺の喫茶店を想像して読み進めれば、おばあさんが心の疲れを優しく癒してくれるでしょう。
素敵で切ない恋のお話。「陽だまりの彼女」著：越谷オサム
物語は「僕」がかつて「学年有数のバカ」と称された幼なじみと、10年ぶりに再会したところから始まります。デキる女へと変貌した彼女の10年に、いったい何があったのか？謎を追ううちに物語は前代未聞のハッピーエンドへと向かい始めます。
誰かを好きになった時のきらきらが、たくさん詰まった作品です。
東野圭吾の真骨頂「容疑者Xの献身」著：東野圭吾
福山雅治主演で映画化された本作品は、深い愛についての物語です。主人公・湯川と数学の天才・石神の推理合戦から感じられる湯川と石神の友愛。そして石神から愛した女への純愛。この物語は様々な愛に満ち溢れているミステリー作品です。トリックの完成度は高く、東野圭吾作品の中でも直木賞を受賞するなど高い評価を受けています。
これぞブリティッシュ・ジョーク！「銀河ヒッチハイクガイド」著：ダグラス・アダムス
SF史に燦然と輝くおバカSF、と評される本作は、本場のブリティッシュ・ジョークをこれでもかと盛り込んでいるSF小説です。個性豊かな登場人物や、奇想天外な宇宙の常識から繰り出されるブリティッシュ・ジョークには、思わず笑ってしまいます。もともとラジオドラマの脚本として書かれている本作は、テンポよく読めるので就寝前の読書にピッタリです。
就寝前におすすめの小説～男性作家編～いかがでしたでしょうか。
お気に入りの1冊を見つけて、ゆっくりと自分だけの世界に浸ってみては？
